朝に飲んでいるという方も多い、スムージー。
日本では、ちょっと前から流行り出した飲み物ですが、スムージーは100年以上前に誕生した飲み物ってご存知でしたか?
お好みの野菜や果物などを入れて、ミキサーなどで作るスムージーですが…
【毎日飲むのは危険】と思っている方もいるのです。
健康のために飲んでいるのに、危険と聞いてしまうと飲むのに躊躇してしまいますよね。
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- スムージーは毎日飲むと危険なのか
- 毎日飲むと危険と言われている理由
- スムージーで使う食材の組み合わせについて
- スムージーのメリット
- スムージーのおすすめレシピ
スムージーについて知りたいという方、スムージーを毎日飲んでいるという方、必見です。
スムージーは毎日飲むと危険なの?
スムージーは毎日飲むと危険なのか⁉
結論から申し上げますと、スムージーは毎日飲んでも危険ではありません。
毎日飲んだとしても、健康面でも問題はありません。
ですが、飲み方次第では体に悪影響を及ぼしてしまう場合もあります。
体調不良になる可能性もあるという事を忘れないでください。
ダイエット効果も期待されるスムージーですが、間違った飲み方をしてしまうと逆に太ってしまう事もありますので、正しい飲み方で飲む事をおすすめします。
そもそもスムージーとは…?
スムージーというのは、野菜や果物を混ぜて作られた飲み物です。
昔のレシピは、凍らせた野菜や果物を使っていました。
それが時を経て、生のままの野菜や果物を氷と一緒にミキサーで混ぜるのが主になっています。
スムージーと言えば、滑らか・スムーズな食感・のどごしが特徴です。
実はこの3つの特徴の中に、スムージーの名前の由来があります。
あなたは、どれか分かりますか?
答えは、【スムーズな食感】です。
これが、スムージーの名前の由来とされています。
スムージーの特徴と言えば、野菜や果物をそのまま使うという点です。
皮やタネもそのまま使います。
そして、水を使うのも1つの特徴となっています。
水を入れる理由としては、皮やタネの部分に繊維質が豊富に含まれている事や、水分が少ないといった点から水を入れるとされています。
水を加えないと、粘度が高くなり過ぎて飲みにくくなってしまうのです。
スムージーはアメリカで生まれた物ですが、作られた当初は牛乳やアイスなども一緒に混ぜて作られており、冷たいデザート感覚の飲み物でした。
ですが、「健康的に飲みたい」「野菜不足を補いたい」という理由で、牛乳やアイスを混ぜるといった事がなくなりました。
体を冷やすのは良くないという理由でも、氷から水を使うようになりました。
先ほどもチラッとお伝えしましたが、アメリカが発祥のスムージー。
1920年代に作られましたが、この頃アメリカでは電化製品が大幅に広まった時代で、ミキサーも一般家庭に普及し始めました。
ミキサーが普及した事で、各々の家庭でスムージーを作る事が多くなったのです。
店頭での実演販売を行う際も、スムージーを作って提供していたという事もありました。
スムージーが簡単に作れるという点から、ミキサーやジューサーなどが大ヒットしたのです。
スムージーが出来た頃は、今とは違いシェイクのような感覚で飲まれていました。
ですが、アメリカの主婦の方が野菜などを使って、グリーンスムージーを発案。
野菜不足を補える事から、健康や美容にスムージーは良いと人気になりました。
2010年ごろから日本でも流行り出し、タレントさんなどを通じて、多くの人に知られる事となりました。
スムージーを毎日飲むのは危険と言われている理由に関しましては、次のところでお伝えしていきたいと思います。
毎日飲むスムージーは危険と言われている理由…
続きまして、なぜスムージーは毎日飲むと危険と思われているのか?
