あなたは現在加湿器を使っていますか?
私も使っていますが、清潔感を保つために毎日洗っています。
ただ、結構面倒くさいというのが本音です。
結婚当初、加湿器を買いましたが洗うのが面倒で頻繁に洗うことをしなかったため、すぐにカビが繁殖してしまい手放しました。
ですが、喉を痛めたくもないし、肌荒れさせたくないという思いで、新しく購入し、しぶしぶ毎日洗っています。
今では多くの方が使っている加湿器ですが、それではここで質問です。
あなたは、加湿器を正しく使えているでしょうか?
誤った使い方をしていると、加湿器の効果が無駄になってしまいますよ!
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- 加湿器の正しい使い方
- 加湿器のNG行動
- 加湿器に使う水についてとその理由
- 加湿器の手入れの仕方
- 加湿器の選び方
今では、いろいろな種類の加湿器を目にするようになりました。
正しい使い方で効果を無駄にしないようにしましょう。
加湿器の正しい使い方を学ぼう!
それでは最初に、加湿器の正しい使い方をお伝えしていきます。
正しい使い方をまとめると、このようになります。
- 窓やドア、壁の近くには置かないようにする
- 家具などからは10㎝以上離す事
- なるべく部屋の中心に置く事
- 水蒸気の出口付近には物を置かない
- 給水タンクのメモリや容量を守る事
- 海外製の安い物は、空焚きをやめておく事
これらが加湿器の正しい使い方となります。
6つもあるので、なかなか難しいかもしれませんが、誤った使い方をした場合、体に何かしらの悪影響を与えるかもしれません。
きちんと使用方法を守ったうえで、加湿器を使うようにしてください。
ちなみに、海外製の物には水位が下がると自動で電源を落としてくれる、ストップ機能というものがついていません。
水が無くなってしまうと空焚きの状態になってしまい、この状態が続いてしまうと火事の原因にもなります。
ですので、水が無くなったのであれば必ず補充するようにしてください。
これらが加湿器の正しい使い方となります。
また、加湿器には正しい置き場所というのもあります。
そちらについては、こちらをご覧ください。
加湿器でしてはいけないNG行動とは?
続きまして、加湿器でのNG行動を見ていきましょう。
加湿器を使用する際、絶対にしてはいけないNG行動が6つあります。
- 蒸気が出ているところに顔や手を近づけてはいけない
- 水以外の物を入れたまま使用してはいけない
- 紙類の近くで使用してはいけない
- タンクにたくさんの水を入れて使用してはいけない
- 残った水をそのまま置いておく
- アロマオイルを混ぜて使う
こちらが、加湿器でしてはいけないNG行動6選となります。
上記の事について、少し説明をさせていただきます。
蒸気が出ているところに顔や手を近づけてはいけない
加湿器から排出している蒸気はとても熱いです。
調べたところによると、蒸気の温度は30℃以上あります。
ですので、蒸気に触れてしまうと火傷の危険性も大いにあります。
小さいお子様がいるご家庭で、加湿器を使用している方は特に気をつける必要があります。
子供の皮膚というのは、大人の皮膚に比べてとても薄いです。
ですので、30℃以上の蒸気に触れてしまうと、想像以上のやけどを負ってしまう可能性も捨てきれませんので、目を離さないようにしましょう。
子供が、触れられないようなところに置いておく事をおすすめします。
水以外の物を入れたまま使用してはいけない
「加湿器は、清潔に保っておかなければいけない物」と、思っている方が多いでしょう。
清潔に保つため、ハイターなどで浸けておいておくという方も中にはいます。
ですが、ハイターを入れたまま放置するのはおすすめしません。
理由としましては、放置したまま忘れてしまい、そのまま稼働してしまう可能性が大いにあるからです。
そうなると、ハイターが含まれた蒸気が部屋中に行き渡ってしまい、体に多大な悪影響を及ぼす危険性があります。
そもそも、加湿器を洗う際、ハイターを使う事は禁止となっております。
ハイターなどはアルカリ性の液体で、いくら水で薄めていたとしても、キレイに落としきれず加湿器の中に残ってしまいます。
そのまま蒸気が排出され、その空気を吸ってしまうと咳き込んだり、呼吸器に悪影響が出てしまったりします。
最悪の場合、失明の恐れも出てきます。
ハイターは、カビや除菌に効果はありますが、加湿器を洗うには不向きです。
加湿器を掃除する際は、オキシクリーンやクエン酸を使って掃除するといいでしょう。
紙類の近くで使用してはいけない
新聞紙・漫画・小説・仕事で使う資料など、家にはいろいろな紙類があります。
ですが、その近くで加湿器を使用してしまうと、排出された蒸気が紙類に付着してしまい、紙同士がくっついてしまったり、よれてしまう事も。
ですので、紙類の近くでは使用しないようにしてください。
タンクにたくさんの水を入れて使用してはいけない
加湿器に付いている、タンクの水の量は必ず決まっています。
頻繁に水を入れに行くのが面倒という理由で、規定量以上の水を入れてしまうと溢れてしまって、加湿器自体が故障してしまう事も。
溢れた水で、周りも濡れてしまったりするので、タンクに入れる水の量は必ず守るようにしてください。
残った水をそのまま置いておく
加湿器内に残った水をそのまま放置して、交換せずに使っているという方はいませんか?
