徹底解説!為になる!お中元・お歳暮の正しいマナーを身につけよう!

小さなプレゼントを受け取る人と渡す人暮らし
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あなたは毎年、お中元やお歳暮を贈ったりしているでしょうか?

また、贈る際の正しいマナーなども身につけていますか?

れまで、お中元・お歳暮を贈っている方、そしてこれから、お中元お歳暮を贈るという方にとって、【マナー】というものはとても大事になってきます。

一生懸命選んだ品物を、あなたの間違ったマナーによっては台無しになる可能性も、ゼロではありません。

自身が選んだ品物を無駄にしないためにも、しっかりとした正しいマナーというものを、ここで身につけてみませんか?

ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。

この記事で分かる事!
  • お中元・お歳暮とは
  • お中元・お歳暮の正しいマナーとは
  • お中元・お歳暮に関しての注意点

今後の関係性にも関わってくる事なので、しっかりと身につけましょう!

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お中元・お歳暮とは一体?

おもちゃのアヒルが赤いプレゼントを渡し合っている

あなたはお中元・お歳暮について、どれだけの知識をお持ちでしょうか?

まず最初に、お中元・お歳暮がどのようなものなのか学んでみましょう。

お中元に関して

お中元は、7月の始めからお盆くらいの時期に、【感謝の気持ちと健康を願っている】という気持ちを込めて、品物を贈る風習の事を指します。

渡す相手としましては、日頃からお世話になっている、目上の方に贈ります。

【中元】という言葉についてですが、中国の風習と言われています。

日本に伝わる際、8月のお盆と重なってしまった事から、それが少しずつ変わっていき、感謝の気持ちや健康を願うという今の形式となりました。

お歳暮に関して

お歳暮は、12月10日以降に、日頃からお世話になっている方に感謝を伝えるために、品物を贈る風習の事を指します。

お中元というのは、半年間の感謝を伝えるもの。

一方、お歳暮は1年の感謝を伝えるものとなっています。

お歳暮というのは、年越しの「御霊祭」から生まれた風習とされているのです。

お供え物を贈ったり、家に持ち帰ったりするというのが、徐々に変わっていき、今の形式となりました。

お中元とお歳暮ってどっちも渡すべき?

お中元は7月の始めからお盆くらいの時期。

お歳暮は、12月10日以降に渡すべき物と上記でお伝えしました。

ですが、「お中元とお歳暮ってどっちも贈らなければいけないの?」「どっちかだけではダメなの?」と思っている方も、中にはいるでしょう。

こちらについてですが、経済的にどっちもは辛いという方は、片方だけでも大丈夫なのです。

片方だけでOKとなると、「お中元かお歳暮のどちらを渡すべきなのか?」という疑問が出てきます。

結論としましては、どちらか片方だけを渡す場合は、お中元よりも、1年の感謝を伝えるお歳暮の方がふさわしいでしょう。

しかし、お中元とお歳暮には感謝を伝えるという意味合いがあります。

ですので、お中元とお歳暮はセットにして、それぞれの時期に贈るのが、一般的と言われています。

お中元とお歳暮についていろいろ時期の違いなどを説明してきましたが、他にもちょっとした違いがあるのをご存じでしょうか?

その違いというのがこちらです。

  • 時期の違い
  • 贈り物の違い
  • 熨斗のしの違い

この3つがお中元とお歳暮のちょっとした違いとなっています。

では説明に入ります!

時期の違い

「あれ?さっき似ているようなこと聞いたよ」と思った方、ちょっと待って下さい。

実は、関東と関西では、渡す時期がちょっと違ってくるのです。

地域お中元お歳暮
関東6月中旬~7月15日12月初旬~12月31日
関西7月中旬~8月15日12月13日~12月31日

なぜこのような違いがあるのか?

それは、関西ではお盆を旧暦で行う習慣があるからなのです。

ですが、最近では関西の方も、関東と似たような時期に贈る方が増えてきています。

贈り物の中身の違い

お中元・お歳暮の品物にも、違いがあります。

お中元そうめん・ゼリー・ビール・氷菓子・ジュースなど
お歳暮高級肉・ハム・スイーツ・ビールなど

お中元は、夏に渡すという事で涼しさが感じられる品物が多いです。

お歳暮は、お正月に家族が集まったりするご家庭が多いので、みんなで食べられるような品物が多いといったところでしょうか。

熨斗の違い

そして最後に、熨斗の違いです。

下記の表にある「熨斗の書き方」とは、渡す日にちによって熨斗紙の上部に書く文字が変わってくる事を示しています。

【お中元】
熨斗の書き方御中元暑中御見舞残暑御見舞
関東6月中旬~7月15日7月16日~8月7日8月8日~9月上旬
関西7月16日~8月15日  ー8月16日~9月上旬
【お歳暮】
熨斗の書き方御歳暮寒中御見舞御年賀
関東
関西
12月上旬~12月20日12月21日~年末
1月~2月4日
1月1日~1月7日

熨斗の違いはあるものの、お中元とお歳暮に使う水引きは、【紅白の蝶結び】で、OKです。

これらが、お中元とお歳暮の違いとなっております。

お中元とお歳暮の知識を身につけたところで、続いてマナーの方にいきます。

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お中元・お歳暮の正しいマナーは?

