あなたは、寝る前や起きた直後に何か飲む習慣がありますか?
寝ている間は脱水状態になりやすいので、寝る前や起きた直後は何か飲んだ方がいいとされています。
私は普段、起きてから水を1杯飲みますが、寝る前は夜中にトイレで起きてしまうのが嫌なので、寝る前は何も飲みません。
ですが、本来ならば、寝る前も何か飲む方が良いようですね。
寝る前の飲み物は睡眠の質に関わり、起きた直後の飲み物は目覚めに関わってきます。
どういった飲み物がおすすめなのか?
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
おすすめの飲み物とは一体何なのか?
詳しく見ていきましょう。
寝る前におすすめの飲み物とは?
それではまず最初に、寝る前に飲んでおくと良いとされている、飲み物3選をお伝えします。
- 白湯
- ハーブティー
- トマトジュース
これらが、寝る前におすすめの飲み物3選となります。
これらが、寝る前に良いとされている飲み物となります。
寝る前に飲んでもいい飲み物もあれば、逆に寝る前に控えておくべき飲み物もあります。
次は、寝る前に控えておくべき飲み物についてご紹介します。
ちなみに、食べ物でもおすすめの物がいくつかありますので、気になるという方はこちらの記事を読んでみてください。
寝る前に控えておくべき飲み物とは?
続きまして、寝る前に控えておくべき飲み物3選をお伝えします。
- アルコール
- カフェインが含まれている物
- 牛乳・ホットミルク
これらが、寝る前に控えておくべき飲み物3選となります。
これらが、寝る前に控えておくべき飲み物となります。
そもそも寝る前に飲み物って飲んだ方がいいの?
ここまで寝る前に飲んでおくべきもの、控えておくべき飲み物についてお伝えしてきましたが、そもそも寝る前に何か飲む必要があるのか、気になるところですよね。
その点については、次のところでお伝えしていきます。
寝る前は飲み物を飲んだ方が良い!
それでは次に、寝る前に飲み物を飲む重要性についてお伝えしていきます。
重要性
人間は、寝ている間に汗をかいています。
夏場など暑い日に寝汗をかいてしまうのは納得できますが、実は寒い冬場でも寝汗はかきます。
コップで換算しますと、私たちが寝ている間というのはコップ1杯~2杯分の汗をかいているのです。
ですが、寝ている間というのは水分補給が出来ませんので、水分が足りず脱水症状になりやすい状態が数時間続いているのです。
脱水症状だと血液の濃度も濃くなってしまい、ドロドロ状態の血液になってしまいますので血流も良くありません。
血液というのは、全身に栄養や酸素を大事な役割を担っているほか、老廃物などのいらない物を腎臓に運ぶという役割も担っています。
血流が悪くなってしまうと、栄養や酸素が上手に流れていかず、老廃物の排出もストップしてしまいます。
排出がストップしてしまうと、その場に溜まっていってしまい、どれだけ寝ても疲れが取れないといった状態が続いてしまうのです。
血管も詰まりやすくなっているので、脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞といった病気を引き起こしてしまうリスクも高まってしまいます。
脱水症状ってよく聞くけど、いろいろとリスクがあるんだね。
また脱水症状は、睡眠の質も下げてしまいます。
水分が不足している事で、寝汗でべたついてしまったりして、不快感があるでしょう。
そうなると眠りの質も下がってしまいます。
また、寝ている間に足をつる事も多くなってしまい、痛みで目が覚めたりしてしまい、ゆっくりと休むことが出来ません。
特に夏場などは、【夜間熱中症】の原因にもなるので、必ず飲み物を飲んで寝るようにしてください。
寝る前に何かを飲む事で、睡眠の質を下げずに済みますし、さまざまなリスクを防ぐ事も出来ますよ。
そして、先ほど寝る前におすすめの飲み物をご紹介しましたが、寝る1時間前には温かい飲み物でリラックスするのがおすすめです。
