スーパーの店頭でよく見かける「ヤクルト」と「ピルクル」。
見た目も色もそっくりで、違いがよく分からないからと、ついつい値段の安い方を選んでしまっていませんか?
どちらも小さな容器に入ったおなじみの乳酸菌飲料ですが、実は味や価格、配合されている乳酸菌の種類などにそれぞれ特徴があります。
今回は、気になるヤクルトとピルクルの違いから、それぞれの誕生秘話、そしてあなたにぴったりの選び方まで詳しく解説していきます!
ヤクルトとピルクルの違いを徹底比較!味・値段・成分から選ぶポイント

ヤクルトとピルクルにはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは「味」「値段」「成分・効果」「内容量」「入手のしやすさ」の5つの項目に分けて比較していきます。
1. 味
- ヤクルト: ねっとりとしていて舌に残りやすく、濃いめの味わいで甘味が強い
- ピルクル: 舌触りがさらっとしていて、甘みもありつつ後味のすっきり感が強い
実際に飲んでみても、ピルクルはしっかりとした甘みがありながらも後味がすっきりとしています。
表にして見比べてみても、風味の面で大きな優劣の差はありません。
味覚の好みは人それぞれですが、生きた乳酸菌が含まれている商品は時間が経つとわずかな酸味を感じることがあるため、どちらも少しの酸味覚える場合があります。
2. 値段
- Newヤクルト(1本65ml): 44円
- ヤクルト1000(1本100ml): 143円
- ピルクル(1本65ml): 約35円
価格面を見るとピルクルの安さが際立っており、値段で選ぶならピルクルがおすすめです。
なお、ヤクルト1000については「乳酸菌シロタ株」がヤクルト史上最高密度で配合されているため、価格が少し高めに設定されています。
3. 成分・効果・乳酸菌の数
- Newヤクルト: 乳酸菌シロタ株 200億個(特定保健用食品)
- ヤクルト1000: 乳酸菌シロタ株 1000億個(機能性表示食品)
- ピルクル: 乳酸菌NY1301株 400億個(特定保健用食品)
1本あたりにこれだけの乳酸菌が含まれています。
ヤクルトの「乳酸菌シロタ株」は生きたまま腸内に届いて腸内環境を改善し、おなかの調子を整えてくれます。
また、ヤクルト1000にはストレス緩和や睡眠の質を向上させる効果も期待されています。
一方のピルクルに含まれる「乳酸菌NY1301株」も、生きたまま腸に届くことが可能なため、同様に腸内環境を整えてくれる心強い味方です。
全体的な効果としては、どちらも大きな違いはありません。
4. 内容量とカロリー
- Newヤクルト: 65ml ・ 50kcal
- ヤクルト1000: 100ml ・ 63kcal
- ピルクル: 65ml ・ 42kcal
内容量自体は同等ですが、カロリーはピルクルの方が低くなっています。
100ml換算で考えるとヤクルト1000が最も低カロリーになりますが、毎日1本続けるという点を考慮すると、カロリー面だけで選ぶならピルクルがおすすめと言えそうです。
5. 入手のしやすさ
- Newヤクルト・ヤクルト1000: スーパーなどの小売店や、専用の訪問販売
- ピルクル: スーパーやコンビニなど
ヤクルトはスーパー等でいつでも購入できるほか、訪問販売を利用できるメリットがあります。
ピルクルもスーパーやコンビニで広く販売されており、いつでも購入が可能です。
入手のしやすさに関しては大きな違いはありませんが、ヤクルトの人気商品などは種類によって品切れになる場合もあるため注意しましょう。
ヤクルトとピルクルをもう少し紐解こう

