何も予定がない、日頃の疲れが溜まっているからという理由で、休日はほとんど寝て終わるという方いませんか?
私も学生の頃は、夜更かしして深夜に寝て、昼まで寝ていたので、休日はほとんど寝てばかりでした。
ですが、休日ほとんど寝ているという方…実は病気の可能性もあるのです!
寝て終わるだけで、病気だなんてそんなはず…ないよね?
やっぱり病気と聞いてしまうと、心配になってしまいますよね?
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- 休日寝て終わる原因
- 休日寝て終わってしまう真相
- 休日寝て終わらせないための対策
- 休日寝て終わるのがもったいないと思った時は
休日を寝て終わってしまうその真相とはいかに…?
休日に寝て終わる人の原因は?リスクはある?
では最初に、休日を寝て過ごす人は、なぜ長い時間寝てしまうのか解説していきます。
原因として挙げられるのがこちらとなります。
これらが原因として挙げられます。
それでは1つずつ見ていきましょう。
加齢
眠りが浅い、夜中に目が覚めてしまうなど、加齢とともにそういった事が増えてきてしまう、中高年の方達。
40代以降は老化の影響で【メラトニン】と呼ばれる、睡眠ホルモンが減少し、体内時計が乱れ始めるのが原因です。
太陽を浴びる事によって、メラトニンの分泌は一時停止して、活動モードに切り替えてくれます。
分泌が一時停止してから、約14時間~16時間程度経つと、再びメラトニンが分泌されるように。
このメラトニンは、加齢によって減っていってしまうので、先ほどお伝えした、眠りが浅かったり、夜中に目が覚めるといった事に繋がるのです。
そうなると睡眠の質が落ちてしまい、その結果、休日は寝て終わる人や、起きにくくなり倦怠感が残るという事も。
自律神経
自律神経が乱れて、いい睡眠が出来ないという事も。
自律神経は、24時間常に働いています。
自律神経は、昼や活動している時に活発に働く交感神経、夜とリラックスしている時に活発に働く、副交感神経の2つから成り立っています。
この2つの神経は入れ替わるのですが、入れ替わる時間は、夕方頃が理想とされています。
ですが、次の日が休日という理由で、夜更かしなどをしてしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまい、睡眠の妨げに繋がります。
そのせいで、次の日に支障が出て休日が寝て終わってしまう事も。
食生活
寝ている間も消化器官は働いており、体にも負担がかかっています。
そのせいで、次の日の体調にまで、影響が出てしまいます。
ですので、消化器官の働きを落ち着かせるためにも、寝る3時間前までには、食べたり飲んだりする事を終えておきましょう。
「どうしてもなにか食べたい」という場合は、消化の早い食べ物を口にしましょう。
心身の疲労
あなたは日頃、嫌なことがあったりして、ストレスが溜まっていたりしませんか?
あなた自身に自覚が無くても、ストレスは溜まっていきます。
嫌な事を考えたくないとずっと寝ていたりするのは、逆効果で間違いなのです。
心身ともに疲れて疲労を溜めていかないように、日頃から少しでも、ストレス発散するようにしましょう。
では次に休日寝て終わる人には、なにかのリスクがあるのかについてお伝えします。
リスクとして挙げられるのがこちらとなります。
これらがリスクとして挙げられます。
それでは1つずつ見ていきましょう。
頭痛
はっきりとは言えませんが、【偏頭痛】と【緊張型頭痛】も理由として挙げられます。
この2つの、頭痛の違いはこちらです。
特徴:目の奥から側頭部にかけて、ズキズキとした痛みが頭全体に。
原因:血管が拡張してしまうと、周囲の三叉神経が圧迫されます。
そうなると、脈を打つたびに痛みが発症してしまいます。
特徴:締め付けられるような痛み。
原因:筋肉の緊張が原因と言われています。
日頃から寝過ぎていると、睡眠時の態勢に問題があるのです。
また、寝ている時は少なからずとも汗をかいています。
汗をかくせいで水分不足にもなってしまい、軽度の脱水症状になっている事も。
脳の老化
イギリスのとある大学では「長い睡眠は脳を老化させる」という、結果を発表しました。
約9,000人の50歳~89歳に男女を対象にした研究をして、睡眠と脳認知能力の関係性が研究されました。
研究結果はというと、50歳~64歳の人で、睡眠時間が6時間未満の人と8時間以上の人では、決定能力と記憶力が落ちるという結果になりました。
早死
恐ろしい言葉ですね…。
とある大学が行った研究で、こういった研究結果があります。
死亡率が最も低いとされているのが、睡眠時間が6.5時間~7.5時間の人達。
では、他の場合はどうかといいますと、こちらとなります。
3時間しか寝ないという人は、6.5時間~7.5時間の人達より1.3倍ほど高くなり、7時間以上寝ているという人達も、死亡率は高いと言われています。
慢性的な腰痛
腰痛で悩んでいる人も多いはず。
あまり寝返りをしないという人は、同じ態勢をしているいう事で長時間同じところに、体重がかかってしまっています。
そのせいで起きた時、腰に痛みを生じる事に。
逆をいえば、普段から寝返りが多い人は、体重がいろんなところに分散されるので、寝返りしない人よりも腰の痛みは少ないのです。
交感神経が活発の状態で眠ろうとすると、いい睡眠が出来ません。
そのせいで、寝返りする事が無く、腰に負担をかけるのです。
こういったリスクを伴うので、寝過ぎにも気をつけるようにしましょう。
体に負担がかかったりするので、なるべく休日は寝て終わるのではなく、普段と変わらない時間に起きる事をおすすめします。
休日に寝て終わる人はうつ病なの!?真相は?
