今もマスクをしているという方がチラホラ見られます。
なかなか手放す事も出来ず、私自身も出掛ける際はマスクをしています
風邪予防や花粉症などでマスクをしているという方もいると思いますが、マスクのせいで頭痛に悩まされた事はありませんか?
なぜマスクをしていると頭痛が起こってしまうのでしょうか?
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- マスクを付けている時に起こる頭痛の原因
- 頭痛の対処法
- マスクの中が暑い時
マスクで引き起こしてしまう頭痛。その原因とは一体?
マスクを付けている時に起こる頭痛の原因は?
それではまず最初に、マスクを付けている時に起こる頭痛の原因についてお伝えしていきます。
原因としましては、2つほどあると言われています。
それが、酸欠によるものと締付けによるものです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
酸欠による頭痛
マスクを付けていている時に頭痛が起こる原因としては、酸欠が1番多いと言われています。
主に、酸素不足や血管の拡張によって頭痛が起こってしまうのです。
これを偏頭痛とも言います。
普段私たちが付けているマスクは、昔のガーゼマスクとは違って繊維がとても細かくなっています。
目に見えない小さな粒子やウイルスなどを防いでくれるのですが、昔のマスクよりも気密性が高くなっています。
この気密性の高さによって、頭痛が起こってしまうとされています。
気密性が高いため、マスク内では二酸化炭素の濃度が高くなり、外にはなかなか逃す事が出来ないので、二酸化炭素の量が多くなってしまいます。
そうなってしまうと脳内の酸素濃度が低下してしまい、酸素不足になってしまうという結果に…。
体というのは酸素不足になってしまうと、より多くの酸素を取り込もうとして血管が拡張してしまう作りになっています。
拡張された血管は、周りの神経を圧迫してしまう働きをもつため、そのせいで頭痛を引き起こしてしまうと言われています。
締付けによる頭痛
酸欠の次に多いとされている理由が締付けです。
先ほどは偏頭痛と紹介しましたが、こちらのタイプは【緊張型頭痛】とも言います。
緊張型頭痛は、血行不良・筋肉のコリといった事で起こるとされています。
マスクを付けていると、耳辺りがマスクのゴムで締付けられ痛くなってきたという経験ありませんか?
ゴムが耳に触れている部分は筋肉の緊張状態が続いており、同じ場所に数時間刺激が加わっている状態となります
そうなると筋肉が固まってきてしまい、血行の流れが悪くなってその結果、緊張型頭痛が起こってしまうという事に。
また、マスクを付けていると口の周りの筋肉も、付けていない時と比べると動かさないと言われています。
そのような場合でも、血行不良や筋肉のコリが頭痛へと導いてしまう結果になります…。
酸欠や締付けが原因で頭痛を引き起こしてしまうという事が分かりましたね。
マスクによって起こる頭痛の対処法を次のところでご紹介します。
マスクによって起こる頭痛の対処法!
それでは次に対処法を見ていきましょう。
酸欠によって起こる頭痛と、締付けによって起こる頭痛では対処法が異なりますのでそれぞれご紹介してきます。
酸欠によって起こる頭痛
酸欠によって起こる頭痛の対処法としましては、体に新鮮な酸素を取り込むようにしましょう。
マスクを付けていて、息苦しくなった場合は人がいない所で一度マスクを外して、大きく深呼吸するといいでしょう。
深呼吸を繰り返すと、頭痛が無くなるという場合もあります。
深呼吸に関しましては、時間などを決め、こまめにしておくと酸欠状態を防ぐ事が出来るので、人がいない所を見つけた時にやる事をおすすめします。
締付けによって起こる頭痛
先ほどの原因のところで【緊張型頭痛】とお伝えしました。
筋肉の緊張が原因となり頭痛を起こしてしまいますが、締付けによって起こってしまった頭痛には、マッサージが良いとされています。
また、口の周りも動かす事が少なくなってしまうので、口の周りもマッサージしてあげるといいでしょう。
~耳周りのマッサージ~
- マスクを外して、耳全体を揉みましょう
- ゆっくり揉みほぐすようにマッサージをすると、耳や顔が熱くなってきます
耳や顔が熱くなるという事は、血流の流れが良くなっている証拠となります。
筋肉の緊張も解消されるので、ぜひ耳周りのマッサージを試してみてください。
~口周りのマッサージ~
- マスクの下で大きく口を開ける
- 【あいうえお】の口の形を繰り返す
この動きをすることによって口周り、あごの周りの筋肉を大きく動かせるので、緊張型頭痛を防げます。
血行不良が原因で緊張型頭痛になる方は、顔全体の筋肉を動かす事が大事となってきます。
どちらの対処法も簡単なものばかりなので、ぜひ試してみてください。
マスクの中が暑い時はどうする?
マスクを長時間付けていると、マスクの中が蒸れてきたりして暑くなったりしますよね。
そんな時の対処法をここではお伝えしていきます。
対処法としてはこちらとなります。
これらが対処法となりますが、1つずつ説明を加えていきますね。
換気する
マスクの中が暑いと感じるのは、マスクの中が蒸れているからなのです。
マスク内で呼吸をすると、吐かれた息の水蒸気がマスク内に溜まっていってしまい、蒸れやすくなってしまいます。
ですので、マスク内に少しの隙間を作ってあげたり、湿度を下げたりして換気をしてあげると蒸れが無くなり、暑さを軽減する事が出来るのです。
鼻呼吸
たいていの方が、口呼吸をしているのではないでしょうか?
口呼吸では、マスク内に水蒸気が溜まってしまいますので蒸れてしまいます。
ですので、マスクを付ける際はなるべく口呼吸ではなく、鼻呼吸を意識するようにするといいでしょう。
綿素材のマスクにする
皆さんが使っているマスクの素材は何ですか?
マスクに使われる素材はいくつかありますが、綿素材のマスクが暑い時に最適とされています。
綿自体、蒸れにくいので暑い日などは綿素材のマスクを付けるといいでしょう。
また、マスクの形にも種類がありますが、立体型の物がおすすめです。
ガーゼを挟む
ガーゼは、適度に湿気を吸収してくれるものです。
さらに、洗濯も出来るので衛生面でも、経済面でもありがたいアイテムです。
皮膚とマスクが接触する部分に、ガーゼを当てるだけで大丈夫です。
ガーゼが湿ってきた時が、交換するタイミングとなっています。
マスク内が暑くなってしまうと、息苦しくなったり頭痛を引き起こしてしまう事もあります。
ここで紹介した対処法を活用して、暑さを軽減しちゃいましょう。
まとめ
- マスクを付ける事で起こる頭痛は、酸欠と締付けのどちらかが原因で起こる
- マスクを付けていて頭痛が起こってしまった時は、深呼吸やマッサージをする
- マスク内が暑くなった際は、マスク内を換気したり鼻呼吸を意識する
という事で今回は、マスクを付ける事によって起こってしまう頭痛についてお伝えしてきました。
マスクをしていて頭痛が引き起ってしまった場合は、ここで紹介した対処法などを上手に活用して、マスクをしていても快適に過ごせるように心がけましょう。