スーパーに行くと油と一緒に並んでいるオリーブオイル。
いろいろな種類があって、どれがいいのか正直悩みがちですよね。
炒め物にも使えますし、パンやサラダにも使えるオリーブオイル。
いろいろな種類があるオリーブオイルですが、「買ってはいけない」と言われている物もあるのです。
という事で今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- 買ってはいけないオリーブオイルの特徴
- 怪しいオリーブオイルのメーカー
- おすすめのオリーブオイル
- オリーブオイルに関する質問
買ってはいけないと言われているオリーブオイルとは、どういった物なのか?
ぜひ最後までご覧ください。
買ってはいけないオリーブオイルとは?
それではまず初めに、買ってはいけないオリーブオイルの特徴についてお伝えしていきたいと思います。
買ってはいけないオリーブオイルの特徴は、こちらとなります。
- 大容量
- 低価格
- 容器がプラスチック
- 認証マークがない
- 酸度0.8%以上
これらが、買ってはいけないオリーブオイルの特徴となります。
それではここから説明を加えさせていただきます。
大容量
スーパーなどで売られているオリーブオイルは、サイズがさまざまですよね。
小さい物から大きい物まで売られていますが、大容量サイズのオリーブオイルは、一般家庭には向いていません。
オリーブオイルは、開封した後だと賞味期限が1ヶ月~2ヶ月ほどしかありません。
賞味期限が切れても使えない訳ではありませんが、味や香りが落ちてしまうと言われています。
美味しいオリーブオイルを使いたいのであれば、期限内に使い切れるサイズの物を選ぶといいでしょう。
低価格
低価格で売られているオリーブオイルは、偽物の可能性が。
エキストラバージンオリーブオイルの相場は、100gあたり200円~400円程と言われています。
高い物では1本、数万円する物もあります。
高くなる理由としましては、本物のエキストラバージンはオリーブの実だけを原料としています。
そして、化学加工も施されていないので、価格が高くなってしまうのです。
100gあたり50円以下のオリーブオイルは、買わない方がいいかもしれません。
容器がプラスチック
オリーブオイルが劣化してしまう原因は、主に4つあります。
オリーブオイルの容器って、普通のサラダ油と違って黒い遮光瓶が採用されています。
黒い遮光瓶が使われている理由ですが、これはオリーブオイルを紫外線から守るためなのです。
紫外線を通しやすいプラスチックの容器では、劣化しやすいので気をつける必要があります。
また、プラスチックの容器は紫外線だけではなく、酸素も通してしまいます。
エキストラバージンオリーブオイルは、光や酸素に触れてしまうと酸化が進んでしまいます。
つまり、スーパーなどで並んでいる時間も照明などの光に当たっているため、酸化が進んでいる状態なのです。
プラスチックの容器で売られているオリーブオイルは、品質よりもコスト削減を重視している可能性が高いです。
ですので、プラスチックの容器に入っているオリーブオイルではなく、黒い遮光瓶に入っているオリーブオイルを選ぶようにしましょう。
認証マークがない
認証マークが表示されていないオリーブオイルは、信頼性も低く、偽物の可能性が高いです。
国によって違ってはきますが、オリーブオイルにつけられる認証マークはこのようなものとなります。
マーク | 意味 |
DOP・IGPマーク | EUが【ご当地生産物】と認める農産物の基準を意味するマーク |
ユーロリーフ | EUで1番有名な認証マーク |
有機JASマーク | 農林水産省が定めている認証マーク |
ですが、これらのマークはエキストラバージンオリーブオイルであるという事を証明するマークでありません。
一定の基準を満たした質の高い商品ではあるので、オリーブオイルを買う際に悩んだ場合は、認証マークがある物を選びましょう。
ちなみに、日本では毎年オリーブオイルコンテストというものを開催しています。
ですので、コンテストの受賞歴を確認してみるのも選ぶ際のポイントなります。
酸度0.8%以上
これは劣化の度合い度を示しています。
酸度が0.8%以上の物は、本物のオリーブオイルとは言えません。
エキストラバージンオリーブオイルというのは、IOCによって基準が決められています。
- 理化学検査分析を行い、結果酸度が0.8%以下
- 官能的検査分析での味覚チェックをクリアしたもの
これらの基準を満たしていないと、エキストラバージンオリーブオイルとは言えないのです。
ですが、日本の農林水産省が定めているJAS法に従い、基準を満たしていればオリーブオイルと認定されます。
その基準というのが…
- 酸度2.0%以下でオリーブオイル特有の香りがある事
