甘酸っぱくて子供からの人気も高いいちご。
私もよく買って食べてます。
甘酸っぱくて美味しいのですが、いちごの難点は…傷みやすいところ。
買う際は傷んでないかよく見て買うものの、いざ食べようという時に傷んでいる事が多々あります。
「もう少し日持ちしてくれればいいのに」…と思ったりもします。
よくいちごを買う身としては、正しい保存方法を知っておきたいと思ったのです。
という事で今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- いちごは冷凍保存が出来るのか
- いちごを保存させる際のポイント
- いちごを保存させる方法と期間
- おすすめの食べ方
- おすすめのレシピ
いちごを日持ちさせるポイントを抑えて、いちごが傷まないようにしましょう。
いちごの冷凍保存は可能か?
まず初めに、いちごは冷凍保存出来るのかについてお伝えしていきたいと思います。
結論から申し上げますと、いちごは冷凍保存が可能です。
冷蔵庫で保存していたとしても、5日~1週間ほどしか日持ちしません。
いちごが安売りしていると、2パックほど買うという方もいるでしょう。
ですが、いちごは傷みやすいので大量に買ってすぐに食べないという場合は、腐らせないためにも冷凍保存がおすすめです。
常温や冷蔵庫で普通に保存するよりも、冷凍保存しておけば日持ちする期間を長くする事が可能なのです。
いちごは、冷凍するとビタミンなどの栄養の損失を防ぎ、細胞が壊される事によって柔らかくなります。
柔らかくなったいちごは、加工しやすくなるのでジャムなど作る際にとっても便利です。
ビタミンの損失を防ぐだけではなく、いちごに含まれる糖度で疲労回復にも期待出来ますよ。
いちごを冷凍保存させる際のポイント
冷凍保存しても美味しさは、保っておきたいですよね。
いちごを冷凍保存する際のポイントを抑えておきましょう。
ポイントは全部で4つです。
- 小分けしてから冷凍保存する
- 空気に触れないようにする
- 急速冷凍する事
- 傷んでいる部分は取ってから保存する
この4つのポイントについて、もう少し見ていきましょう。
小分けしてから冷凍保存する
ラップなどで小分けにしてから冷凍保存するのがおすすめです。
小分けにする理由としましては、使いたい時に使いたい分だけ取り出せるから。
解凍してしまったいちごを再び冷凍保存するのは、おすすめ出来ません。
その理由としては、いちごが劣化してしまったり傷んでしまうといった原因に繋がるからです。
空気に触れないようにする
ラップなどで包んだ後は、ジッパーが付いている密閉性が高い袋などに入れるようにしましょう。
その時に、しっかりと袋の中の空気を抜く事を忘れないようにしてください。
空気を抜いて冷凍保存する事で、冷凍焼けを防ぐ事が出来ます。
急速冷凍する事
急速冷凍する事で、食材の細胞が傷つきやすいと言われている温度(-1℃~-5℃)の時間を短く出来ます。
食材というのは冷凍する際、内部の氷の結晶が膨張し傷ついてしまうのです。
特に-1℃~-5℃という温度で、氷の結晶が大きくなると言われています。
傷つきやすい温度の時間を短くする事で、細胞の傷つき度を低くする事が可能です。
急速冷凍する際は、金属製のトレイなどを使うと時間も短く出来るので、急速冷凍を行う際は金属製のトレイを用意しましょう。
傷んでいる部分は取ってから保存する
冷凍したいちごを解凍すると、柔らかくなりとても扱いにくいものとなります。
ですので、傷んでいる部分があるいちごは冷凍する前に、傷んでいる部分を取り除きましょう。
その時、ヘタも一緒に取っておく事を忘れないでくださいね。
万が一、いちごが乾燥し始めていたら、傷んでいる部分を取り除く前にレモン水に浸しておきましょう。
時間の目安は、10分ほどで大丈夫です。
レモン水を使う理由は、レモンに含まれている【酸】に理由があるのです。
レモンに含まれている酸には、いちごの色を鮮やかにしてくれる働きがあります。
さらに、柔らかくなってしまった表面の細胞を引き締めてくれる働きもあるので、レモン水がおすすめなのです。
このやり方をした際は、周りに付いている水分が結晶化しないようにするためにも、しっかりと拭き取る事をお忘れなく。
これらが冷凍保存する際のポイントとなります。
いちごを冷凍保存する際の方法と期間
続きまして、いちごの正しい保存方法と保存期間についてお伝えしていきたいと思います。
いちごを丸ごと冷凍保存する場合
- ヘタがついたままの状態で水で洗う
- いちごについている水分を拭き取る
- ヘタを取る
- 保存袋に砂糖をまぶしておく