その理由についてまとめてみました。
- 糖質の過剰摂取に繋がるから
- 栄養成分が偏るから
- 体が冷えやすくなるから
- アレルギーを誘発してしまうから
- 食物繊維の過剰摂取に繋がるから
このような理由がありますが、もう少し詳しく見ていきましょう。
糖質の過剰摂取に繋がるから
スムージーを作る際、いろいろな食材を混ぜて作ります。
いろいろな食材の栄養素をまとめて摂取出来るので、ありがたい飲み物でもあります。
手軽な飲み物ではありますが、糖質の過剰摂取に繋がる可能性があるのです。
ダイエットに向いているとされるスムージーですが、使う食材によっては糖質が多い物もあり、かえって太ってしまう可能性も。
蜂蜜や砂糖、アイスなどを加えたスムージーも、野菜や果物だけのスムージーと比べると糖質が高くなってしまいます。
健康的な飲み物と思いがちのスムージーですが、糖質が高いスムージーを毎日飲み続けると、太る可能性があるので注意が必要です。
スムージーを毎日飲む際、糖質の過剰摂取に繋がらないように心がけてください。
糖質が多い食材を避けるといった工夫も、必要となってくるでしょう。
他にも、砂糖など糖質が多いもので甘味を加えるのは、やめておくのがおすすめです。
果物など糖質が多い食材でスムージーを作るのであれば、葉物野菜などの糖質が少ない物と組み合わせるようにしましょう。
栄養成分が偏るから
スムージーを毎日飲む事で、栄養素が偏ってしまうといった心配が出てきます。
栄養素が高い野菜や果物を使っていたとしても、同じ食材ばかり使っていると、栄養素が偏ってしまい、体に影響が出てしまう可能性も。
ダイエットのために、スムージーを飲んでいるという方も多いでしょう。
スムージーを1食の食事に置き換えるのであれば、スムージーで使っている食材のバリエーションが少ないと栄養が偏ります。
ですので、スムージーを毎日飲む際は、栄養が偏らないようにする必要があります。
栄養素を偏らないようにするには、いろいろな食材をまんべんなく使うといったポイントを守りましょう。
同じ食材を使うのはNGです。
いろいろな食材を使うように心がけましょう。
体が冷えやすくなるから
野菜や果物を使う事が多いスムージーですが、体が冷えやすくなるといった理由で、毎日飲むのは危険と言われています。
体が冷えやすくなってしまうと、どのような影響を及ぼしてしまうのか…?
- 胃腸の働きが弱くなってしまう
- 脂肪が燃えにくくなる
- 便秘になりやすくなる
- 免疫力が下がってしまう
このような影響を及ぼしてしまう可能性があります。
スムージーは冷たい物も多く、飲み方次第では体を冷やしてしまう可能性も。
また、スムージーで使われる食材にも体を冷やしてしまうものもあり、冷やしてしまう事で、冷え性になってしまう危険性もあります。
体が冷えてしまうと、上記のような影響が出てしまうので、冷やさないようにしましょう。
朝は体が冷えやすいので、スムージーを飲むのであれば昼間に飲むようにしてください。
また、常温のスムージーで飲んだり、ホットスムージーにして飲むのもおすすめです。
アレルギーを誘発してしまうから
スムージーを毎日飲む事で、アレルギーを誘発してしまう恐れがあるため、毎日飲むのは危険と言われています。
スムージーを毎日飲む方というのは、似たような食材や同じ食材を繰り返して使う事が多いです。
今まで大丈夫だった食材でも、毎日のように摂りいれる事でアレルギー症状を発症させてしまう可能性もあります。
スムージーを飲んで起こってしまうアレルギー反応ですが、飲んですぐには症状が出る事が少ないです。
時間をかけて症状が出るという、【遅延型アレルギー】が多いと言われています。
遅延型という事で、体調不良やアレルギー症状の原因がスムージーだと気付かずにそのまま飲み続ける事で、症状が悪化してしまうといった事もあります。
スムーズを作る際に、アレルギーが出やすいと言われている食材は、以下のようなものがあります。
上記の食材を頻繁に使わないようにしておけば、アレルギーを誘発してしまう可能性は低くなります。
