いきなりですが、あなたに質問です。
スーパーなどで売られているヤクルトとピルクル。
この2つ、見た目も色も一緒ですが…この2つの違いって分かりますか?
私がよく行くスーパーでは、ピルクルの方が安いのでピルクルをよく買って飲んでいます。
商品名が違うだけで違いがよく分からないので、私は値段を見て買っています。
でも、この2つって何が違うのでしょうか?気になるところです。
という事で今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
見た目が一緒な2つの商品。一体どういった違いがあるのか…?
ヤクルトとピルクルの違いを見てみよう
まず初めに、ヤクルトとピルクルの違いについて見ていきましょう。
ここでは、味わい・値段・成分・量・入手のしやすさの5段階に分けてお伝えしていきますね。
ヤクルトとピルクルの違いについてでした。
ヤクルトとピルクルをもう少し紐解こう
ここではもう少し、ヤクルトとピルクルの違いをもう少し紐解いていきたいと思います。
ヤクルト
ヤクルトは、1935年福岡市で製造と販売を開始しました。
1964年頃からは、海外にも進出し始め、2015年までに32の国でヤクルトが販売されています。
ヤクルトと言えば小さいプラスチック容器で販売されていますが、1950年代前半では瓶で売られていました。
プラスチック容器になったのは、1968年とされています。
ヤクルトを作ったとされる方は、【代田稔】さんという医学博士です。
医学の道に進んだ代田は、衛生状態の悪さから感染症になり、命を落とす子供たちを見ては胸を痛めていたそうです。
病気にかかってから治療するのではなく、病気にならないように予防医学を志すようになり、微生物の研究をし始めました。
その研究の最中、乳酸菌が腸の悪い菌を抑える事を発見。
それを強化培養する事に成功したのです。(世界初)
1人でも多くの人々に摂ってもらいたいと思った代田は、安くて美味しい乳酸菌飲料を製品化し、1935年にヤクルトを作り上げたのです。
【世界の人々の健康を守りたい】といった願いが、ヤクルトには込められているのです。
1935年から販売されたヤクルトですが、今ではいろいろな種類を楽しめるようになっています。
ピルクル
一方のピルクルですが、日清食品グループから販売されている商品となります。
ピルクルの65mlが発売されたのは、1994年1月からとなっています。
ちなみに、ピルクルにはいろいろなサイズがありますが、1000mlは1993年9月から。
500mlは、1994年7月から販売が開始されました。
1番最初に発売されたピルクルの1000mlですが、半年以上かけて200種類以上の試作を繰り返して出来た乳酸菌飲料となります。
ピルクルの開発に関わった研究員が、どのようにして乳酸菌と出会ったのか?
昭和中期というと、お腹がいっぱいになるまで食べる事が出来ない時代でもありました。
今では、乳酸菌飲料=飲み物というイメージですが、昔は乳酸菌飲料=おやつというイメージだったので、飲む機会が少なかったそうです。
研究員の方が初めて乳酸菌飲料を飲んだ時、「独特な酸味、頬がきゅっとなる刺激がいい」と、乳酸菌飲料の美味しさに感動したと言っています。
よほど美味しかったのか、その味が忘れられず「思い切り飲んでみたい」と思うようになったそうです。
1993年3月に研究をし始め、その年の9月に【ピルクル】と名前が付き発売を開始しました。
ピルクルという商品名についてですが、当時の社長が名付けたそうです。
当時の社長は、ネーミングにこだわりが強かったようで、「ピカって名前はどう?」と言ったところ…
それを聞いた社員の方からは、浮かない顔をされ社長はショックを受けたそうです。
それからいろいろとあり、【ピルクル】と名前が決まったそうです。
由来としましては、【メイフラワー号】という船が関連しています。
1620年イギリスから自由を求めるために、メイフラワー号でアメリカに渡った人たちの事を【ピル・グリム・ファーザーズ・クルー】と言います。
それを略し、ピルクルとなりました。
『お客様がいつもフレッシュで健康な日々を送られるよう』という願いを込めて名付けられたそうですよ。
結局どっちがおすすめ?
ヤクルト・ピルクルについていろいろとお伝えしましたが、結局のところどっちがいいのか…?
ヤクルト・ピルクルは、それぞれどのような方にどちらがおすすめなのかお伝えしていきます。
まとめ
- ヤクルトがおすすめの方は、買い物に行く手間を省きたい方・研究データを重視したいという方である
- ピルクルがおすすめの方は、価格を重視する方・スッキリとした味わいが好みという方である
という事で今回は、ヤクルトとピルクルの違いについていろいろとお伝えしてきました。
ヤクルト・ピルクルについても紐解いてみたので、違いが分かったのではないでしょうか?
私は、価格を重視する方なのでこれからもピルクルを飲み続けようかと思います。