- いちご同士が重ならないように並べる
- 空気を抜いて密閉し、急速冷凍する
いちごを丸ごと冷凍保存する場合は、この手順で行ってください。
砂糖をまぶす理由としては、いちごは凍らせると甘味が落ちてしまいます。
甘味がないいちごは美味しくないので、砂糖をまぶしてから袋に入れるようにしましょう。
砂糖をまぶすだけで、解凍しても美味しいいちごが食べられます。
また、いちごの表面に砂糖がついている事で、いちご同士がくっつかなくなります。
いちごを潰してから冷凍保存する場合
- ヘタがついた状態で水で洗う
- いちごについている水分を拭き取る
- ヘタと傷んでいるところを取る
- 保存袋に入れる
- 袋の上からいちごを潰す
- 冷凍庫に入れて2~3時間経った頃に1度取り出す
- 箸などを使って袋の上から小分けになるように区切りをつけて再び冷凍庫に入れて凍らせる
いちごが傷んでいる場合、傷んでいる部分を取り除くのですが、その切り口部分から結晶化が始まってしまいます。
そういったいちごの場合は、丸ごと冷凍保存するのではなく潰して冷凍保存するようにする事をおすすめします。
箸などを使って小分けにする事で、使いたい分のいちごを取り出せるので便利ですよ。
いちごを冷凍保存する場合は、このような手順で行いましょう。
冷凍いちごの保存期間
冷凍したいちごの保存期間は、1~2ヶ月ほどを目安にしましょう。
いちごの保存期間としては、長く感じます。
冷凍保存しているとはいえ、酸化や劣化は少しずつ進んでいます。
ですので、保存期間内であったとしても、なるべく早めに食べる事をおすすめします。
冷凍いちごのおすすめの食べ方
続きまして、冷凍したいちごの解凍方法やおすすめの食べ方についてご紹介します。
冷凍したいちごのおすすめの食べ方は、そのまま食べる事!
完全に凍らせてしまったいちごは、解凍してしまうと水分が抜けてしまい感触・舌触りが悪くなってしまいます。
解凍しないで食べると、いちごシャーベットのような食感を楽しむ事が出来ますので、そのまま食べるのがベストです。
そのまま食べるのがベストですが、ジャムなどに加工してもいいですね。
ジャムの作り方
材料 | |
冷凍いちご | 100g |
砂糖 | 50g |
レモン汁 | 小さじ1/2 |
~作り方~
- 鍋に冷凍いちごと砂糖、レモン汁を半分入れて中火にかける
- 沸騰したら弱火にし、かき混ぜながら煮詰めていく
- 鍋底に線が書けるくらいの固さになった時に、残りのレモン汁を入れて混ぜる
この手作りジャムのポイントは、レモン汁を2回に分けて入れる事です。
レモン汁を入れて煮詰めると、ペクチン(レモンに含まれている成分)が砂糖といちごの酸に反応します。
そうする事でジャムにとろみが生まれるのです。
そして、最後にレモン汁を入れる事で、色鮮やかなジャムとなります。
そのままで食べるか?加工して食べるか?あなたは、どちらが好みでしょうか。
ぜひ手作りジャムも美味しいので、作ってみてくださいね。
冷凍いちごを使ったおすすめレシピ
最後に、冷凍いちごを使ったおすすめレシピをご紹介したいと思います。
冷凍いちごのアイス
~作り方~
- いちごを冷凍する(カットしてから冷凍しておくと〇)
- 冷凍したいちごをバーミックスで潰す
- 半分ぐらい潰れたところで、アイスを入れて混ぜ合わせる
とっても簡単にいちごアイスが出来ちゃいます。
いちごの香りと、いちごの味を楽しめる一品となっています。
冷凍いちごのスムージー
材料(1人分) | |
冷凍いちご | 5粒 |
ヨーグルト | 大さじ3 |
牛乳 | 120ml |
砂糖 | 小さじ2 |
混ぜるだけで出来る簡単スムージーです。
牛乳は豆乳に変えてもOKですよ。
上記以外のレシピでも、簡単で美味しいレシピがあります。
ぜひあなたも、冷凍いちごを使って美味しいレシピを見つけてみてくださいね。
まとめ
- いちごは冷凍保存出来る
- いちごを冷凍保存させる際のポイントはいくつかある
- 冷凍いちごの保存期間は1~2ヶ月ほどだが、なるべく早めに食べる事
- 冷凍したいちごはそのまま食べるのがおすすめ
という事で今回は、いちごの冷凍保存についてお伝えしてきました。
冷凍保存しておけば日持ちするという事だったので、大量に買った際はここでご紹介した冷凍保存のやり方を活用してくれれば嬉しいです。
また、冷凍いちごを使った美味しいレシピもあるので、ぜひ作ってみてください。
冷凍保存したからとはいえ、傷まないというわけではありません。
傷むまでのスピードが通常よりも遅くなっているだけなので、なるべく早めに食べきりましょう。