必見!焼き芋は体に悪いって本当!?毎日食べるのも良くないのか…?

たくさん並べられたさつまいも食品
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さつまいもを使ったメニューといえば、天ぷらやスイートポテトなどいろいろとありますが、その中でも【焼き芋】が好きという方も多いのではないでしょうか?

私もさつまいも自体が好きで、スーパーなどで売られている焼き芋をよく買って食べたりしています。

焼き芋を作るとなると、難しい工程も無いので簡単に作る事も可能なメニューなのですが…

噂によると、焼き芋は体に悪いって思われているみたいなのです!

スイーツとは違い調味料などを使っていないのに、なぜ焼き芋は、体に悪いと言われているのか?

という事で今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。

この記事で分かる事!
  • 焼き芋が体に悪いと言われている理由
  • 焼き芋の効果的な食べ方や適正量
  • 焼き芋で得られるメリット

なぜ焼き芋は体に悪いのか?一緒に見ていきましょう。

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焼き芋が体に悪いと言われている理由

半分に割られた焼き芋

甘くておいしい焼き芋ですが、なぜ体に悪いと言われているのでしょう…?

その理由は、3つあります。

  • カロリー・糖質が高いから
  • GI値が上がってしまうから
  • 食物繊維の摂りすぎによる消化不良

このような理由があり、焼き芋は体に悪いと言われているのです。

もう少し詳しく見ていきましょう。

カロリー・糖質が高いから

焼き芋は、生のさつまいも・かし芋よりカロリー・糖質が高くなってしまいます。

こちらの表をご覧ください。

カロリー糖質
さつまいも134Kcal29.7g
蒸かし芋134Kcal29.6g
焼き芋163Kcal35.5g
100gあたり

上記の表は、生のさつまいもと蒸かし芋と焼き芋のカロリーと糖質をまとめたものとなります。

カロリーも糖質も、焼き芋が高いという事が分かります。

ですが、カロリーや糖質に関してはカラクリがあるのです。

焼き芋にする事で、さつまいもが太りやすいものに変わったという訳ではありません。

さつまいもというのは、焼く過程で水分が減り軽くなって、カロリーや糖質が増えてしまうのです。

『焼くと甘みが増すからカロリーや糖質が増える』といった考えは、間違いなのです。

焼き芋よりも蒸かし芋の方が糖質が低い理由は、蒸されている事で水分の量が抑える事が出来るので、糖質の数値が低いとされます。

GI値が上がってしまうから

GI値:食べた後に血糖値が上がる度合いを示した数値の事

GI値というのは、GI値の数値が高ければ血糖値が急上昇しやすくなり、低いと緩やかに上がっていきます。

GI値
茹でた芋40~50
蒸かした芋45~50
干し芋55
揚げた芋70~80
焼き芋80~85

上記の表を見ると、やはり焼き芋のGI値の数値が高いという事が分かり、焼き芋の方が血糖値が上昇しやすくなるという事となります。

焼き芋というのは、長時間加熱する事でデンプンが麦芽糖に変化し吸収されます。

そのためGI値が高くなると言われているのです。

ですが、焼き芋を冷やして食べるとGI値が高いといった問題は解決します。

デンプンは冷却する事で【レジスタントスターチ】という物質に変わりますので、血糖値・コレステロールの数値を上昇するのを防いでくれるのです。

さらに嬉しい点がもう1つありまして、便通を良くしてくれる効果も含まれています。

温かい焼き芋もおいしいですが、食べるのであれば冷やし焼き芋を食べるのがおすすめです。

食物繊維の摂りすぎによる消化不良

焼き芋には食物繊維が豊富に含まれています。

そういった物を食べ過ぎてしまうと…

  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気
  • 胃もたれ

このような症状が現れたりしてしまいます。

さつまいもには、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維が含まれており、過剰に摂ってしまう事で消化不良が起こり、上記のような症状が現れます。

不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収し膨れてしまうので、胃の中にあると胃もたれや吐き気を引き起こす原因に。

また水溶性食物繊維は、腸内で水に溶け便を柔らかくしてくれますが、摂りすぎる事で水分量が増えすぎるという事となるので、下痢・腹痛を引き起こす原因となります。

以上の理由で、焼き芋は体に悪いと言われています。

ちなみに…

さつまいもは、基本的に体に良い食材となっています。

さつまいもには、

  • むくみ解消
  • 老廃物排出
  • 免疫力向上

といった栄養効果が期待出来るのです。

むくみ解消に役立つカリウムという成分が、生のさつまいも(100gあたり)には約470mg含まれています。

カリウムは、むくみの原因とされるナトリウムを排出してくれるのに役立つ成分となっています。

普段からむくみが気になるという方は、焼き芋にして食べるのがおすすめです。

生のさつまいもでもたくさんのカリウムを摂る事が可能となりますが、焼き芋にする事で約540mg増えると言われているので、むくみで悩んでいる方は焼き芋にして食べましょう。

さらに、食物繊維や【ヤラピン】という成分も豊富なさつまいも。

よく聞く食物繊維は、お通じに効果があると言われています。

そのため、腸内を綺麗にしてくれるのに効果的!

そしてもう1つのヤラピンというものですが、さつまいもを切った時に断面から白い液体みたいなのが出てきた事がないでしょうか?

それの正体が、ヤラピンと言われるものなのです。

ヤラピンには、胃の粘膜を保護してくれたり、排便を促すといった事に効果的と言われています。

ヤラピンは、さつまいもの皮に多く含まれているので、皮ごと食べるのがGOODです!