ここでは、ヤクルトとピルクルそれぞれの誕生の歴史や、商品に込められた想いについてもう少し詳しく紐解いていきます。
ヤクルトの歴史と想い
ヤクルトの歴史は古く、1935年に福岡市で製造と販売が開始されました。
現在ではおなじみの小さなプラスチック容器ですが、1950年代前半までは瓶で販売されており、プラスチック容器に変更されたのは1968年のことです。
1964年頃からは海外への進出も始まり、2015年までに32の国で販売されるなど、世界中で愛される飲料となりました。
ヤクルトを開発したのは、医学博士の代田稔(しろたみのる)さんです。
代田博士は、衛生状態の悪さから感染症にかかり、命を落とす子どもたちを目の当たりにし心を痛めていました。
そこで、病気になってから治療するのではなく、「病気にならないようにする」予防医学を志し、微生物の研究を始めました。
その研究の過程で、乳酸菌が腸内の悪い菌を抑えることを発見。
さらに、この乳酸菌を強化培養することに世界で初めて成功しました。
「1人でも多くの人々に摂ってもらいたい」という想いから、代田博士は安くて美味しい乳酸菌飲料として製品化し、1935年にヤクルトを完成させたのです。
ヤクルトには、「世界の人々の健康を守りたい」という、開発者の切実な願いが込められています。
ピルクルの歴史とネーミングの由来
一方のピルクルは、日清食品グループから販売されている乳酸菌飲料です。
現在主流となっている65mlサイズが発売されたのは1994年1月からですが、実はそれ以前の1993年9月から1000mlサイズが先行して販売されていました。
1000mlサイズが一番最初に発売されたのには理由があり、当時としては画期的な乳酸菌飲料を開発するため、半年以上の期間をかけ、200種類以上の試作を繰り返した末に誕生した商品でした。
ピルクルの開発に携わった研究員は、昭和中期という時代背景の中で、お腹いっぱいになるまで食べることが難しく、乳酸菌飲料=飲み物ではなくおやつというイメージで飲む機会が少なかった経験から、その美味しさに感動し「思い切り飲んでみたい」という強い想いを抱くようになったそうです。
1993年3月に研究を開始し、同年9月に【ピルクル】と命名され発売が開始されました。
ピルクルという商品名は、当時の社長が名付けたものです。
ネーミングにこだわりのあった社長は、当初「ピカって名前はどう?」と提案したそうですが、社員の反応は芳しくなく、ショックを受けたというエピソードも。その後紆余曲折を経て、【ピルクル】という名前が決定しました。
この名前の由来は、1620年にイギリスから自由を求めてメイフラワー号でアメリカに渡った人々のことを指す【ピル・グリム・ファーザーズ・クルー】に関連しています。
この一行を略して【ピルクル】とし、『お客様がいつもフレッシュで健康な日々を送られるよう』という願いを込めて名付けられたそうですよ。
結局どっちがおすすめ?

ヤクルトとピルクルの特徴を比較してきましたが、結局のところ自分にはどちらが合っているのでしょうか。
それぞれの製品がどのような方におすすめなのかをご紹介します。
ヤクルトがおすすめな方
- 買い物に行く手間を省きたい方
- 研究データなどを重視したい方
ヤクルトはスーパーなどでいつでも購入できるほか、専用の訪問販売を利用できるため、買い物の手間を減らしたい方には非常に便利です。
さらに、ヤクルトに含まれる「乳酸菌シロタ株」には膨大な研究データがあり、その健康効果がしっかりと実証されています。
価格よりも品質や信頼性の高さを重視したいという方は、ヤクルトを選ぶのがベストです。
ピルクルがおすすめな方
- 価格を重視する方
- スッキリとした後味が好みの方
ピルクルはヤクルトに比べてより手頃な価格で販売されているため、毎日の健康習慣としてコストを抑えたい方にはぴったりです。
また、飲んだ後の爽やかな後味が好みという方も、ピルクルを選ぶことで毎日の楽しく美味しい習慣にできるでしょう。
まとめ:ヤクルトとピルクルの特徴を知って、自分にぴったりの健康習慣を始めよう!

ここまで「ヤクルト」と「ピルクル」の違いや歴史、そしてそれぞれにおすすめな人をご紹介してきました。最後に、両者のポイントを振り返ってみましょう。
- 味や価格の違い
- ヤクルトは濃いめの味わいで甘味が強く、ピルクルは甘みがありつつも後味のすっきり感が強いのが特徴です。
- 価格面ではピルクルがより手頃で、毎日続けやすいコストパフォーマンスの高さが魅力となっています。
- 歴史と開発に込められた想い
- ヤクルトは1935年に誕生し、代田稔医学博士が「世界の人々の健康を守りたい」という予防医学の願いを込めて開発しました。
- ピルクルは日清食品グループから発売され、開発者たちの「思い切り飲んでみたい」という情熱と、『お客様がいつもフレッシュで健康な日々を送られるよう』という願いから名付けられました。
- どちらを選ぶべき?
- ヤクルトがおすすめな人: 訪問販売を利用して買い物の手間を省きたい方や、膨大な研究データに裏付けられた「乳酸菌シロタ株」など品質・信頼性を重視したい方。
- ピルクルがおすすめな人: 毎日のコストを抑えて価格を重視したい方や、スッキリとした後味が好みの方。
どちらの乳酸菌飲料も、私たちの毎日の健康を支えてくれる心強い味方です。
ご自身のライフスタイルや好み、予算に合わせて、ぴったりの一本を選んでみてくださいね。


