バナナの皮には毒性があるの⁉バナナの皮の成分や効果を徹底解説!

机に置かれたバナナ食品
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スーパーなどで簡単に手に入る、子供も大好きなバナナ。

甘くて値段も他の果物に比べると安めの果物なので、家計も助かりますよね。

私自身も好きな果物の1つですが、息子もバナナが好きで毎朝食べています。

でも、こんな噂があるってご存知ですか?

その噂というのが、バナナの皮には毒性があるという噂です。

えっ!?でも、皮に毒って中身は大丈夫?

こんな事を聞いてしまうと、いろいろと気になってしまいますよね。

ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。

この記事で分かる事!
  • バナナの皮には毒があるのか
  • バナナの皮に含まれる成分や栄養
  • バナナの皮の味
  • バナナの皮を使ったレシピ

本当に皮に毒性があるとするならば、中身は大丈夫なのでしょうか?見ていきましょう!

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本当にバナナの皮には毒があるの?

4本くっついているバナナ

それではまず最初に、バナナの皮の毒性についてお伝えしていきたいと思います。

結論から申し上げますと、バナナの皮に毒性はありません。

よかった~!でも、どうしてこんな噂が出るの?

バナナの皮については、いろいろな噂が流れています。

  • 幻覚作用がある【ブフォテニン】が少量含まれているため、皮を食べてはいけない
  • 皮を黒く焼くとブフォテニンが抽出出来る
  • バナナの皮を食べるとガンになってしまう

このような噂が流れていますが、全部ウソです!

バナナの皮にブフォテニンが含まれているという噂が広まったキッカケですが、1967年【Berkeley Bard】という新聞には、このように書かれていました。

『バナナの皮には、バナナジンと言われる向精神物質が含まれている』と。

冗談で書いたつもりが、人々はこの言葉を信じきってしまい上記のような噂が出回ってしまったのです。

そして、もう1つのバナナの皮を食べるとガンになるという噂のキッカケは、ポストハーベスト農薬が原因となってガンになるというのが広まったためとなっています。

もちろんこの噂もウソです。

ポストハーベスト農薬:輸入作物に使用されている防カビや防虫剤の事

農作物を輸入する際は、基本的に船で運ばれてくる事が多いです。

ですが、海の上は湿気などが多いため雑菌などが繁殖しずらい分、カビが生えやすい状況となっています。

カビが生えないように予防法として、ポストハーベスト農薬を散布してから船は出発します。

そのポストハーベスト農薬が、バナナの皮に残り「ガンになる」という噂が出てきてしまったのです。

ですが、日本では輸入作物の安全基準がきちんと定められています。

ですので、ポストハーベスト農薬を一定以上の濃度で使用されていると検査で引っかかり、引っかかった物は、港で廃棄処分となります。

いろいろな噂が出回ってしまっているため、「バナナの皮に毒がある」といった変な噂が出てきてしまいました。

ですが、バナナの皮には毒性は一切ありませんので、ご安心を!

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バナナの皮にはどういった成分や栄養が?

白い丸皿に乗った1本のバナナ

バナナの皮には毒性がない事が分かったので、次にバナナの皮に含まれる栄養などを見ていきたいと思います。

実はバナナの皮には、たくさんの栄養素が含まれているのです。

  • ビタミンA
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • ビタミンC
  • マグネシウム
  • カリウム
  • 不溶性食物繊維

これだけではなく、なんとバナナの皮にはダイエット効果も期待されるのです!

バナナの皮には、【ビタミンA】【ビタミンB群】などの、抗酸化作用を持つ成分が多く含まれています。

ですが、それだけではありません。

実はバナナの実よりもバナナの皮には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれているのです。

食物繊維も含まれている食材ですが、少しの量でも満腹感を得る事も出来るのでダイエット効果が期待されるのです。

さらには、コレステロールを下げてくれる効果もありますし、バナナの皮に含まれているカリウムには、運動効果を高めてくれる働きもあります。

バナナの皮といえば黄色ですが、ダイエット効果を高めたいという方は青色の皮がおすすめです。

どうして青色の皮がいいの?

