果糖・ブドウ糖・ショ糖の違いって何?気になる3つの糖質を調べました!

小さく盛られた砂糖暮らし
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世界中には辛い物・甘い物・苦い物・酸っぱい物といった食べ物がいろいろあります。

いろいろと気になってしまいますが、ついつい食べ過ぎてしまって後になって後悔する事ってありますよね…。

私は、甘い物が好きでよくスイーツなどを食べたりしているのですが、「どれだけ糖質が入っているかな?」など気になってしまいます。

私のように、糖質など気にする方がいると思いますが、実は糖質っていくつかに分ける事が出来るってご存知でしょうか?

ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。

この記事で分かる事!
  • 糖質とは
  • 果糖・ブドウ糖・ショ糖の違い
  • 他の砂糖との違い

あまり知られていない事かもしれませんが、私なりにまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください。

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そもそも糖質って?

ボウルに入った砂糖

それでは、3つの【糖】についてお伝えしていきます。

ですが、その前にお伝えしておきたい事がありますので、先にそちらをお伝えしたいと思います。

実は糖質というのは、複数の分子がくっついて出来ている1つのかたまりになっている物と、単独の分子のみで出来た物があります。

  • 果糖・ブドウ糖⇒1つの分子で、分解が出来ない物
  • ショ糖⇒2つの異なる糖がくっついた物

この時点で違いが少し分かりましたね。

糖質というのは、大きく分けて【単糖類】【二糖類】の2つに分けられるのです。

単糖類と二糖類…?

なかなか聞き慣れない言葉が出てきたので、ご説明いたします。

単糖類

単糖類は、糖が分解され小さな分子が出来て、それ以上分裂が出来ない状態の物となっております。

単糖類は、【グルコース】【フルクトース】【トリオ―ス】【テトロース】【ペントース】という化学名が存在します。

実は、今出てきた化学名の中にブドウ糖と果糖にあたるものがあります。

ブドウ糖は俗にグルコースと呼ばれ、果糖はフルクトースと呼ばれています。

ブドウ糖と果糖ってどう違うの?

ブドウ糖と果糖は単糖類の仲間になりますが、分子の構造が違ってきます。

分子の構造が違うため、性質も異なります。

  • 果糖⇒甘味が強め・コクもある
  • ブドウ糖⇒果糖よりは甘くない

同じ単糖類でも、同じ分量を摂取すると果糖の方がカロリーは高めとなります。

果糖・ブドウ糖、どちらも水には溶けやすく、果糖はちょっとの量でも甘さを感じる事が出来ます。

飲料や食品の甘味料として、果糖はよく使われる物となります。

二糖類

2つの異なる分子がくっついており、単糖類にしないと吸収出来ない物となっております。

二糖類には、【麦芽糖】・【乳糖】・【ショ糖】などがあります。

ショ糖というのは、料理に使ったり、紅茶に入れたりする砂糖の事を指します。

二糖類という事なので、何かと何かが合わさった物がショ糖となるのですが、その何かと何かが、【ブドウ糖】と【果糖】となるのです。

2つ合わさっているから二糖類って言うんだね。

ショ糖に関しては、味にクセはあまり無く、果糖で感じられるコクや、ブドウ糖の甘みが絶妙に混ざっているので、程よい甘さと言われてます。

程よい甘さと言われているので、いろいろな料理に使える優れ物となっています!

二糖類は、水を加えると化学反応が起こり、分解され単糖類になります。

糖質についていろいろと分かったと思うので、次にいきましょう。

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果糖・ブドウ糖・ショ糖の違いは?

たくさんの角砂糖

お待たせしました。

続きまして【果糖】【ブドウ糖】【ショ糖】の違いを見ていきましょう。

先ほどの所で、多少の違いが分かったと思いますがもう少し説明を加えさせていただきます。

果糖について

果糖は、糖質の中でも最も甘みが強く感じられる、水に溶けやすいといった特徴があります。

果物や蜂蜜に多く含まれているのが、果糖となります。

果糖は、ブドウ糖と同じですぐに血糖値を上げる働きはありません。

時間をかけて体に吸収されていくので、低血糖になりにくいとも言われています。

ですので、糖尿病や心臓病を患っている方向けの、飲料の甘味料や治療薬などにも使われていたんですよ!

虫歯になる原因菌も作りませんし、疲労回復にも効果的とされていますが、たくさん摂取してしまうと中性脂肪が増えてしまいます。

ジュースなどいろいろな物に含まれている果糖ですが、ジュースに含まれている果糖の量は非常に多いです。

摂取しすぎてしまうと糖分過多になってしまうので、肥満に繋がる恐れがあります…。

果糖はブドウ糖と比べると、吸収されるまでのスピードは遅めです。

ですので、血糖値は上がりにくく、満腹感を感じにくいものです。

そのため食べ過ぎてしまったり、飲み過ぎてしまったりといった事になってしまうので、気を付けるようにしましょうね。

ブドウ糖について

ブトウ糖についてですが、なぜ【ブドウ】と付くのか気になりませんか?