IOCの基準に満たしていないオリーブオイルが、日本ではエキストラバージンオリーブオイルとして販売されています。
ですので、本物のオリーブオイルを求めているという方は、酸度が0.8%以下の物を選ぶといいでしょう。
これらが買ってはいけないオリーブオイルの特徴となります。
買ってはいけない?怪しいオリーブオイルのメーカー
さまざまなメーカーでオリーブオイルが売られていますが、買ってはいけない怪しいオリーブオイルのメーカーはあるのか見ていきましょう。
- トップバリュ
- 業務スーパー
- FILIPPO BERIO
これらのメーカーのオリーブオイルを見ていきます。
トップバリュ:さらっとクセがないオリーブオイル
名前の通りクセのないオリーブオイルとなっています。
455g入って500円以下となっていて、オリーブオイルにしてみると価格は安めと言っていいでしょう。
ですが、先ほど買ってはいけない特徴のところで容器に関して触れましたが、こちらの商品…
遮光性の無い透明な容器に入っているのです。
風味・香りが失われていく事から、怪しいオリーブオイルと思っていいでしょう
エキストラバージンオリーブオイルでもないので、鮮度・香り・味わいも期待外れになってしまうかもしれません。
業務スーパー:オーガニックエキストラバージンオリーブオイル
低価格でいろいろな食品を販売している業務スーパー。
怪しいと言われている理由は、価格とマークが関係しています。
500ml入っていて300円ほどの価格で販売されているオリーブオイルですが、やはり安すぎて怪しいといった疑惑も。
そして、先ほどご紹介した認証マークもついていない事から、怪しいと言われています。
ですが、有機JAS認定が付いているので、農薬などが使われていないオリーブオイルと言えるでしょう。
悪いオリーブオイルではないですが、本物と言っていいのか際どいオリーブオイルかもしれません。
FILIPPO BERIO:エキストラバージンオリーブオイル
こちらの商品は、【J-オイルミルズ】から販売しているオリーブオイルとなります。
【J-オイルミルズ】という言葉は、聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか?
ですが、こちらのオリーブオイルは、国際オリーブ協会の認証マークがついていません。
さらには、大容量でエコペットボトルにはいっているため、怪しいオリーブオイルといった疑惑が…。
ですが、こちらの商品は400gで売られている物もあります。
400gの商品は瓶で売られているので、買ってみたいという方は400gの方を選ぶといいでしょう。
販売されているオリーブオイルの中には、怪しいオリーブオイルもあります。
しっかりと見極めましょう!
おすすめのオリーブオイルをご紹介!
続きまして、おすすめのオリーブオイルをご紹介したいと思います。
ご紹介するオリーブオイルはこちら。
- ボスコ プレミアムエキストラバージンオリーブオイル
- 瀬戸内オリーブオイル園SetouchiOlive ブレンド
- ガルシアエクストラバージンオリーブオイル
- アルドイノ エキストラヴァージンオリーブオイルフルクトゥス
- 成城石井
- KALDI
これらの商品について少し説明を加えていきますね。
ボスコ プレミアムエキストラバージンオリーブオイル
こちらのオリーブオイルは、手頃な値段で買う事が出来る、本物のオリーブオイルとなります。
早摘みのオリーブを使っているので、香りも抜群。
イタリアでの品評会での受賞歴をもつこちらのオリーブオイル。
酸度も0.3%以下となっており、遮光瓶に入ったオリーブオイルとなっています。
瀬戸内オリーブオイル園SetouchiOlive ブレンド
外国産の物が多いオリーブオイル。
ですが、国産のオリーブオイルも質が高くおすすめしたい物です。
国際コンテストで金賞を受賞しているこちらのオリーブオイルは、世界基準も満たしている本物のオリーブオイルとなっています。
価格は他のオリーブオイルと比べると高めとなりますが、それだけの価値を感じられるオリーブオイルとなっています。
アルドイノ エキストラヴァージンオリーブオイルフルクトゥス
こちらは、高級感No.1のオリーブオイルです。
イタリアのアルドイノ社は1870年創業の会社で、上質のオイルだけを【パーコレーション法】を用いて取り出しています。
このパーコレーション法は非常に少ない量しかとる事が出来ません。
ですので、高品質なオリーブオイルにこだわっているメーカーにしか採用されていない方法となります。
味に関しましては、酸味が少なく、後味はフルーティーとなっています。
他の商品と比べると高めのオリーブオイルとなりますが、高級オリーブオイルならではの風味を楽しめる商品となります。
ガルシアエクストラバージンオリーブオイル
コスパ重視で選びたいという方は、こちらのオリーブオイルはいかがでしょうか?
