スーパーなどでよく見かける大根。
あなたは大根をどのような料理に使いますか?
煮物や味噌汁、サラダにも使える大根。煮ても美味しいですし、おろしにしても美味しい大根。
ですが、ついつい1本買ってしまって、余ったりして、冷凍したりする方もいますよね。
冷凍してもいいのですが、冷凍した大根って…なんかまずいって思いませんか?
美味しいはずの大根なのに、まずいってなんか悲しいですね。
ではどうしたら、美味しさを保てるのか知りたくないですか?
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
いろんな料理に使える大根!知っておきたい情報が満載の記事となっております。
美味しいはずの大根を冷凍するとまずい理由は?
なぜ冷凍した大根はまずいのか。
その理由は、これです。
冷凍した大根は水分が抜けてしまい、繊維が破壊され、ぶよぶよとした食感になるからです。
大根の皮も冷凍出来ますが、筋っぽくなってしまい、まずいと思ってしまうのです。
大根には、約95%の水分が含まれています。
そのおかげで、あのシャキシャキ感を味わう事が出来るのです。
ということは、冷凍した大根はぶよぶよした食感になってしまうので、シャキシャキ感が楽しめる、サラダなどには、不向きという事になります。
でもそんな事聞いてしまうと、大根って冷凍しない方がいい?
いえ、そんな事はありません。
まずいなどといって、マイナスイメージしか思っていないあなた!
実は大根を冷凍すると、あるメリットが3つもあるのです!
それがこちら!
- 長期保存が出来る
- 短時間で味が染みる
- 栄養を逃がさない
これらが、大根を冷凍した時のメリットとなります。少し説明させていただきます。
やはりメリットという事で嬉しい事だらけでしたが、大根の美味しさを保ったまま、冷凍するにはポイントがあるのです。
それがこちら。
大根の食べ方に合わせて冷凍保存させる事!
このポイントを踏まえたうえで、次にいってみましょう。
大根の冷凍を味噌汁などに活用しよう!
ではまず最初に、冷凍した大根を味噌汁や炒め物に使いたい時の保存方法と、正しい解凍方法をご紹介しましょう。
味噌汁や炒め物に、冷凍した大根を使いたい時の保存方法のポイントは3つあります。
その3つとはこちら。
- 大根の皮は厚めにむく事
- 水分はしっかりふき取る事
- ラップに包み保存袋に入れる
ポイント1の大根の皮についてですが、大根の皮も食べる事が出来ます。
ですが、先ほど少し触れましたが、冷凍してしまうと筋っぽくなってしまうとお伝えしました。
筋っぽくなってしまうとイマイチですが、筋っぽくならないようにするには皮を厚めにむきましょう。
そしてポイント2の水分のふき取りについて。
大根には約95%の水分が含まれています。しっかり水分をふき取り、ポイント3へ。
ポイント3は、ラップに包んで保存袋へでしたね。
空気に触れないように、ラップに包んで保存袋に入れるといいでしょう。
そして、保存袋に入れた時は、きちんと空気を抜く事を忘れずに。
では冷凍した大根を、味噌汁や炒め物に使いたい時は、どのような解凍方法が適しているのか見ていきたいと思います。
その適した解凍方法というのがこちら。
解凍する事なく、そのまま使えば大丈夫。
そうなのです。解凍する必要はありません。
そのままお湯の中や、フライパンなどに冷凍した大根を入れるだけで、充分なのです。
あとは、お好みの味付けをするだけでOKです。
これで大根の栄養を損なわずに、美味しい味噌汁や炒め物が完成しますよ。
解凍せず、そのまま使えるから、便利だし時短にもなるね。
栄養を逃がす事なく使えるのも、嬉しい事ですね。
味噌汁は美味しいし、簡単だし体も温かくなりいい料理ですよね。
大根の炒め物は作った事が無いので、今度作ってみようと思いました。
ちなみに大根は、上部・真ん中・下部の3つの部位に分ける事が出来ます。
味噌汁に大根を使うなら、真ん中の部分を。
炒め物に使うなら、下部の部分を使いましょう。
下部の部分は、炒め物以外にも、漬物などに適しています。
大根を冷凍したいけどおろしたものってどうする?
大根おろしも、ポン酢などをかけて食べると、さっぱりして美味しいですよね。
子供の頃は苦手だった大根おろしですが、今では大好きな一品です。
ですが、大根おろしって…正直めんどくさいですよね?