ですが、加湿器内に残った水は放置してはいけません。
残しておく事により、カビや雑菌が繁殖。
繁殖したカビなども一緒に排出され、吸ってしまうと体に悪影響を及ぼします。
ですので面倒であっても、1日に1回は水を替えて、きれいな水で加湿器を使用しましょう。
アロマオイルを混ぜて使う
アロマオイルと言えば、いい香りがして種類もたくさんありますよね。
ですが、アロマオイルにも加湿器専用の物とそうでない物があるのをご存知ですか?
加湿器専用ではないアロマオイルを入れてしまうと、加湿器内に膜を張ってしまうのです。
膜が張ってしまうと、故障の原因に繋がり、カビなどの餌にもなってしまいます。
アロマオイル=油なので水に溶ける事はありません。
加湿器を使用するのであれば、水以外の物は入れない方がいいでしょう。
ですが、アロマオイルの中でも、加湿器専用の物も売られています。
ちゃんと確認してから使用するといいですね。
これらが、加湿器でのNG行動となります。
これらを守って正しい使い方をしてください。
加湿器に使う水は水道水?ミネラルウォーター?
加湿器に使う水について、お伝えしていきます。
加湿器には水が必要となりますが、結論から言いますと加湿器に最適な水は、水道水です。
なぜ、水道水が最適なのかその理由はこちら。
水道水には、塩素が含まれています。
そのおかげで、加湿器内の殺菌や消毒をしてくれる働きがあるのです。
水道水にはどれくらいの除菌効果があるのか知りたくないですか?
水道水は常温だと3日、冷蔵保存だと10日も菌の繁殖を防いでくれるのですよ!
ここで、ご紹介したような理由があるため、加湿器を使用する際は水道水を選びましょう。
※ミネラルウォーターを使用しての死亡例も発生しておりますので、加湿器を使用する際は必ず水道水を使いましょう。
加湿器にミネラルウォーターを使ってはいけない理由は?
先ほど、加湿器には水道水が最適とお伝えしました。
では、なぜミネラルウォーターではダメなのか見ていきましょう。
ミネラルウォーターが、ダメな理由として挙げられる3つがこちらです。
- カビや雑菌が繁殖してしまう
- 加湿器のフィルターが劣化してしまう
- 部屋の汚れに繋がるから
これらが、ダメな理由として挙げられる3つとなります。
カビや雑菌が繁殖してしまう
ミネラルウォーターには、水道水と違って塩素が含まれていません。
ですので、加湿器内にカビや雑菌が繁殖してしまうのです。
カビや雑菌を繁殖させたまま使用すると、加湿器から排出される蒸気と一緒に加湿器内に繁殖したカビや雑菌も排出されます。
この状態を続けてしまうと、体に悪影響を及ぼしてしまったり、家具やカーテンなどにもカビが付着してしまい、カビを繁殖させてしまいます。
加湿器のフィルターが劣化してしまう
カビや雑菌が繁殖してしまうと、加湿器に備えられているフィルターも汚れやすくなってしまいます。
汚れやすくなってしまうと、フィルターの劣化も早く進んでしまう事になります。
さらに、加湿器から排出される蒸気はフィルターを通して部屋に行き渡りますので、フィルターの汚れも一緒に行き渡ってしまうという事なのです。
部屋の汚れに繋がるから
ミネラルウォーターには、ミネラル成分が豊富に含まれています。
これは、ミネラルウォーターを美味しく飲めるようにするためです。
ですが、加湿器から排出される蒸気にもミネラル成分が含まれてしまい、結晶化してしまいます。
結晶化された蒸気が家具や壁などについてしまう事で、部屋を汚してしまう事に。
また、タンク内にも、ミネラル成分は残ってしまいます。
となると、残ったミネラルは加湿器内で水垢となってしまい、故障してしまう原因に繋がります。
これらが、ミネラルウォーターを使用してはいけない理由となっています。
カビや雑菌が繁殖するとお伝えしましたが、加湿器内に繁殖するカビの中で1番気を付けなければいけないカビがあります。
それは、レジオネラ菌というものです。
このレジオネラ菌というものは、自然界に生息している細菌です。
呼吸器に疾患があるといった方や、免疫力の弱い赤ちゃんや高齢者の方が、レジオネラ菌を吸い続けてしまうと、加湿器肺炎を発症してしまう原因になります。
最悪の場合、亡くなってしまう事もあるのです。
ですので、カビや雑菌が繁殖しないように、ミネラルウォーターではなく水道水を使用しましょう。
加湿器の正しい手入れの仕方は?