では続いて、休日は寝て終わるという人は病気かもしれないとお伝えしましたが、本当のところはどうなのか見ていきたいと思います。
まず、休日は寝て終わるという人には、こういった疑いがあります。
よく聞かれるものですね。
ですが休日寝て終わるという人、全員に当てはまるとは限りません。あくまで疑いですので、頭の片隅に入れておいてください。
では、説明していきます。
うつ病
うつ病は、2017年の時点では、約128万いると言われています。
数年前の統計なので、今はもっと増えているかもしれません。
心配事など、いろいろと考えて眠れないという人いませんか?
なかなか寝れず、起きてもなんだかすっきりしない。
だから、また寝てしまうという人もいるかもしれません。
うつ病には睡眠障害の発症もあります。
心配事などいろいろと考えてしまうという人は、気をつけたほうがいいですね。
また重度のうつ病になると、起きる事も難しくなるので、1日中寝て終わるという事もあります。
過眠症
過眠症というのは、睡眠覚醒障害の1つです。
そして、過眠症はタイプがあるのでご紹介します。
症状:強い眠気があり、3日~3週間で回復するが、不定期で同じ症状が出る。
特徴:他のタイプよりも、非常にまれなタイプ。
初発は10代が最も多く、女性よりも男性の方がかかる頻度は高いです。
症状:3か月以上、毎日眠気があり、15分~20分ほどの眠りで目が覚めてしまう。
特徴:世界で1,000人~2,000人に1人の確率でかかる病気です。
年齢も先ほどと同じで、10代の初発が多いです。
症状:起きている間ずっと眠気があって、気付くと1時間以上寝ている。
起きても眠たい状態が続き、夜も長時間寝るので、結局1日中寝ている事も。
特徴:10代~20代の発症が多いです。
これらが過眠症のタイプとなっています。
睡眠時無呼吸症候群
こちらもよく聞きますね。
寝ている最中に気道が閉じてしまい、呼吸が止まってしまう病気です。
一見、ぐっすり眠っているように見えてしまいますが、いびきと呼吸が止まっているという状態を繰り返しているので、ぐっすり眠っているとは言えません。
この動作が繰り返されるので、寝不足といった状態になります。
休日寝て終わるという人で、なにか当てはまるものがありましたか?
やはり1つでも当てはまるといった人は、病院で医師に相談する事をおすすめします。
受診するだけでも、楽になるかもしれません。
ぜひ病院にご相談を。
休日寝て終わるのを避けるための対策は⁉
休日寝て終わる人におすすめの対策10選を、お伝えしていきます。
ではここで、対策をまとめてみましたのでご覧ください。
- 起床後、太陽を浴びる
- ストレッチ
- バランスの取れた食事
- 着替える
- 軽い運動
- お酒やカフェインは適度に
- 寝る3時間前には食事を終える
- お風呂は寝る2時間前
- 寝る1時間~2時間前はスマホを見ない
- 環境を整える
こちらが、休日寝て終わる人におすすめの対策10選です。
1つずつ見ていきましょう。
太陽を浴びる
起床後は、太陽を浴びるといいと言われています。
体内時計はリセットしてあげないと、少しずつズレが生じてきます。
ズレが起こらないように、太陽を浴びて体内時計をリセットさせましょう。
太陽を浴びると、気持ちよく1日が始まります。
ストレッチ
ストレッチをすると、活動モードに体が切り替えられます。
そして、ストレッチは肩こりや背中、頭痛、腰痛にも効きますし、女性には嬉しいむくみ改善、基礎代謝が上がったりします。
ストレッチの仕方が分からないという人のために、ここで簡単なストレッチをご紹介します。
ちなみに、今からご紹介するストレッチは、全身の血流をよくしてくれて、起床後、動きやすい体にしてくれるストレッチです。
起床後は、大きく動かさないで、無理しない程度にしましょう。
1.仰向けになって、手と足の指をグーパーさせます。(5回ずつ)
2.手首足首を、左右5回ずつぐるぐる回しましょう。
簡単ではありますが、これだけでいいのです。
ですが、やりすぎにも注意してくださいね。
怪我をしている人や、ストレッチをしていて痛みを感じる人は、すぐに中止してください。
バランスの取れた食事
1日3食しっかり食べていますか?
しっかり朝ごはんを食べる事は、体温の上昇や頭の動きを活発にしてくれます。
忙しい朝ではありますが、しっかりバランスの取れた朝ごはんを食べるといいでしょう。
炭水化物・タンパク質・ミネラルが含まれた朝ごはんが理想的です。
着替える
予定が無いからといって、1日中着替えない時はありませんか?
