スーパーなどで簡単に手に入るメープルシロップ。
よく見てみるとその横には、はちみつが並んでいると思います。
メープルシロップやはちみつは、ホットケーキやパンなどにかけて食べるという方多いのではないでしょうか?
名前は違えど、見た目が似ているので何が違うのか気になりませんか?
という事で今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
- メープルシロップとはちみつの違い
- 栄養・効能の違い
- 甘味成分の違い
- 保存方法の違い
メープルシロップ・はちみつについて徹底解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
メープルシロップとはちみつの違い

それではまず初めに、メープルシロップとはちみつの違いについてお伝えしていきます。
メープルシロップとは?
ホットケーキなどに使われる甘味料をメープルシロップと言います。
メープルシロップの作り方は、北米原産の木に傷をつけてそこから出てきた樹液を採り、人工的に煮詰められて作られています。
樹液を40ℓ集めたとしても、そこから出来るメープルシロップは1ℓほどしか作る事が出来ません。
流通しているメープルシロップは、カナダのケベック州産が70%の割合で占めています。
はちみつとは?
はちみつは、その名の通り【蜂の蜜】となります。
ミツバチが花から蜜を採ってくる⇒体内酵素で変化⇒巣の中で水分を蒸発といった事を行う事で、はちみつが出来上がります。
ミツバチが摘んでくる花の蜜によって、風味・味・色が異なってきます。
メープルシロップとはちみつでは、原料が異なるという事ですね。
メープルシロップのところで、「木に傷をつけて」とお伝えしましたね。
その木というのがカエデ科の木でして、【サトウカエデ】などの植物の樹液を煮詰めて作られているのです。
カエデ科の木で採る樹液は透明なものなのですが、採る時期の糖度・煮詰める時間によって、色や香りに差が出てきます。
メープルシロップとはいっても、いくつかのグレードに分ける事が出来ます。
- ゴールデン⇒黄金色・バニラのような香り
- アンバー⇒琥珀色・味わいがある
- ダーク⇒濃い茶色・独特な風味がある
- ベリーダーク⇒コーヒー色・強いコクがある
このようなグレード分けがメープルシロップにはあり、薄いものはシロップやソースに使うのがおすすめです。
濃いものは、パンや菓子作りに混ぜて使うのがおすすめです。
メープルシロップとはちみつの栄養・効能の違い

次に、2つの栄養や効能の違いを比較しながら見ていきましょう。
含有量(100g) | 摂取量の目安(1日) | |
メープルシロップ | 75mg | 800mg |
はちみつ | 1mg | 800mg |
上記の表を見ていただくと分かりますが、はちみつにはほとんどカルシウムが含まれていません。
そう考えると、メープルシロップに含まれているカルシウムの量ってすごいですね。
カルシウム=骨など強くしてくれる栄養素と思いがちですが、他にも血液の凝固・筋肉の収縮などの大事な役割を果たしている栄養素なのです。
カルシウムが不足してしまうと、骨粗しょう症になってしまう可能性が高くなります。
また、ストレスが増すといった影響も出てきます。
含有量(100g) | 摂取量の目安(1日) | |
メープルシロップ | 230mg | 2500mg |
はちみつ | 18mg | 2500mg |
カリウムの量も、はちみつより豊富なメープルシロップ。
カリウムの働きとしましては、利尿作用があります。
利尿作用以外にも、余分なナトリウムを排出してくれる働きがカリウムにはあります。
血圧を下げるのにも役立ちますので、高血圧が気になるという方はメープルシロップを使った方がいいかもしれませんね。
含有量(100g) | 摂取量の目安(1日) | |
メープルシロップ | 1.5mg | 10mg |
はちみつ | 1mg | 10mg |
どちらにも亜鉛が含まれていますが、含有量に関してはそこまで大差はありません。
亜鉛は、いろいろな代謝に関わっています。
その他にも、タンパク質の再合成・DNAの合成・骨の成長などにも欠かせない栄養素となります。
亜鉛が不足してしまうと、味覚障害・免疫力の低下に繋がります。
含有量(100g) | 摂取量の目安(1日) | |
メープルシロップ | 2.0mg | 4mg |
はちみつ | – | 4mg |
あまり聞き馴染みのない【マンガン】。
マンガンの働きは、骨の形成を促進してくれる働きがあります。
また、神経の刺激伝達・栄養素の代謝に関わっている栄養素でもあります。
さらには、インスリンを作り出したり、性機能の維持にも役立つ栄養素です。
はちみつには含まれていませんが、メープルシロップには1日の摂取量の目安の半分が含まれています。
含有量(100g) | 摂取量の目安(1日) | |
メープルシロップ | 0.02mg | 1.6mg |
はちみつ | 0.01mg | 1.6mg |
こちらも含有量は、大差が無いと言っていいでしょう。
ビタミンB2とも言われてるリボフラビンですが、発育のビタミンとも言われています。
いろいろな栄養素の代謝に関わっている大事な栄養素で、髪・爪・皮膚といった細胞の再生に欠かせない栄養素なのです。
日頃から活動が活発的な方や、成長期の子供にとって必要量が増えていきますので、不足しないように気をつけなければいけません。
含有量(100g) | 摂取量の目安(1日) | |
メープルシロップ | 0mg | 15mgNE |
はちみつ | 0.1mg | 15mgNE |
はちみつにはわずかではありますが、ナイアシンが含まれています。
酵素の補酵素としての役割を持つビタミンと言われています。
エネルギーの生産・糖質・脂質の分解に関わっている栄養素で、皮膚・粘膜の炎症を防いでくれるのに役立つ栄養素でもあります。
不足する事で、うつを発症してしまったり、口内炎・皮膚炎などを発症してしまう事もあります。
含有量(100g) | 摂取量の目安(1日) | |
メープルシロップ | – | – |
はちみつ | – | – |
メープルシロップには、67種類のポリフェノールが含まれています。
その中でも9種類のポリフェノールは、メープルシロップ独自の成分と言われています。
強い抗酸化作用が期待されるポリフェノールは、細胞に悪影響を及ぼすと言われる活性酸素を減少させてくれる働きがあります。
老化・病気を防いでくれたり、美肌効果にも効果的と言われている栄養素です。
以上が、メープルシロップ・はちみつの栄養と効能となります。
ちなみに…
いろいろな栄養素が含まれているメープルシロップとはちみつ。
どちらの方が栄養価が高いのでしょうか…?
メープルシロップには、カリウム・カルシウム・マグネシウムが豊富に含まれており、ポリフェノールも多くの種類が含まれています。
はちみつには、ナイアシン・ナトリウムが多く含まれています。
また、はちみつには鉄分も多く含まれていると言われており、メープルシロップの約2倍ほどの鉄分がはちみつには含まれています。
含まれている栄養素や量の違いもありますが、それぞれ栄養価が高い食品と言ってもいいでしょう。
メープルシロップは、低GI食品と言われています。
低GI食品という事で、インスリンの分泌を抑える事が可能なので、糖尿病の予防にも効果があると期待されています。
インスリンの分泌を抑える事が可能という事は、糖が脂肪になるのを防ぐ事が出来ます。
つまり、ダイエットにも効果的と言えるでしょう。
一方のはちみつですが、ブドウ糖が含まれています。
ちなみにメープルシロップには、ブドウ糖は含まれていません。
ブドウ糖に関してですが、ブドウ糖は体に吸収されやすいといった特徴を持っています。
ですので、早急に脳・体のエネルギー源として活動しだすため、疲労回復に期待出来ます。
その他にも、貧血予防・冷え性の改善・消毒作用などがはちみつなどにはあります。
メープルシロップ・はちみつの甘味成分の違い

