スーパーなどで見かける紫キャベツ。
皆さんは、紫キャベツを食べた事がありますか?
私は、あんまり食べた事がありませんが、普通のキャベツを買う度に紫キャベツが目に入り、何が違うのか気になってはいました。
普通のキャベツは千切りにして豚カツなどに添えたり、野菜炒めにしたりして使ったりもしますよね。
ですが、色が違うだけなのに紫キャベツは炒めてはいけないと言われています。
なぜなのでしょうか…。
という事で今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
紫キャベツを食べた事が無いという方や、紫キャベツについて知りたいという方必見です!
紫キャベツって炒めてはいけないの?
まず初めに、紫キャベツは炒めてはいけないのかについてです。
結論から申し上げますと、紫キャベツは炒めてはいけない訳ではありません。
そもそも紫キャベツと普通のキャベツの違いって何なのでしょうか。
この2つについてまとめてみました。
紫キャベツと普通のキャベツの比較
大きさに関しましては、紫キャベツの方が普通のキャベツより一回りほど小さめです。
感触は、紫キャベツの方が葉に厚みはありますが、他の感触に関しては、変わりません。
味は、ほとんど変わりませんが、人によっては紫キャベツの方が少し苦いと感じる方も中にはいます。
旬ですが、キャベツは1年中スーパーに並んでいますが、産地によって収穫時期が異なってきます。
その収穫時期も2つに分ける事が出来て…
- 春に種をまいて、夏に収穫する⇒春撒き
- 夏~秋に種をまき、秋~冬に収穫する⇒秋撒き
このように分ける事が出来て、1年中出回る事が出来るのです。
ですので、特定の旬は決まっていないのですが、収穫する時期で【春キャベツ】【夏秋キャベツ】【冬キャベツ】と分けられるのです。
一方、紫キャベツは寒い時期が好みなので、12月~1月が旬と言われています。
品質改良などもされて、キャベツと同様に1年中並んではいますが、生産量が少ないのでどこに行っても買えるという訳ではありません。
栄養素についてですが、以下のようにまとめてみました。
- 食物繊維:有害物質や老廃物の排出を促してくれるため、腸内環境が整えられる
- ビタミンB1:疲労回復に効果的で、神経機能を正常に保ってくれる
- ビタミンB6:成長を促進してくれたり、脂肪肝や動脈硬化を予防してくれる
- ビタミンC:アンチエイジングや美肌に効果的である
実はこちら、普通のキャベツより紫キャベツの方が豊富な栄養素なのです。
逆に普通のキャベツはどうなのか見ていきましょう。
- βカロテン:美肌効果や体の成長を促進してくれて、ガン予防に効果的である
- 葉酸:貧血や血管障害といったものや、口内炎を予防する働きがある
- ビタミンK:骨を丈夫にしてくれて、骨粗しょう症を防止してくれる
こちらが、紫キャベツより普通のキャベツの方が豊富な栄養素となります。
ちなみに栄養素に関しましては、また後ほどご説明させていただきます。
価格に関しては、紫キャベツの方が2倍高く売られています。
紫キャベツの方が栽培に手間がかかるため、普通のキャベツより高くなってしまうという事ですね。
ちなみに、なぜ紫キャベツは【紫】なのか?
紫キャベツには、【アントシアニン】という紫色の色素が含まれているからなのです。
アントシアニンは、ポリフェノールの1種とされています。
ブルーベリーやプルーン、赤しそなどにもアントシアニンが含まれているため、紫色となります。
以上が紫キャベツとキャベツの違いとなります。
紫キャベツを炒めてはいけない理由は?
長くなってしまいましたが、なぜ紫キャベツは炒めてはいけないのでしょうか?
理由は2つあります。
- 他の食材に色がうつってしまう
- 加熱で栄養素が失われる
もう少し詳しく見ていきましょう。
炒めてはいけないという訳では無いですが、栄養素を失いたくないという方は、なるべくサラダなどの生で食べるのをおすすめします。
ちなみに、紫キャベツを炒める際のポイントとしましては、余熱で炒めるのがベストです。
余熱で炒める事で、他の食材に色うつりする事を抑える事が可能となります。
炒める事で、紫キャベツ自体が柔らかくなり甘みも出るので、食べやすくなりますよ。
紫キャベツの栄養素は?
先ほどから、紫キャベツの栄養素についていろいろとお伝えしていますが、ここでもう少し詳しくお伝えします。
以上が紫キャベツの栄養素となります。
補足ですが、紫キャベツは食べ過ぎてしまうと腹痛や下痢を引き起こしてしまう可能性があります。
これは、紫キャベツに含まれるジアスターゼが原因とされています。
ジアスターゼは、胃腸の消化を促進してくれる働きがあるのです。
ですので、食べる際は適切な量を守って食べましょうね。
紫キャベツを使ったレシピは?
最後に、紫キャベツを使ったレシピをいくつかご紹介します。
サラダやサンドイッチなど、そのまま使っても美味しい紫キャベツ。
加熱しても美味しく食べられますよ。
以上が紫キャベツを使ったおすすめのレシピとなります。
ぜひ皆さん作ってみてくださいね。
まとめ
- 紫キャベツは炒めてはいけないという訳では無い
- 紫キャベツは炒めると色が他の食材にうつってしまうため、炒めてはいけないと言われている
- 色うつり以外にも炒める事で栄養素が壊れてしまうので、炒めてはいけないと言われている
という事で今回は、紫キャベツは炒めてはいけないのかなど、紫キャベツについていろいろとお伝えしてきました。
私も今回この記事を書いてみて、スープなどに使ってみようかなと思いました。
生産量が少ないため、どこでも買えるという訳では無いのですが、次見つけた時は買って料理に使ってみようと思います。
皆さんも、ぜひ紫キャベツを食卓に並べてみてはいかがでしょうか?