寝る前に温かい飲み物を飲む事で、睡眠の質がUPする事が期待されています。
温かい飲み物は、内臓を温めてくれる働きがあるので、体温が上がる傾向があります。
眠くなるためには、内臓の温度が下がっていないといけません。
体温の上がり下がりの波が大きければ大きいほど、眠気に襲われやすく、深い眠りが出来るようになります。
ですので、1度内臓の体温を温かい飲み物で上げて、その後体温を下がるようにすれば、大きな波が出来るので、体温が下がるたびに眠気が強くなっていきます。
そのまま布団に入ってしまえば、寝つきも良くなりますし、深い眠りを持続する事も可能となります。
温かい飲み物には、リラックス効果も期待されています。
さらには、温かい飲み物は満腹感を得られやすいので、間食をしなくてもよくなり、肥満のリスクも軽減されます。
飲むタイミングと注意点
温かい飲み物を飲むタイミングとしましては、寝る1時間前に飲んでおくのがベストです。
温かい飲み物は、内臓の温度を温める働きがあると先ほどお伝えしましたが、体温が上がったまま寝てしまうと、脳や内臓が活発的になっており、寝つきが悪くなってしまいます。
万が一、温かい飲み物を飲んだ直後に眠れたとしても、内臓の温度が下がり切っていないため、睡眠の質は悪くなり、ゆっくり眠れない可能性が高くなります。
温かい飲み物を飲む際の注意点もありますが、その注意点というのが熱すぎない事です。
温かい飲み物と言っても、熱すぎてしまうと胃や腸に負担がかかってしまい、交感神経が刺激され、睡眠の質に大いに関わってくる可能性もありますので、気をつけてください。
寝る直前の場合
温かい飲み物を飲んですぐに寝ると、寝つきが悪くなるとお伝えしてきましたが、就寝直前に何か飲むのであれば、常温の飲み物か冷たい飲み物を飲むといいでしょう。
実は水分補給する時は、常温の飲み物の方が良いとされています。
常温の飲み物は、人間の体温に近い飲み物で、人間の体温と近い温度の飲み物を飲む事で内臓や体への負担が少なくなる事から、常温の飲み物がいいとされています。
また、冷たい飲みものに関しては、内臓の温度が下がりやすくなる傾向があるので、寝つきが良くなります。
ですが、冷たすぎてしまうと胃や腸に負担も大きくなり、下痢の原因に繋がるので、キンキンに冷えた飲み物を寝る直前に飲むのは控えましょう。
体が冷えている状態に、冷たい飲み物を飲んでしまうと、さらに体は冷えていってしまいます。
血流が悪くなる可能性も出てきてしまいますので、冷たい飲み物を飲む時は温度に気をつけてください。
ちなみに、冷たい飲み物の温度しましては37℃以下とされています。
飲み方や量について
温かい飲み物を一気に飲んでしまうと、火傷してしまう恐れもあります。
ですので、温かい飲み物を飲む時は、少しずつゆっくり飲むようにしてください。
少しずつゆっくり飲む事で、胃や腸の負担を軽減し、飲み物などに含まれている成分の吸収率もUPします。
また量に関してですが、「水分補給だから、たくさん飲んでおかないと」と思われるかもしれません。
水分補給はもちろん大事ではありますが、寝る前にたくさんの量を飲んでしまうと、寝ている間に何度もトイレで目が覚めてしまいます。
これでは睡眠の質も下がってしまいますので、寝る前の水分補給としましては、コップ1杯で十分です。
就寝前のことは分かったけど、起きた時はどうすればいい?
ここまでは、就寝前の飲み物についてですが、やはり起きた後についても知りたいですよね。
起きた後の飲み物については、次のところでお伝えしていきます。
起きた後におすすめの飲み物は?
それではここからは、起きてからの飲み物についてお伝えしていきます。
起床後に飲むと良いとされている飲み物3選はこちらとなります。
- 牛乳・ホットミルク
- 飲むヨーグルト・乳酸菌飲料
- 味噌汁
こちらが、起床後に良いとされている飲み物3選となります。
これらが、起きた時に飲むと良いとされている飲み物となります。
起きた時に飲まない方がいい飲み物は?