また、レシピが同じスムージーを繰り返し飲むというのを控える事で、アレルギーを誘発してしまう可能性を低くする事が出来ます。
食物繊維の過剰摂取に繋がるから
体に良いスムージーですが、毎日飲む事で食物繊維の過剰摂取に繋がります。
食物繊維の過剰摂取には、このようなデメリットがあります。
- お腹が張ってしまう
- 便秘が悪化してしまう
- 下痢になってしまう
食物繊維は、排便をスムーズにしてくれるのでダイエットに向いている栄養素ではあります。
そのため、スムージーで食物繊維を摂るという方も多いです。
食物繊維はありがたい栄養素ではありますが、過剰に摂取してしまうと胃腸の働きを悪くしてしまうといった欠点があります。
食物繊維は、体内で水を吸収する事で膨張しますので、お腹が張ってしまって腹痛を引き起こしてしまう事も。
腸の動きを刺激してしまう事で、便秘を悪化させてしまったり、下痢になる可能性もあるので気をつけてください。
このような理由があるため、毎日飲むのは危険と言われています。
今まで大丈夫だった食材でも、突然アレルギーを発症してしまう可能性もあるので気をつけましょう。
スムージーを飲む際は悪い組み合わせにも注意が必要
スムージーは健康的な飲み物とされていますが、飲み方次第では体に悪いといった場合もあります。
さらに、スムージーを作る際の食材の組み合わせにも気をつける必要があります。
続きましては、食材の悪い組み合わせについて、以下の3つをご紹介させていただきます。
- 毒性を持つ野菜や果物
- でんぷん質の多い野菜や果物
- 大量の葉物野菜
それではもう少し説明を加えさせていただきます。
毒性を持つ野菜や果物
毒性を持つ野菜や果物の組み合わせには、注意が必要です。
- 小松菜
- ほうれん草
- ブロッコリースプラウト
- カイワレ
- いちじく
- レモン
- オレンジ
- キウイ
- アセロラ
スムージーでよく使われる小松菜やほうれん草には、【シュウ酸】という苦み成分が入っています。
シュウ酸とは…
体内のミネラル分と結合すると結晶化してしまい、腎臓結石になってしまう原因のもの。
通常の量であれば問題はありませんが、過剰摂取しないように気をつけてください。
そして、ブロッコリースプラウト・カイワレには【アルカロイド系】の毒性物質が入っています。
シュウ酸と一緒で、通常の量であれば問題はありませんが、過剰摂取に繋がらないように心がけましょう。
スムージーは生の食材をそのまま使うので、毒性物質を減らす事が出来ません。
普段から上記の野菜を使うという方は、気をつけてください。
オレンジやレモン、イチジクなどの果物に関してですが、光毒性のある物質が入っています。
このような食材には、【ソラレン】といった物質が入っており、摂った後に紫外線を浴びると…
シミになりやすくなってしまい、老けてしまうといった欠点があります。
光毒性のある食材を使ったスムージーを飲む際は、朝よりも夜に飲む事をおすすめします。
夜に飲んだ方が、朝よりも紫外線を浴びないので安心です。
でんぷん質の多い野菜や果物
でんぷん質の多い野菜や果物の組み合わせも、注意が必要です。
パッと見てみると、甘味が多い食材も多くスムージーに使うと美味しい食材です。
でんぷん質の多い野菜や果物は、摂りすぎてしまうと腸内でガスが溜まりやすくなり、お腹が張るといった症状があります。
また、でんぷん質の多い野菜や果物は糖質が多いので、ダイエット向きの食材とは言えません。
大量の葉物野菜
葉物野菜の組み合わせにも注意が必要です。
食物繊維が豊富な葉物野菜。
食物繊維が豊富という事でダイエットにもおすすめしたいのですが…
スムージーを作る際、葉物野菜ばかりを使ってしまうと、口当たりが悪くなる・青臭い味になってしまうといった欠点があります。
そして、先ほどもお伝えしましたが食物繊維を過剰に摂取してしまう事で、胃腸の働きが悪くなるといった影響もありますので、気をつけてください。
飲む際の組み合わせにも注意が必要なスムージー。
組み合わせが悪い野菜や果物もあるので、日頃から気をつけるようにしてましょう。
スムージーは正しく飲めば最高の飲み物!