続きまして、加湿器の正しい手入れの仕方についてお伝えしていきます。
これらが、加湿器のお手入れの仕方となります。
お手入れをしっかりしておけば、加湿器内にカビや雑菌が繁殖しにくくなりますよ。
1日に1回水を替える
先ほどもお伝えしましたが、1日に1回は水を替えるようにしましょう。
放置された水には、カビや雑菌が繁殖してしまうので、面倒だとしても必ず水は替えるようにしてください。
加湿器専用の洗剤で洗う
加湿器には、水道水が最適とお伝えしました。
水道水には塩素以外の物も含まれており、他の成分によって水垢がついたりしてしまいます。
ですので、定期的に加湿器専用の洗剤を使ってキレイにしてあげるといいですね。
先ほど加湿器を掃除する際は、オキシクリーンとクエン酸がおすすめとお伝えしましたが、どちらかと言えばクエン酸がおすすめです。
そのクエン酸を使った、掃除方法をお伝えします。
- 加湿器のタンクを、スポンジで洗う
- 1リットルの水かぬるま湯を用意して、クエン酸15gを溶かす
- クエン酸が溶けたら、タンクに入れて2時間程浸け置きしておく(一晩置いた方がいい)
- 一晩置いて、クエン酸が残らないようしっかり洗い流す
これが、クエン酸を使った加湿器の掃除方法となります。
浸け置きしておくだけで、水垢もキレイに取れます。
この掃除を月に1回しておけば、加湿器も清潔に保つ事が出来ます。
注意点としましては、加湿器のメーカーによっては掃除の頻度が違ったり、クエン酸が使用できない場合もあります。
なので、説明書などで確認する事をおすすめします。
ちなみに、クエン酸が使えない場合は重曹を使用しても良いですよ。
加湿器の洗剤にも、ヌメリを取ってくれたり、ニオイを防止してくれるものもあるので、ぜひ活用してみてください。
以上、加湿器の正しい手入れの仕方についてお伝えしました。
掃除方法についてもう少し詳しく知りたいという方は、こちらからどうぞ。
加湿器の選び方は?
最後に、加湿器の選び方についてお伝えしていきたいと思います。
加湿器には、いろいろな種類があります。
- スチーム式
- 気化式
- 超音波式
- ハイブリッド式(加熱+気化)
- ハイブリッド式(加熱+超音波式)
加湿器には、このような種類があります。
スチーム式
タンクの水を蒸発させ、湯気を発生させるタイプの物。
加湿のスピードも速く、乾燥が気になる方にはピッタリのタイプとなります。
加湿する際に電力を消費するため、他のタイプと比べると電気代が高くなるといった欠点が出てきます。
また、吹き出し口が熱くなるため火傷のリスクも0ではないという事をお忘れなく。
子供やペットがいるというご家庭では、注意が必要でしょう。
気化式
湿ったフィルターから水分が気化する事で、加湿するタイプとなっております。
加湿の速度は、ちょっと遅めです。
ですが、スチームタイプよりも電気代は安く済みますよ。
ちなみに、フィルターを濡れたままにしておくとカビが生えてしまうため、こまめに手入れが必要となります。
超音波式
タンクの水に細かな振動を与える事で、霧状の水を作って放出し加湿するタイプの物となっております。
電気代も安く本体自体も安めの物が多いです。
デザインもオシャレな物が多く、インテリアの1つにもなります。
ですが、放出された水分で床などを濡らすという欠点があります。
ハイブリッド式(加熱+気化)
気化式に熱を足す事で加湿するタイプの物となります。
一般的な気化式の物よりも、電気代は上がってしまいます。
ハイブリッド式は、吹き出し口が熱くなる事がないので、安全性にも優れているタイプとなります。
ハイブリッド式(加熱+超音波)
超音波と熱を合わせたタイプとなります。
本体自体にヒーターが備えられているので、温めつつ水を霧状にしてくれます。
ですので、一般的な超音波式の物よりも効率的と言われています。
それぞれのタイプで、特徴などが異なります。
ご自身に合ったタイプの加湿器を見つけられるといいですね。
まとめ
- 加湿器に使う水は水道水が良い
- 水道水が良い理由は塩素が含まれているから
- 加湿器は1日に1回は水を替える事
- 加湿器は月に1回洗剤を使って手入れする事
今回は、加湿器の正しい使い方についてお伝えしました。
NG行動もいくつかありましたね。
いろいろなNG行動をお伝えしましたが、決して行わないようにしてください。
そして、小さいお子様がいるご家庭で加湿器を使用する際は、重々気をつけるようにしてくださいね。
誤った使い方をしてしまうと、体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
加湿器をキレイに保ち、正しい使い方をしましょう。