世の中にはいろいろな美味しい食べ物があり、ついつい食べ過ぎてしまうという方が多いのではないでしょうか?
私自身もジャンルを問わずいろいろな物を食べる事が大好きで、「食べ過ぎかな?」と思っていてもついつい食べてしまう1人です…。
何かを食べるという事は体に悪い事ではないのですが、食べ過ぎとなるといろいろな問題が出てきてしまいます。
対処法などがあればいいのですが…。
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- なぜ食べ過ぎといった事が起こるのか
- 食べ過ぎてしまった時の対処法
普段から何かと食べ過ぎと感じている方、必見です!
なぜ食べ過ぎといった事が起こるのか?
それではまず最初に、なぜ食べ過ぎてしまうのか見ていきましょう。
日頃から食べ過ぎているという方には、とある悪習慣が身に付いているのかもしれません。
その悪習慣というのがこちら。
- 早食い
- ストレス解消
- だらだらと食べ続ける・間食もする
- 1食の量が定まっていない
このような悪習慣が身についてしまっているため、食べ過ぎてしまうといった傾向になってしまいます。
最近では、「朝ご飯を食べない」「お昼ご飯を食べる時間が無かった…」という理由などで1日3食食べないという方も増えてきています。
ですが、日々の食事は1日3食が基本となっています。
朝を抜いてしまうとその分お昼ご飯にいっぱい食べたり、お昼ご飯を食べてないからと夜ご飯を多めに食べてしまうといった悪循環に陥ってしまう事も…。
食事する時間が不規則になってしまうと、体自身が「次いつ食べるの?」と疑問を感じ取ってしまい、エネルギーを脂肪として溜め込んでしまうのです。
1日のエネルギー摂取量が同じといった場合でも、食事回数が少なければ少ないほど内臓脂肪は蓄積しやすくなってしまうのです。
そして先ほど、食べ過ぎてしまう方の悪循環についてご紹介しましたが、そちらについても簡単に説明を加えていきます。
早食い
早食いの人って結構多いと思われます。
食べる時は「よく噛んで食べた方がいい」と言われていますよね。
よく噛んで食べた方が、満腹中枢も刺激されるので「お腹いっぱい」といった状態になるのです。
そのため、あまり噛む事もなく早く食べてしまうという方は、それなりの量を食べたとしても満腹感を感じる事が出来ません。
食べ終わった後も「なにか足りない…」と思ってしまい、それで何かを食べてしまうので、その結果食べ過ぎという事になってしまいます。
ストレス解消
ストレスのせいで、食べ過ぎてしまうという方もいますよね。
過食している時は、食べる事だけに集中しておりストレスからも解放されるので、食べ過ぎてしまうという結果に。
ストレスが溜まってしまうと、【ノルアドレナリン】という神経物質が増加してしまい、過食の欲求が刺激されてしまうのです…。
そして、感情をブレーキしてくれる【セロトニン】という神経物質は減少して、食欲を抑える事が出来ず、食べ過ぎてしまうという結果になります。
ストレスを解消したくてついつい食べ過ぎているという方は、違う方向に目を向けてみるのもいいかもしれません。
- 散歩や運動をしてみる
- 食べたくなったら寝てみる
- 歯を磨いてみる
- ガムを噛んでみる
- 炭酸水を飲んでみる
- 深呼吸する など
食べたいという欲求が抑えられなくなった時は、上記でご紹介した散歩などをしてみて、【食べる】といった意識からかけ離れる事も大事ですよ!
だらだらと食べ続ける・間食もする
だらだらと食べ続ける=ながら食べというものですね。
「スマホを見ながら食べる」「テレビを見ながら食べる」という方も多いと思いますが、ながら食べをしていると食べ過ぎてしまう事もあります。
スマホやテレビを見るという事に集中してしまい、噛まずに食べてしまうという結果にも繋がってしまいます。
また、間食をするという方も多いのではないでしょうか?
赤ちゃんなどは、1回の食事ではまともな量を食べる事が出来ないので、足りない分を間食で摂ったりします。
が、大人となると話は変わってきます。
大人は赤ちゃんと比べると、1回の食事でまともな量を食べる事が出来ます。
まともな量を食べたうえに、間食までしてしまうと食べ過ぎという結果に繋がります。
さらに、ちまちまと食べてしまうと満腹感も感じられないので、ついつい食べ続けてしまい「食べ過ぎた」と後悔してしまうのです。
1食の量が定まっていない
1人で食べるのであれば、それなりに1食の量が決まっているはずです。
家族が揃って食べる時、料理を大皿で出されるとその場で取りあって食べるというシチュエーションになると思います。
【大皿で料理を出す】となると、好きなだけ取る事が出来ますし、1人分の量というのも分からなくなってしまいます。
ですので、大皿で料理が出てきた場合は気をつける必要があり、「まだ残っているから食べよう」となってしまう事もあるので、食べ過ぎに繋がる恐れがあります。
お皿を洗う手間が省け、家事の負担が減るのも分かりますが、1食の量を定めてワンプレートにするなど、食べ過ぎないように工夫して食べるのも大事ですよ。
上記の悪循環に陥ってしまい、日頃から食べ過ぎてしまうという方が多いと思います。
今一度、食事している際のシチュエーションなどを見直すのもいいかもしれませんね。
食べ過ぎてしまった時の対処法!