名前の由来としては、『熟したブドウ果汁に成分が多かった』や『化学式がブドウの房みたい』だったなどいろいろとあるそうです。

最終的には、『成分の何かがブドウみたいだった』という理由で【ブドウ糖】になったという説が有力説となっています。

ブドウ糖は、動物や植物に欠かせないエネルギー源です。

果物や蜂蜜にも含まれていますが、体液の中にも存在しており、自然界の中でもっとも多く存在している糖分と言われています。

ブドウ糖は、果糖と比べるとエネルギー源にすぐ変わります。

血糖値をすぐに上昇する事も可能で、エネルギーとしてすぐに活用出来る糖となっています。

脳は1日に300kcalくらいのエネルギーを消費しています。

ですので、頭をフル回転させた時はブドウ糖を摂取すると良いんですよ。

ただしすぐにエネルギーになるからといって、単体で摂取する事はおすすめ出来ません。

自然の食べ物に含まれている物から摂取する事で、十分な量を摂取する事は可能です。

ショ糖について

先ほどショ糖は、【果糖】と【ブドウ糖】がくっついたものとお伝えしました。

くっついた物が白砂糖と言われる物で、さらに大きくくっついた物を氷砂糖と言います。

熱い物や冷たい物に入れても甘さに影響は出ず、使いやすいので重宝されています。

体内に入るとすぐに水分によって分解され、果糖とブドウ糖と分かれ始め吸収されていきます。

以上が、果糖・ブドウ糖・ショ糖の違いとなります。

他の砂糖ってどう違うの?

小さく盛られた砂糖

ここまで果糖・ブドウ糖・ショ糖についてお伝えしてきまししたが、他にも種類がありますので、お伝えしておきます。

スーパーなどで、白い砂糖と茶色の砂糖を見かけた事があると思います。

白い砂糖は精製糖、茶色の砂糖は含蜜糖という種類になります。

  • 精製糖は、クセは無いが甘みが強い
  • 含蜜糖は、素材独独のコクに合う甘さ

ちなみに、白色と茶色の砂糖だとどっちが体に良いの?

この質問の答えは、茶色の砂糖となります。

理由としましては、白い砂糖は糖蜜やミネラルといった不純物が取り除かれています。

一方、茶色の砂糖は糖蜜やミネラルが取り除かれず残っている状態なので、体に良いとされています。

砂糖といってもスーパーに行けば、いろいろな種類の砂糖が売られています。

ここで他の砂糖について、簡単ではありますがお伝えしていきます。

きび砂糖

さとうきびから作られている砂糖。

少し茶色っぽい色をしているのは、さとうきびの液を煮詰めているからなのです。

カルシウムやカリウムが多く含まれており、風味とコク、まろやかさが特徴の砂糖です。

てんさい糖

まず「てんさいって何?」と思っている方もいると思います。

てんさいというのは、【てん菜】という大根に似た物と思っていただいて大丈夫です。

てん菜を原料として作られたのが、てんさい糖というわけです。

てん菜を細かく切ってから煮出し、糖分を抽出するという作り方で仕上がる砂糖です。

琥珀色で風味とコクがあり、まろやかなてんさい糖。

また嬉しい事に、ミネラルとオリゴ糖が含まれている砂糖なのでお腹にも嬉しい砂糖となっております。

三温糖

茶色の砂糖ではありますが、精製糖の仲間に入ります。

白い砂糖を取り出した後の液をさらに煮詰める事によって出来るのが、三温糖となります。

色は薄い茶色をしておりますが、白砂糖よりも甘みは強いです。

黒砂糖

黒糖の方がしっくりくる方もいると思われます。

黒砂糖は含蜜糖の仲間で、さとうきびの汁を煮詰めて仕上がる砂糖です。

ミネラルが豊富で、独特の風味が特徴です。

そのまま食べる事も可能ですが、和菓子などに使われる事が多いそうですよ。

これらが他の砂糖の違いとなります。

まとめ

砂糖に盛られた三温糖
  • 果糖とブドウ糖は、1つの分子で分解できない物
  • ショ糖は、2つの異なる糖がくっついた物
  • 糖質は大きく分けて2つに分かれる
  • 3つの糖にはそれぞれの違いがある

ということで今回は、果糖・ブドウ糖・ショ糖の3つをご紹介してきました。

糖質は2つに分かれるという事が初耳だったので、驚きました。

果糖・ブドウ糖・ショ糖と3つの糖について、いろいろと分かりましたね。

スーパーに行けば、いろいろな砂糖が並んでいますが今度スーパーに行った際は、ちょっと手に取って見てみようと思います。

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