紙袋を渡している様子

それでは、お中元・お歳暮のマナーについて、お伝えしていきます。

ちゃんとしたマナーとしましては、風呂敷に品物を包んで、持って行くのがマナーとなっています。

ですが最近では、渡す相手の家が遠かったり、忙しくて行く暇がないという理由から、お店で選んでそのまま贈ってもらうというケースが増えています。

ではここで、持参する場合と持参しない場合のマナーをお伝えします。

品物を持参する場合

まず最初に、品物を持参する場合についてです。

持参する時間としましては、午前10時から11時、それか午後2時から4時くらいに伺いましょう。

ご飯の時間に被らないようにするためにも、この時間帯がベストと言えます。

また、アポなしで行く時は、玄関で渡してそのまま帰りましょう。

品物を持参しない場合

お中元やお歳暮を、持参しないという方も多いです。

そういう時は、品物を贈る前に「送り状」というものを郵送しておきましょう。

品物と一緒に入れてもいいですが、先に郵送しておくと丁寧な印象が持たれます。

送り状の書き方

送り状には感謝の気持ち、そしてお中元・お歳暮を贈ったという事を伝えます。

目上の方や会社の方には、ハガキに書いて出し、身内の方に出す場合は手紙でも大丈夫です。

一緒に近況など書くといいですね。

それでは送り状の例文について、会社関係の方に出す場合と、身内に出す場合の送り状の例文をお伝えしていきます。

まず送り状の構成は、こんな感じです。

  1. 1番最初に、時候の挨拶と感謝の言葉を
  2. 贈った品物の内容と、届く日時を書く
  3. 結びの言葉で締める

これらを踏まえて、例文を書いていきます。

会社関係の方に出す時

【1.1番最初に、時候の挨拶と感謝の言葉を】

・謹啓 盛夏の候、貴社いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。

・平素は、並々ならぬご指導とご厚情を賜り厚くお礼申し上げます。

【2.贈った品物の内容と、届く日時を書く】

・つきましては、ささやかではございますが、謝意を表したく、心ばかりのお中元(お歳暮)の品を別便にてお贈りいたしました。

〇日頃には届くかと存じますので、ご笑納くださいますようお願い申し上げます。

【3.結びの言葉で締める】

・貴社のさらなるご発展ご繁栄を心よりお祈り申し上げます。略儀ながら書中をもちましてお中元(お歳暮)のご挨拶を申し上げます。

身内の方に出す時

【1.1番最初に、時候の挨拶と感謝の言葉を】

・暑い日にが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?日頃が大変お世話になり厚くお礼申し上げます。

【2.贈った品物の内容と 、届く日時を書く】

・さて、本日○○○○(品物)を贈らせていただきました。〇日頃には届くと思われます。ぜひ皆さんで召し上がってくださいませ。

【3.結びの言葉で締める】

・私達もようやく新しい生活に慣れ、充実した毎日を家族一同送っております。

これからもご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

暑さ(寒さ)などで体調を崩されませんように。

これらが送り状の構成と例文となります。

ぜひ参考にしてみてください。

お中元・お歳暮で注意するポイントは?

白い服を着た女性が人差し指を立ててこっちを見て笑っている

お中元お歳暮で、注意するポイントが3点ほどあります。

それがこちらです。

  • 喪中の場合
  • 時期が過ぎた場合
  • 贈るのをやめたい場合

これらのポイントについて、1つずつ見ていきます。

喪中の場合

贈る側、受け取る側のどちらかが喪中といった場合でも、贈る事は出来ます。

お中元やお歳暮は、日頃の感謝の気持ちを贈る物。

お祝いごとの贈り物とは違うので、贈っても大丈夫です。

ですが、初七日法要が終わっていない時や、法要の日に持参するのはやめましょう。

出来ることなら四十九日を過ぎてから、渡すのが理想ですね。

また、熨斗についてですが、水引きのない物や無地の熨斗をつけましょう。

「贈ってもいいものなのか?」と気になる場合は、前もって相手側に聞いて了承を得ておくと、贈りやすくなっていいでしょう。

時期が過ぎた場合

うっかり忘れて、お中元やお歳暮の時期を忘れたという事も。

そんな時は、熨斗に書かれる表書きを【御中元】ではなく【暑中見舞い】や【残暑見舞い】と書いて、贈るようにしましょう。

お歳暮の場合は【御歳暮】ではなく、【寒中見舞い】や【寒中御伺い】と書いて、贈るようにしてください。

基本的には、遅くても12月20日くらいまでには、手元に届くようにして贈ります。

ですが、それ以後になる場合はお正月の6日以内に【御年賀】と書いて、贈っても大丈夫です。

【御年賀】となってしまった場合は、相手側にお歳暮を贈れなかった事に対して、お詫びをしたほうがいいです。

また、前もって【御年賀】として贈る旨を伝えておくのが、礼儀となっています。

贈るのをやめたい場合

お中元お歳暮のマナーとしましては、最低でも3年続けるというのが、最低限のマナーです。

ですが、年齢的にも経済的にも大変と思い始めたら、やめるのも1つです。

お中元・お歳暮のやめ方について知りたいという方はこちらからどうぞ↓

以上が、お中元・お歳暮で注意するポイントとなります。

注意するポイントが3つね。

喪中とかも気をつけないといけないんだね。

贈る時は、いろいろと気をつけるポイントもありますが、気にしすぎるとキリがないのでほどほどでいいです。

まとめ

タートルネックを着た女性が包装された箱を持ってこっちを見ている
  • お中元やお歳暮は違う点がいくつかある
  • お中元やお歳暮は風呂敷に包んで持って行くのがマナーとなっている
  • お中元お歳暮を贈る時は、注意する点が3つほどある

今回はお中元・お歳暮の基礎知識など、さまざまな視点でお伝えしてきました。

マナーなどご紹介してきましたが、どうでしたでしょうか?

マナーとなると、気になりだしたらキリが無く大変ですが、最低限のマナーを身につけることも大切です。

マナーをしっかりと身につけ、相手に感謝の気持ちが伝わるような、お中元・お歳暮を贈りましょう。

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