青色の皮がいい理由としては、青色の皮には【プロバイオティクス】という成分が含まれています。

プロバイオティクスという成分は、腸内フローラのバランスを整えてくれる働きがあります。

このプロバイオティクスが働いてくれるおかげで、減量しやすくなると言われています。

また、【耐性デンプン】も多く含まれており、この成分が含まれているおかげで、脂肪燃焼を助けてくれるといった働きもあるそうです。

バナナの皮にはたくさんの栄養が含まれており、なおかつダイエット効果にも期待出来る優れた食材となっています。

ちなみに、バナナの皮に含まれる栄養素について、簡単にご紹介しておきます。

ビタミンA

ビタミンAは、肌のターンオーバーを保ってくれて、コラーゲンなどの成分を生成する働きがあります。

肌が乾燥して荒れやすくなったという場合は、ビタミンAが不足している証拠です。

ですので、肌の調子が悪い時はビタミンAを摂るようにするといいでしょう。

ちなみに、ビタミンAは摂りすぎてしまうと副作用が出てしまう事もあるので、過剰に摂取しないようにしましょう。

ビタミンB6

ビタミンB6は、皮膚や髪の毛、歯などを維持する効果があります。

また、内臓脂肪の蓄積予防にも効果を発揮する成分です。

免疫機能の調節や貧血、肌荒れ予防にも効果があるとされている成分で、「栄養が足りてないかも…」と思う方はバナナを皮ごと食べるといいでしょう。

ビタミンB12

ビタミンB12は、ヘモグロビンの生成を助けてくれる働きがあります。

ビタミンB12が不足してしまうと、貧血になったり認知機能が低下する恐れがあります。

ビタミンC

ビタミンCは、コラーゲンを作り出すのに必要な栄養素です。

肌の調子を整えてくれるだけではなく、シミを防いでくれる事で有名な栄養素。

それだけではなく、ストレスや病気に対する抵抗力を強めてくれる働きもあります。

また、ガンや動脈硬化を予防してくれる効果にも期待されている栄養素です。

過剰に摂取したとしても、尿などで排出されるので副作用もありません。

マグネシウム

マグネシウムは、酵素の働きを助けてくれる栄養成分となっています。

血管を拡張させて血圧を下げる働きもあり、血栓を作りにくくしてくれる働きもあります。

また、便秘を防ぐ効果も期待出来ます。

カリウム

カリウムは、体の浸透圧の調整に役立ってくれるミネラルの一種。

カリウムと水分を一緒に摂る事で、便秘改善に効果的とされています。

筋肉の働きもスムーズにしてくれるので、脂肪燃焼を助けてくれる働きもあります。

カリウムを摂る事で、むくみも改善されるので痩せやすい体になります。

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維とは、水に溶けない食物繊維の事を言います。

便秘の解消や抑制にも繋がりますし、腸内環境を整えてくれて、いろいろな病気を予防してくれる働きがあります。

バナナの皮ってどんな味なの?

赤い眼鏡をかけたスーツの女性がパソコンを見て悩んでいる様子

バナナの皮に毒性が無いと分かっていても、実際に食べるとなると…ちょっと気が引けますよね。

でも、どんな味がするのか気になりますよね。

「バナナの皮」についての声をちょっとまとめてみました。

  • 子供の時に食べてみたけど渋かったし、歯に膜が張った感じがあった
  • 皮を生で食べる…無理
  • 猿でも実しか食べないから、皮は美味しくないはず

やはり皮に対してのイメージは、だいぶ低めとなっています。

私自身も、皮を食べても問題無いと分かっていたとしても、いざ食べようという気にはなかなかなれません。

アレンジすれば何とか食べられますかね?

ということで、バナナの皮を使ったレシピを最後にご紹介したいと思います。

バナナの皮を使ったレシピ

3種類のスムージーとバナナやパプリカなどの色とりどりの野菜

それでは最後に、バナナの皮を使ったレシピをいくつかご紹介したいと思います。

バナナスムージー

バナナを皮ごとミキサーなどにかけて、スムージーにします。

バナナの栄養を無駄にする事なく、全ての栄養を摂取する事が出来ます。

油で揚げる

バナナの皮にカレー粉をまぶして、パン粉などをつけて揚げるだけの料理です。

油で揚げる際は、収穫されたばかりの国産バナナを使う事をおすすめします。

皮ごと焼く

この料理を作る場合は、焼く前に切れ目を入れておくのがポイント!

その切れ目に、バターや板チョコを挟んでから、グリルなどで焼きましょう。

皮ごと焼くのであれば、日にちが経った熟したバナナがおすすめです。

このようなレシピがあるので、ぜひ作ってみてください。

ちなみに品種によっては、皮ごと食べられるバナナの品種も販売されております。

ぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

店先に並んだたくさんのバナナ
  • バナナの皮に毒性は一切ない
  • バナナの皮には栄養が豊富で、ダイエット効果も期待出来る
  • ダイエット効果を高めたいのなら、青色の皮のバナナを

ということで今回は、バナナの皮についてお伝えしてきました。

毒性との噂がありましたが、毒性は無いという事で安心しましたね。

ですが、バナナの皮が食べられると分かっても、やはりためらってしまいますが、ここでご紹介したレシピなどで調理してみてくださいね。

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