スムージーは、毎日飲むのは危険と言われていますが、正しく飲めば最高の飲み物なのです。
毎日飲む事で得られるメリットをご紹介したいと思います。
メリット➀:腸内環境を改善出来る
スムージーを作る際、以下の食材を使うと、腸内環境を改善出来る効果が期待出来ます。
食物繊維が豊富な食材を摂取する事で、排便がスムーズになります。
腸が刺激され、腸内環境が改善出来るという事です。
ヨーグルトなどの乳酸菌が含まれている食材や、善玉菌のエサとなるオリゴ糖が含まれた食材も、スムージーを作る際におすすめの食材です。
どちらも腸内環境の改善に期待出来る食材となっています。
腸内環境が良くなると、代謝が良くなる・老廃物が溜まりにくくなるため、美肌効果も期待出来るのです。
メリット②:代謝が良くなる
代謝アップが期待出来る食材は、以下のようになります。
生の食材を使う事が多いスムージー。
熱に弱い酵素も無駄にする事なく、上手に摂取出来るのがまた嬉しい点です。
酵素は消化吸収をサポートしてくれる栄養素でもあり、摂取する事で代謝が向上するといった効果をもたらしてくれます。
朝の空腹時間に飲むと、栄養が吸収されやすいので効果的ですよ。
メリット③:ダイエットに効果がある
ダイエット効果に期待出来る食材は、こちら。
味が良く腹持ちが良いとされている、豆乳やバナナ。
満足感も一緒に得られるので、ダイエットにはおすすめの食材となっています。
また、砂糖や蜂蜜なども入れなくても甘味が加わるので、おいしいスムージーが出来上がります。
いつもの朝ご飯や夜ご飯をスムージーに置き換えれば、カロリーも低くストレスもかからない、食事制限が出来ますよ。
正しく飲めば、いろいろなメリットがあるスムージー。
ぜひここでご紹介した食材を使って、メリットを得ましょう。
スムージーのレシピ紹介
最後に、おすすめのスムージーレシピをご紹介しておきます。
ここでは、朝・昼・晩におすすめのスムージーをご紹介します。
朝におすすめ!バナナヨーグルトスムージー
材料(1人分) | | | |
キウイ | 1個 | 牛乳 | 50ml |
バナナ | 1本 | 蜂蜜(砂糖でも可) | お好み(大さじ1位) |
ヨーグルト | 100g | | |
~作り方~
- キウイとバナナの皮をむき適当な大きさに切っておく
- ミキサーに全ての材料を入れて混ぜれば完成
とても簡単なレシピです。
ポイントは、バナナは完熟したものを使いましょう。
そして、時間があるのであれば、キウイやバナナは冷凍庫で凍らせておくのがベストです。
ビタミンや酵素が豊富なキウイ。
そして、腸内環境を整えてくれるバナナやヨーグルトを使っていますが、朝の空腹時に飲めば代謝アップが期待出来るスムージーとなっています。
腹持ちも良いスムージーなので、朝ご飯として代用出来ます。
昼に食べたい!グラノーラスムージー
材料 | | | |
冷凍バナナ | 1本 | バナナ | お好み |
冷凍イチゴ | 4個~5個 | イチゴ | お好み |
牛乳 | 適量 | グラノーラ | 適量 |
| | 蜂蜜 | お好み |
~作り方~
- 冷凍バナナ・冷凍イチゴ・グラノーラ・牛乳をミキサーに入れて混ぜる
- ボウルに入れて、バナナ・イチゴ・グラノーラ・蜂蜜をかければ完成
牛乳の量やグラノーラの量は、普段使う量で大丈夫です。
グラノーラを使ったスムージーという事で、カロリーもしっかりあります。
活動量が増えるお昼の時間帯に食べるのが、おすすめのスムージーとなっております。
フルーツの甘さを存分に楽しめる、スムージーです。
夜にはコレ!にんじん・パプリカ・りんごのホットスムージー
材料 | | | |
にんじん | 60g | 豆乳 | 150㏄ |
りんご | 1/4個 | 塩 | 少々 |
パプリカ | 1/2個 | 亜麻仁油 | お好み |
~作り方~
- にんじん・パプリカ・りんごを小さめに切っておく
- ミキサーで細かくなるまで混ぜる
- 豆乳も加えて再び混ぜる
- 鍋に移したら塩を入れて温めていく
- 器に盛ったら、亜麻仁油を1周ほどかければ完成
女性におすすめの1品。
脂肪燃焼・アンチエイジング・美肌に効果的なスムージーです。
温かいスムージーなので、体も温かくなる寒い冬に飲みたいスムージーとなっております。
これらがおすすめのスムージーとなっております。
工程自体も難しい事はなく、切って混ぜるだけといった簡単な工程ばかりです。
ぜひ気になったスムージーがありましたら、作ってみてくださいね。
まとめ
- スムージーは毎日飲んでも危険ではない
- 毎日飲むと危険と言われている理由は、いくつかある
- スムージーを作る際は、食材の組み合わせにも注意する必要がある
- スムージーは正しく飲めば、嬉しいメリットが得られる
という事で今回は、スムージーについてお伝えしてきました。
毎日飲むという方も多いスムージー。
正しく飲めば嬉しいメリットが得られる飲み物です。
しかし、スムージーを作る際は組み合わせにも気をつけて、作るようにしてくださいね。