最近では、大根おろしを簡単に作れる器具など出てきていますね。
大根は冷凍できるのに、大根おろしにすると冷凍出来ないのか?
いえ!大根おろしも、冷凍出来てしまうのです。
では、どうすればいいのか?大根おろしの保存方法と、解凍方法をご紹介します。
大根おろしを、冷凍保存するポイントは2つ!
- 水分を切る
- 保存袋に入れる
これだけですが、大事なので説明していきますね。
ポイント1の水分を切るについてですが、大根をおろしたあとにザルに入れて、水分を切っておきます。
この時、気をつける点が1つあります。
それは、手でギュッと絞り切らない事!
ギュッと絞ってしまうとまずくなってしまうので、適度に水分は残しておきましょう。
適度に水分を切ったら保存袋に入れ薄く広げ、空気を抜いて閉じてください。
閉じたあとに、菜箸など使って線を付けておくと、使う時便利です。
この線があるとないとでは、大きく変わってきます。
いざ冷凍した大根おろしを使う時、線があるとパキっと割る事が出来るので、欲しい分だけ取れるのです。
ぜひ保存袋に大根おろしを保存するなら、線をつけておくようにしましょう。
また、製氷皿でも保存は出来ます。
1マスずつ大根おろしを入れて、冷凍させましょう。
ですが、製氷皿の場合、保存袋とは違って密閉性はないので冷凍出来たら、保存袋などに入れ替えるようにしてください。
そして、解凍方法は、自然解凍が1番です。
自然解凍出来たら、もう1度ザルなどで水分を取りましょう。
大根おろしも冷凍できるんだね。
薬味などで使う大根おろし。
一気におろしてしまって、冷凍させておくと便利です。
また、大根おろしに適している部分は、上部の部分です。
上部の部分は、甘みが多いので、大根おろしの他に、サラダにも適しています。
ちなみに、冷凍した大根おろしは3週間~1ヶ月ほどで食べきりましょう。
冷凍した大根を煮物などに活用したい時は?
味噌汁、大根おろしに使う時の保存方法などをご紹介してきましたが、やはり忘れてはいけないのがおでん!
というわけで最後に、おでんや煮物などに使う大根は、どのようにして冷凍保存すればいいのかご紹介します。
おでんや煮物に適した、大根の冷凍保存方法はこちら。
- 大根の皮は厚めにむく事
- 汁と大根を一緒に保存袋に入れる
ポイント1は、味噌汁の時と同じです。
ポイント2に関しては、驚かれた方もいるのではないでしょうか?私も驚いた1人です。
詳しく見ていきましょう。
ポイント2をする時は、大根の下茹でなども不要です。
生のままの大根を煮汁と一緒に、保存袋に入れて冷凍保存します。
また、嬉しいのが、煮汁と一緒に冷凍保存するので、冷凍させている間も大根に味が染み込んでいくので、美味しい大根に仕上がります。
解凍する時は凍ったまま鍋に入れ、煮込めば大丈夫です。
また、コンソメと一緒に冷凍保存すれば洋風になりますし、鶏がらと一緒に冷凍保存すれば中華風にも出来ます。
料理によって、味が変えられるので、ぜひお試しください。
おでんの大根って本当に美味しいよね。
冷凍するだけで、味が染み込むなんて嬉しい!
味が染みた大根は、本当に美味しいですしホッとしますよね。
煮汁と一緒に冷凍保存するだけで、味が染みるなんて時短にもなるから嬉しい限りです。
ちなみに、おでんに向いている大根の部位は、真ん中です。
大根本来の味わいと食感を楽しむ事が出来るので、おでん以外にも大根ステーキなどに適しています。
まとめ
- 冷凍した大根がまずい理由は、繊維が破壊されるから
- 冷凍した大根がまずい理由のもう1つは水分が抜けてしまうから
- 冷凍した大根はその料理に合わせて正しい冷凍保存をすれば大丈夫
- そして冷凍した大根は適した解凍方法で調理する
今回は大根をテーマにしてお伝えしてきました。
煮ても良し、焼いても良し、生で食べても良しの野菜です。
適した保存法で冷凍保存しないと、美味しいはずの大根がまずいなんて事も…。
そうならないためにも、ここでお伝えした方法を活用して、美味しい大根を堪能してください。