寒い時期になると気になるのが、肌の乾燥。
肌の乾燥は、大人だけでなく子供にも関わってくる問題です。
大人はかゆみを我慢出来たりできますが、子供はかゆいとどうしてもかきむしってしまいます。
我が子も肌がカサカサしており、かきむしっています…。
かき続けると、悪化してしまい肌荒れを引き起こしてしまう可能性も…。
皮膚科に行くか?市販薬で様子を見るか?
そもそも市販薬はOKなのか?悩むところです。
という事で今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
子供の乾燥肌に悩んでいる方、必見です!ここで悩みを解消しましょう。
子供の乾燥肌に市販薬はOK?
それではまず初めに、子供の乾燥肌に市販薬は使ってもいいのかについて見ていきましょう。
結論から申し上げますと、使っても大丈夫です!
子供の肌は、大人の肌と違って皮膚の分泌量が少ない・皮膚が薄いと言われています。
この2つが原因となり、肌が乾燥しやすいのです。
乾燥肌になる事で、ホコリや衣類が擦れた時や気温の変化でも、かゆみや湿疹といった原因になります。
子供はかゆければかゆい程、強くかきむしってしまい傷が出来て、そこからバイ菌が入ったりすると感染症を引き越してしまう事も0ではありません。
まず大事な事は子供が乾燥肌にならないためにも、保湿クリームでスキンケアをする事が1番なのです!
親として出来る事はまずスキンケアを日頃からしっかりしてあげましょう。
でもどんなものを選べば…?
どのような保湿クリームを使えばいいのか?市販薬はどういったものを選べばいいのか?というのも悩みどころですよね。
確かにドラックストアでもさまざまな市販薬が売られているので、正直どれがいいのか分からないといったところでしょうか。
大人の湿疹に使える市販薬のほとんどは、子供にも使う事が可能です。
ですが、ものによっては対象年齢が定められていたりする市販薬もあるので、買う際に必ず確認する必要があります。
ここで気をつけていただきたいのが、赤ちゃんの場合です。
子供の湿疹に使用出来る市販薬は、赤ちゃんの湿疹には使う事は出来ません。
さらに子供の湿疹は細菌やウイルスが原因となる感染症の場合もありますので、気をつけておきましょう。
どうしたら病院に行けばいいの?
受診の目安としては、以下のような症状が出た際は早めに受診する事をおすすめします。
- 湿疹が出始めて3日以上経っても治る気配がない
- 湿疹以外にも発熱・倦怠感がある
- 水ぶくれや・ひどい腫れ・灼熱感・疼痛がある
- その人以外の家族にも似たような症状がある
- 化膿している
上記のような症状が1つでも当てはまれば、早めに受診をしましょう。
繰り返し湿疹が出るという場合は、アトピー性皮膚炎の可能性もありますので、1度皮膚科を受診するのも1つです。
乾燥肌のかゆみを和らげる市販薬の選び方
続きまして、市販薬の選び方について見ていきましょう。
いろいろな市販薬を取り扱っているドラックストアで、乾燥肌のかゆみに効く薬を選ぶ際は、薬の成分を確認しましょう。
【抗ヒスタミン成分】の【ジフェンヒドラミン】には、かゆみを抑える効果があります。
また、【トコフェロール酢酸エステル】には患部の治りを助けてくれる効果があります。
ですので、ジフェンヒドラミンやトコフェロール酢酸エステルといった成分が配合されているものを選ぶとOKです。
子供に使う際、「効果が強すぎるかな?」と心配な方は赤ちゃんにも使える市販薬を選びましょう。
そして、湿疹が出てしまった場合は、【ウフェナマート】や【グリチルレチン酸】といった成分が含まれているものを。
この2つは炎症を抑えてくれる成分となっています。
肌が荒れてしまった場合は、【ビタミンB2】が配合されているものを選ぶといいでしょう。
乾燥肌によるかきむしりに市販薬を塗る際…
子供に乾燥用の市販薬を塗る際に関して、いくつかお伝えしたい点があるのでご紹介します。
ドラックストアで販売されている乾燥肌用の市販薬は、子供にも使用可能です。
ですが先ほどもお伝えしましたが、中には対象年齢が定められているものもあるので、年齢確認を必ずしてから使うようにしてください。
かゆみがひどくなったり、赤みや腫れのある湿疹が出てきている場合は、【ステロイド成分】が配合されたものを選ぶといいでしょう。
ステロイド成分には炎症を抑えてくれる働きがあります。
ですので赤みや腫れ、かゆみや痛みといった症状に効果的と言われています。
「ステロイド」と聞くとためらってしまう方もいるでしょう。
ステロイドを使うと子供の場合、副作用が出やすいとされているので、ステロイドの強さに気をつける必要があります。
ステロイドの強さをランク分けすると、ストロング>ミディアム>ウィークとなります。
1歳以上で2歳未満の子供には、ウィークランクのものを。
2歳以上で12歳まではミディアムランク以下のステロイドを使用するようにしましょう。
そして、市販薬を使用する際は必ず親が行うようにしてくださいね。
また、市販薬を1週間ほど使っても治らない場合は、市販薬をやめて薬剤師などに相談したりするのもアリです。
ステロイドが配合されている市販薬を5日間~6日間塗っても治らない場合は、皮膚科などを受診しましょう。
市販薬を使った際、赤みが増したり、ピリピリするといった症状があった場合はすぐに受診しましょう。
乾燥肌におすすめの市販薬5選をご紹介!
それでは最後に、子供の乾燥肌によるかゆみを和らげてくれるおすすめの市販薬を5選をご紹介したいと思います。
以上がおすすめしたい市販薬となっております。
気になった方はぜひお試しください!
まとめ
- 子供の乾燥肌に市販薬は使っても大丈夫
- ドラッグストアで市販薬を選ぶ際は、必ず薬の成分を見るといい
- 多くの市販薬は子供にも使えるが、必ず年齢確認をする事
という事で今回は、子供の乾燥肌によってかきむしってしまった際、市販薬は使っても良いのか?悪いのか?についてお伝えしてきました。
「かいちゃダメだよ」と子供に言っても、かゆければかいてしまう子供。
「早くかゆみから解放してあげたい」と思っている親の方も多いでしょう。
市販薬も子供に使ってもOKですので、薬の成分、対象年齢を確認してから使うようにしてください。
また、悪化したりするようでしたら早めの受診をしましょう。