最後に、食べ過ぎてしまった時の対処法をお伝えしていきます。
- 散歩する
- ツボを押す
- ミントティーで消化液の分泌を促進させる
- 白湯を飲む
- 安静にしておく
- 薬を飲む
このような対処法があります。
1つずつ説明をしていきますね。
散歩する
食べ過ぎてしまったら、運動をしましょう。
ですが気をつけてほしい点としましては、激しい運動ではなく、軽い散歩程度の運動で大丈夫です。
「ゆっくり歩くだけじゃ心配」と思う方もいるかもしれませんが、ゆっくり歩くだけでも効果はちゃんとあります。
血糖値の上昇を抑える事も出来ますし、カロリーを消費出来るので、食べ過ぎた時は軽く散歩をするようにしましょう。
ツボを押す
実は体には、食べ過ぎに効くツボもちゃんとあります。
そのツボというのが【足三里】というツボです。
~足三里の場所~
- ひざの外側にあるお皿の下部分にあるくぼみに、人差し指・中指・薬指・小指を揃えてあてる
- 小指があたる場所が足三里となる(押すとちょっと痛い部分となっている)
足三里は、胃酸を出してくれて消化を助けてくれる働きがあります。
ツボに中指をあてながら、心地いい痛みを感じるくらいの強さで軽く押しながら刺激してあげると効果がありますよ。
そして、もう1つのツボが【足臨泣】というツボ。
~足臨泣の場所~
- 足の薬指と小指の付け根部分にある(どちらかというと小指よりの方にある)
押すと痛いけど気持ちいい場所があったら、そこが足臨泣の場所となります。
足臨泣を見つけたら、10秒ほど少し強めの圧をかけてあげて5秒ほど間隔をあけてから、2、3回同じ事を続けると効果があります。
足臨泣は、脂肪の消化を助けてくれる胆嚢に繋がっているツボにもなっているので、油っこい食事をした時におすすめのツボです。
また、【泣】という漢字が使われていますが、目の疲れにも効果があるツボとなっていますので、目が疲れた時にでも、刺激してあげるといいでしょう。
ミントティーで消化液の分泌を促進させる
ヨーロッパでは、ミントティーが薬効として高いとされており、使用される頻度が高い物となっています。
ペパーミントの清涼感とメントールの爽快感が強めに香り、そして独特の甘みが特徴のミントティー。
ミントには、メントールやメントン、アズレンという成分が含まれています。
これらの成分は、胃腸の働きを整えてくれるという利点があります。
脂肪やたんぱく質の分解を助けてくれて、胆汁の分泌を促進してくれる事で、消化不良を和らげてくれるという働きがあります。
白湯を飲む
食べ過ぎてしまった後は、腸に運ぶためにも水分を摂るといいとされています。
食後は【水】ではなく【白湯】がおすすめです。
白湯には、食べ過ぎて出てしまった胃酸を薄めてくれる効果があるので、水ではなく白湯を飲むようにしましょう。
安静にしておく
食べ過ぎてしまって「もう何も食べられない」という場合は、胃がムカムカする前にお腹を締付けているズボンのホックなどを外してしまいましょう。
お腹が苦しくなると「寝っ転がりたい」と思うかもしれません。
ですが、横になってしまうと胃に圧力がかかってしまい胃酸が食道に入ってしまいます。
胃酸が食道に入る事により、不快感や胃もたれが悪化してしまう可能性が高くなるので、横になるのではなく、体を垂直に保つようにするといいでしょう。
安静にする時間は1時間を目安にするといいとされており、不快感などが無く、食べ過ぎてしまったと思うのであれば、軽い運動をしてみるようにしましょう。
薬を飲む
どうしても苦しい時は、薬に頼ってもアリです。
胸やけしている時は、制酸薬がおすすめ。
胃もたれしている時は、消化薬や健胃生薬がおすすめですよ。
以上が、食べ過ぎてしまった時の対処法となります。
まとめ
- 日頃食べ過ぎてしまう方には、悪習慣が身に付いている
- 万が一食べ過ぎてしまった際の対処法はいくつかある
- 食べ過ぎないように一度、食事中のシチュエーションを見直してみる
ということで今回は、食べ過ぎてしまう原因などを見てきました。
美味しいものがたくさんあると、どうしても食べ過ぎてしまいますよね。
私自身もこの記事を書きながら、「テレビ見ながら食べてるな~」と思ったりしていました。
日頃から食べ過ぎてしまうという方は、悪習慣が身に付いている可能性が高いので、この機会に自分の食事中のシチュエーションを見直してみるのもいいかもしれませんね。