家から出ないからといって、パジャマで過ごすのはNGです。
ズボンだけでもいいですし、Tシャツだけでもいいのでちゃんと着替えましょう。
軽く運動する
やはり、体を動かすのも大事です。
疲れていると、夜もぐっすり眠れます。
空いている時間を利用して、ウォーキングやストレッチをしてみるといいですよ。
お酒やカフェインは適度に
お酒やカフェインが含まれたものは、なるべく控えた方がいいですね。
「飲んじゃダメ」とは言いませんが、適度にお酒を楽しみましょう。
またカフェインはご存じの通り、目を覚ましてしまいます。
カフェインが含まれている、コーヒーや紅茶などといった飲み物を夜に飲むのは控えましょう。
寝る3時間前には食事を終える
先ほどもお伝えしたように、消化器官は24時間働き続けています。
その働きを落ち着かせるためにも、寝る3時間前には食事を終えておきましょう。
お風呂は寝る2時間前
長風呂の人もいれば、短い時間でお風呂を終えるという人もいるでしょう。
お風呂の理想は、38℃~40℃の浴槽に10分~20分ほど入っているのが理想です。
そうする事によって、副交感神経が刺激され快眠が得られます。
寝る1時間~2時間前はスマホ見ない
これはなかなか難しく、実際に寝る直前まで見ているという人も、多いのではないでしょうか?
寝る直前までスマホを見てしまうと、脳が錯覚を起こしてしまいます。
さすがに1時間~2時間見ないというのは難しいと思うので、ブルーライトをカットしてくれる保護シートなどを利用してみてはいかがでしょうか?
寝る環境を整える
あなたが今使っている、寝具は合っていますか?
自分に合った、寝具で寝る事も大切です。
寝具以外にも、快眠に導いてくれる方法があります。
それは香りや色です。
どういう事か分かりませんよね?こちらをご覧ください。
リラックスの効果を求めるなら、ラベンダーの香りがおすすめ。
心身をリラックスさせてくれて、なおかつ、イライラや不安、緊張なども和らげてくれます。
頭をリセットさせるならスイートオレンジ。
楽観的になったり、考え方を柔軟にしてくれます。
体の疲れを取るならカモミールがおすすめ。
興奮を抑えてくれますし、腹痛や多くの女性の悩みである生理痛を和らげてくれます。
これら以外にも、寝室を青色系でまとめると、快眠に導けますし、緑系やベージュ系も気持ちを落ち着かせてくれます。
アロマなどを上手に活用して、休日も寝て終わる事なくスッキリと目覚めるといいですね。
10選も書き出してみましたが、出来そうなものばかりでした。
一気に全部やる必要はありません。
どれか1つでもいいので、休日寝て終わるという人にしていただけると嬉しいです。
決して難しくはありませんので、どうぞお試しください。
休日が寝て終わるのはもったいないと思った時は?
休日だからといって午前中寝てしまって、何もする事がないから午後からも寝て終わるなんて、もったいないです。
午前中寝てしまったら、午後からでも出来る事を探してみませんか?
おすすめはこちらです。
どうでしょう?午後からでも出来そうじゃないですか?
説明を加えていきます。
ご飯
とりあえずご飯を食べましょう。
ご飯を食べると、体も頭も動くようになりいい事だらけです。
理想の朝ごはんは、先ほどもお伝えした【炭水化物・タンパク質・ミネラル】が含まれた朝ごはんですよ。
DVD鑑賞
DVDや録画して見ていない番組を、見るのもいいでしょう。
のんびりと過ごせていいかもしれません。
読書
読書が好きな方は、静かに本を読むのもいいですね。
自分の好きな本を、ゆっくり静かな環境で読むと心も落ち着いて穏やかになります。
散歩
普段、仕事などで忙しい方は、たまにはゆっくり近所を散歩するのはいかがですか?
季節感も感じられて、新たな発見がみつかります。
手の込んだ料理
夜ごはんの支度もいいのではないでしょうか?
たまには手の込んだ料理に挑戦するのもおすすめです。
普段はコンビニで済ませたり、外食で済ませたりする方も、たまには家で手の込んだ料理を作るのもいいかもしれません。
寝て終わるよりも、自分のやりたい事をする休日もいいですね。
出掛けるのがめんどくさいという人は、ぜひ休日は家でのんびり過ごしたり、近所を散歩して気分転換してみてください。
まとめ
- 休日、寝て終わるという人は病気の可能性がある
- 休日、寝て終わるとリスクも伴ったりする
- 午前中寝てしまっても、午後から出来る事もある
今回は、休日は寝て終わるというのをテーマに説明してきました。
休日寝て終わる人は、病気だなんてお伝えして、驚かれた人もいるかもしれません。
平日はゆっくり寝られないからと、休日にたくさん寝てるという人も多いはずです。
ですが、寝て終わるなんてもったいないです。
自分の好きな事、やりたい事をして有意義な時間を過ごせるといいですね。
そして、先ほどうつ病などにも触れましたが、不安な事があればすぐに病院で診察してください。