こちらのオリーブオイルは、スペイン産のオリーブを3種類使ってブレンドされています。
新鮮さにこだわっている事から、収穫から24時間以内に搾取した油を徹底しています。
風味豊かなオリーブオイルなので、サラダやパンにかけても美味しくいただけます。
成城石井
高品質な食品を販売している成城石井。
輸入品なども多く取り扱っていますが、もちろんプライベートブランドも販売しています。
そして、オリーブオイルに関してですが、プライベートブランドからギリシャ産とスペイン産の物が販売されています。
どちらも有機JASに認証されている商品となっています。
成城石井のオリーブオイルを一言で表しますと、
- ギリシャ産⇒フルーティーでマイルドな風味で後味がピリッ
- スペイン産⇒わずかな辛味があり、後味にナッツを感じる
SNSなどでの口コミを見てみると、悪い評判がなく、「美味しい」といった声が多かったです。
KALDI
コーヒーを中心に、いろいろな国の調味料やお菓子を販売しているKALDI。
KALDIでは、イタリア産・スペイン産・トルコ産などのオリーブオイルを販売しています。
いくつかオリーブオイルを販売されているKALDIですが、SNSで最も評判が良いとされているのが…
カルボネール オーガニックエキストラバージンオリーブオイルです。
口コミなどに「飲んでしまうほどおいしい」といった声があり、高評価の口コミが多いオリーブオイルです。
スペイン産のオーガニックオリーブオイルとなっており、EUの有機農産物規定に従いながら作られたオリーブオイルとなります。
そして、有機JAS認証商品となっています。
フルーティーな風味が特徴で、マリネやサラダといったそのままかける料理に使うのがベストな使い方です。
これらがおすすめしたいオリーブオイルとなります。
オリーブオイルに関する質問
それでは最後に、よくあるオリーブオイルに関する質問をまとめてみました。
Q.オリーブオイルを買う際のポイントは?
A.3つのポイントを抑えておきましょう。
オリーブオイルを買う際は、
- 遮光・酸素を通さない容器に入っているか
- 認証マークがあるか
- 容量は自分にとって適切な量か
この3つのポイントをふまえて購入しましょう。
光や酸素を通してしまう容器に入っているオリーブオイルは、劣化してしまう可能性があるので容器にも注目しておきましょう。
認証マークも要チェックのポイントの1つですし、開封後すぐ使い切る事が出来ない場合は、小さめのサイズの物を選ぶと良いでしょう。
Q.オリーブオイルの保存の仕方は?
A.常温で暗い所で保管を
オリーブオイルの保存方法で悩む方もいるかもしれません。
冷蔵庫ではオリーブオイルが固まってしまうので、常温で暗い場所で保管する事をおすすめします。
万が一、固まってしまったオリーブオイルはぬるま湯につけておき、液状に戻るまで置いておきましょう。
Q.オリーブオイルの偽物はどんな物?
A.以下の物に当てはまる物には気をつけましょう
オリーブオイルは、偽物が多く流通しています。
以下の物に当てはまっているオリーブオイルは、偽物と言っていいでしょう。
- 生産地を偽っている物
- 他のオイルと混ぜている物
- 食用ではないオリーブオイルを使っている物
容器には【イタリア製】と書いてあっても、違う国のオリーブを使っている可能性も0ではありません。
また、他のオイルでかさ増ししている可能性もありますし、低品質なオリーブオイルを使っている可能性もあります。
ですのでオリーブオイルを買う際は、先ほどお伝えした3つのポイントをふまえて購入するようにしましょう。
まとめ
- 買ってはいけないオリーブオイルの特徴は、大容量の物や容器がプラスチックの物などである
- オリーブオイルの保存方法は、常温で暗い所がおすすめ
という事で今回は、買ってはいけないオリーブオイルについてお伝えしてきました。
料理で使う事が多いオリーブオイル。
サラダやパンにも合い、そのままでも食べる事が出来るオリーブオイルだからこそ、良い物を選びたいですよね。
オリーブオイルを選ぶ際は、ポイントをしっかりと抑えて購入するようにしてくださいね。