そして意外かもしれませんが、さつまいもにもビタミンCが多く含まれています。

ビタミンCの欠点は、熱に弱い所…なのですが、さつまいもに含まれているデンプンによって守られているので、熱が入っても失われないのです。

ビタミンCが加熱しても失われないため、豊富な量のビタミンCを摂る事が可能となり、その結果、免疫力向上に繋がるのです。

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焼き芋の効果的な食べ方や適正量について

黒い角皿に乗った半分に割られた焼き芋

次に、焼き芋の効果的な食べ方や量についてお伝えしていきたいと思います。

毎日食べても大丈夫!

焼き芋は甘いので、毎日食べるのを控えている方も多いかもしれません。

焼き芋は、毎日食べても問題ありません

ですが…1日1本までが適量となっているので、食べ過ぎないように気をつけてください。

1日200gまでを目安にして食べるようであれば、適量内なので問題ありません。

食べ過ぎてしまうと、糖尿病を発症してしまう可能性もありますので、焼き芋の食べ過ぎは危険です。

ちなみに、焼き芋を朝食に食べると嬉しい効果を手に入れる事が可能となります。

嬉しい効果に役立つのが、さつまいもに含まれている食物繊維です。

さつまいもに含まれる食物繊維の働きによって、腹持ちが良くなります。

そのため、昼食以降の食欲を抑えられる事が可能となります。

その他にも、便通を促してくれる働きがあるので、デトックス効果にも期待が出来るのです。

毎日焼き芋を食べても問題はありませんが、ご飯などの炭水化物を控える事を心がけましょう。

冷やして食べる事

焼き芋=熱々の内に食べるという方が多いと思いますが、おすすめの食べ方としましては冷やして食べる事です。

冷やして食べる事によって、太りにくくもなりますし、便秘の解消にも繋がります。

なぜ太りにくくなったり、便秘解消に繋がるかと言いますと、さつまいもに含まれているデンプンが関係しています。

先ほどもお伝えしましたが焼き芋を冷やす事で、デンプンが【レジスタントスターチ】という物質に変化します。

変化する事でGI値の数値が下がり、血糖値を上げにくくするため、太りにくい・便秘解消といった事に効果があるのです。

さらに、デンプンからレジスタントスターチに変わった焼き芋を食べる事で、脂肪になりにくいといった嬉しい点もあります。

ですので、焼き芋を何本か冷凍庫にストックさせておいて、半解凍の状態で食べると太りにくくなるのでおすすめの食べ方です。

食感もねっとりとした食感になりますので、美味しいですよ!

皮ごと食べる

焼き芋の場合、皮を残してしまうという方も多いのではないでしょうか?

皮となると衛生面でも気になるところですが、皮ごと食べる事でより多くの栄養素が摂取出来ますし、高い健康効果も得られます。

先ほど出てきました、ヤラピンという白い液体ですが、腸の蠕動ぜんどう運動を促進してくれるのに役立つ成分なのです。

蠕動運動:消化した食べ物を腸が伸びたり縮んだりを繰り返し、腸内を移動し体の外へ排出する運動の事

蠕動運動を促す事に役立つので、便秘解消にも効果的となっています。

さらに、さつまいもを食べるとおならが出やすいと言われていますが、ヤラピンにはおならを抑制する働きもあります。

焼き芋は毎日食べても問題ありませんし、適量を守る事で嬉しい効果が得られます!

焼き芋を食べた時に得られるメリット

木の枠に囲まれた黒い板にMeritと書かれている

最後に、焼き芋で得られるメリットをお伝えしていきます。

適量を守れば得られる嬉しいメリットは、以下のようになります。

  • 肌荒れ・ニキビへの効果
  • 便秘解消・ダイエット効果
  • むくみ解消

どれも嬉しい効果が得られます。

説明を加えさせていただきます。

肌荒れ・ニキビへの効果

食物繊維を摂取する事で、腸内環境の改善に繋がります。

腸内に便が溜まっている時は、毒素が体中を巡り、肌荒れを引き起こしてしまいます。

食物繊維を摂り、腸内環境が改善されるという事は、肌荒れ・ニキビの改善にも効果があるという事となります。

さつまいもには、【クロロゲン酸】やビタミンCが含まれていますので、アンチエイジング効果にも期待が出来ます。

ちなみに、さつまいもに含まれるビタミンCの量は、りんごの約7倍と言われています。

便秘解消・ダイエット効果

食物繊維・ヤラピン・レジスタントスターチといった腸内環境を整えてくれる成分が、さつまいもには含まれています。

これらの成分が含まれているので、便秘解消に期待が出来ます。

さらに、先ほども出てきました【クロロゲン酸】という成分ですが、これには脂肪燃焼作用がありますので、ダイエット効果にも期待が出来ると言われています。

食物繊維が多く含まれている事で、少しの量でも満腹感を得られますので、食べ過ぎ防止にも繋がります。

むくみ解消

むくみ解消にも効果的とお伝えしましたが、体内にある余分なナトリウムを排出してくれる働きがカリウムにはあります。

その働きのおかげで、むくみが解消します。

むくみが解消されるという事は、水太り・冷え性といった事も改善するという事に繋がります。

これらが、焼き芋の適量を守っていれば得られるメリットとなります。

まとめ

新聞紙の上に置かれた半分に割った焼き芋
  • 焼き芋が体に悪いと言われている理由は、カロリーの高さやGI値が上がる、消化不良などが挙げられる
  • 焼き芋は、毎日食べても大丈夫だが、1日1本までにする事
  • 冷やして皮ごと食べるのがおすすめの食べ方である
  • 焼き芋で得られる嬉しいメリットもちゃんとある

という事で今回は、焼き芋が体に悪いと言われている理由などについて、お伝えしてきました。

体に悪いと言われている理由も3つほどありましたが、適量を守っていれば得られる嬉しいメリットもあるという事が分かりました。

また、皮ごと食べるというのがおすすめだったので、私も今度から皮ごと食べてみようと思います。

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