この点に関しては、次のところでお伝えしていきますよ。
ちなみに、今挙げた3選は起きた直後ではなく、起きてしばらく経ってから飲むと良いとされている飲み物になります。
起きた時に控えておくべき飲み物とは?
続きまして、起きた時に控えておくべき飲み物についてです。
起きた時に控えておくべき飲み物とは、コーヒーといったカフェインが含まれている飲み物です。
起きた時、「目を覚ましてくれる」という理由で、コーヒーを飲むという方も結構多いと思います。
ですが、起きた時にコーヒーを飲む時は、飲み方とタイミングに気をつけていただきたいのです。
人間には、さまざまな体のリズムを持っていますが、朝8時~9時の間に体内では【コルチゾール】というホルモンの分泌量が最も多くなっているとされています。
コーヒーには覚醒作用というものがありますが、コルチゾールの分泌量が多いとされている時間帯にコーヒーを飲んでしまうと、この覚醒作用の効果が得られにくくなるという事が分かっています。
飲むタイミング
先ほど、コルチゾールの分泌量について少し触れましたが、朝8時~9時以外にも分泌量が増える時間帯があります。
- 12時~13時
- 17時半~18時半
この時間帯が、コルチゾールの分泌量が最も多くなるという事です。
ですので、午前中にコーヒーを飲むという方は、朝9時~11時半の間に飲む事をおすすめします。
また、コルチゾールは起床直後に増えるとされています。
え…?そうなの?なんだかややこしくなってきた。
分かりやすくまとめてみると・・・?
コーヒーを飲むのに適した時間帯をまとめていきましょう。
- 朝9時半~11時半の間ならOK
- 起きてから1時間はカフェインNG
- 昼12時~13時、夜17時半~18時半以外の時間帯ならOK
でも、やっぱり朝起きてからコーヒーを飲みたいという方は、デカフェコーヒーかカフェインレスのコーヒーを選ぶようにしましょう。
注意点
コーヒーは空腹時に飲むのは、あまりよろしくないと言われています。
空腹時のコーヒーは、胃に負担がかかってしまいます。
胃の中が荒れてしまったり、下痢の原因にも繋がります。
ですので、飲む時は必ず空腹時以外で、食事をしっかりと食べるようにしてください。
こちらが、起きた時に控えておくべき飲み物となります。
起きた直後は常温の水か白湯を!
それでは最後に、起きた直後の飲み物についてお伝えします。
起きた直後に飲むと良いとされているのは、常温の水か白湯です。
目覚めた直後というのは体温が最も低く、内臓の機能も万全ではありません。
徐々に体温を上げ始め、それと同時に、内臓の機能も活発的になります。
内臓の機能が活発になっていない時に、冷たい水や刺激の強い飲み物(炭酸など)、牛乳などの脂質を含んだ消化に悪い飲み物を飲むと、胃や腸の負担が大きくなり、下痢などの原因に繋がります。
常温の水か白湯なら、負担もかかりませんし適度に胃や腸が刺激されます。
そうなると、消化器官も活性化され、食事の吸収率も上がりやすくなる傾向があります。
飲む量としましては、コップ1杯で大丈夫です。
まとめ
- 寝る前に飲み物を飲むのであれば、白湯やハーブティーなど
- 寝る前に控えておくべき飲み物は、アルコールやコーヒーなど
- 起きてから飲み物を飲むのであれば、牛乳や味噌汁など
- 起きてからすぐに飲まない方がいい飲み物は、カフェインが含まれている飲み物
- 起きた直後は常温の水か白湯がいい
今回は、寝る前や起きた時の飲み物についてお伝えしてきました。
睡眠の質を上げたい方にとっては、いろいろな情報を知る事が出来たのではないでしょうか?
寝る前は、水分補給が大事だという事も分かりました。
おすすめの飲み物もあれば、控えておくべき飲み物もありましたね。
控えておくべき飲み物にも、なにかしらの理由があって控えておくべきと言われているので、きちんと守るようにしましょう。
また、ここで紹介した飲み物は飲み続ける事で効果が出てきます。
短期間ではなかなか効果は出ないので、継続して飲み続けるようにしましょう。