次に、2つの甘味成分の違いを見ていきましょう。
メープルシロップ・はちみつ共に甘いものではありますが、甘味成分にも違いがあります。
- メープルシロップ⇒はちみつより甘さは控えめ
- はちみつ⇒甘味が強めでコクも強め
簡単にまとめますと、上記のようになります。
メープルシロップは、樹液を煮詰めて作られていますが添加物などは含まれておらず、自然な甘さとなります。
先ほども申し上げましたが、メープルシロップは樹液を採る時期・煮詰める時間によって味や色が変わってきます。
はちみつも同じように、花の種類で味・香り・色・栄養素が変わってきます。
メープルシロップは、ホットケーキやヨーグルトといったデザート系にそのままかけてもいいですし、肉料理や魚料理などにも使っていいでしょう。
はちみつは、加熱しすぎてしまうと栄養素が壊れてしまいます。
ですので、レモンのはちみつ漬けやはちみつ大根などに使うのがおすすめです。
ホットドリンクに入れてもいいですね!
お肉を柔らかくしたい場合や、魚の臭みを消したい時にもはちみつは役立ちます。
メープルシロップ・はちみつの保存方法

最後にメープルシロップ・はちみつの保存方法についてお伝えします。
未開封のメープルシロップでしたら常温保存でOKです。
開封したメープルシロップは、カビが発生しやすいという事もありますので、冷蔵庫で保管しましょう。
ですが、冷蔵庫で保管しているからとはいえ長期の保存は難しいでしょう。
ですので、1ヶ月以内に使い切る事を心がけましょう。
一方のはちみつですが、腐る事があまりないと言われています。
はちみつの種類によっては、2年以上常温で保存出来るものもあるんですよ。
開封したはちみつは、常温保存が1番おすすめです。
直射日光の当たらない場所で、湿気の少ない涼しい場所に置いておくのがベストです。
また、近くに除湿剤を置いておくのもおすすめです。
はちみつは、湿気や臭いを吸いやすいのでぜひ近くに置いてみてください。
まとめ

- メープルシロップとはちみつはいろいろと違う点がある
- どちらも栄養価は高いと言っていい
ということで今回は、メープルシロップとはちみつの違いについてお伝えしてきました。
見た目や甘い食材という共通点が多いメープルシロップとはちみつですが、詳しく見ていくといろいろと異なる点があるという事が分かりました。
それぞれたくさんの栄養素が含まれているので、料理などで活用してみるのもいいのではないでしょうか?