お正月を終えると次に来るイベントといえば、バレンタインデーですよね。
お正月用品が並んでいた場所には、「ハッピーバレンタイン」の文字と共に、チョコレートがズラリと並んでいます。
でもよく考えてみると、「ハッピーバレンタイン」という言葉の意味を、あなたは知っているでしょうか?
うーん…考えた事なかったな~…。
「ハッピーバレンタイン」ってよく聞く言葉なのに意外とあまり知らないですよね?
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
どういう意味があるのでしょうか?見ていきましょう!
ハッピーバレンタインの意味って何だろう?
それでは最初に、ハッピーバレンタインの意味についてお伝えしていきます。
結論としましては、バレンタインの時に使われる挨拶という風に思っていただいて結構です。
ん?挨拶?
ハッピーバレンタインを英語表記にすると「Happy Valentine」です。
直訳すると「幸せなバレンタイン」という意味になります。
さらに「Happy Valentine’s Day」となると「幸せなバレンタイン日」となるという事ですが、バレンタイン以外にも「ハッピー」と付く言葉があります。
それがこちらです。
- ハッピーバースデー
- ハッピーハロウィン
- ハッピーニューイヤー
「ハッピーバースデー」と「ハッピーニューイヤー」は、どちらも「おめでとう」という意味が込められています。
ですが、ハッピーバレンタイン=おめでとうという意味がしっくりくるか言えば、あまりしっくりこないのでは?
ハロウィンの時には、「ハッピーハロウィン!」という言葉を挨拶代わりに使います。
ハッピーバレンタイン=挨拶と思った方が、「おめでとう」よりも断然しっくりします。
ですので、ハッピーバレンタインは、ハッピーハロウィンと同じようなニュアンスで使うといいでしょう。
そして、あまり「ハッピーバレンタイン」といって渡してくる方は、日本では少ないです。
なるほど!
確かにおめでとうよりも挨拶の方がしっくりくる!
万が一「ハッピーバレンタイン」と言われながら渡されたのなら、「今挨拶されたな」と思って「ハッピーバレンタイン」と言い返してあげるのがベストです。
他にも「ありがとう」や、「あなたもね」と返してもいいですね。
バレンタインの意味は日本と海外では違う?
では次に、バレンタインの意味について、日本と海外ではどう違うのか見ていきます。
バレンタインってどういったもの?
そもそもバレンタインというのは、3世紀後半のローマ帝国時代までさかのぼります。
そんなに昔なの?
ローマ帝国にキリスト教の司祭として、聖バレンタインという人物がいました。
この聖バレンタインという人物が、バレンタインに大きく関わってくるのです。
3世紀後半のローマ帝国は、結婚禁止令が出されていました。
禁止していた理由は、若者が戦場に向かう時、家族や恋人と離れたくないという気持ちが芽生えないようにするためです。
ですが、その事を気の毒に思った聖バレンタインが、周りには内緒で若い兵士達の結婚を認めてしまったのです。
そのことを耳にした当時のローマ皇帝は、法律を守るように聖バレンタインに言い聞かせました。
ですが、聖バレンタインは聞く耳を持たず、法律を破り続けたため、聖バレンタインは2月14日に処刑されてしまったのです。
自身も処刑を待つ間に、看守の娘と恋に落ちてしまいます。
その娘は盲目で目が見えませんでしたが、聖バレンタインの愛情によって目が治ったのです。
そして、処刑される日が近づいている中、聖バレンタインは恋に落ちた娘に対し、「あなたのバレンタインより」と書き記した手紙を残して処刑されました。
処刑されてしまったあと、結婚する事が出来た若者達は、法律を破ってまで結婚を認めてくれた聖バレンタインに対して、感謝の気持ちが芽生えるように。
それからというもの、若者達は聖バレンタインをバレンタインの神として崇めるようになり、処刑された2月14日をバレンタインデーとしました。
今となっては恋人達のイベントとなっていますが、恋人達のイベントとして捉えられるようになったのは、14世紀ごろからです。
日本のバレンタインはどんな感じ?
日本では2月14日のバレンタインデーに、女性から男性にチョコレートを渡すのが主流となっています。
ですが、女性から男性にチョコレートを渡すという行為は日本だけなのです。
日本に、バレンタインデーというイベントが広まり始めたのが、第二次世界大戦後つまり1945年以降となっています。
その時はチョコレートではなく、化粧品や服など贈っており、なおかつ今のような「好きな人に渡す」といったものではありませんでした。
じゃあどうしてチョコレートに変わったの?
チョコレートを贈るようになったのは、昭和30年代からです。
なぜチョコレートに変わったかと言いますと、お菓子メーカーがチョコレートの販売を促進させる事が目的だったのです。
そして1970年代には、日本チョコレート・ココア協会によって、2月14日が「チョコレートの日」と定められました。
今では当たり前になっている、「自分チョコ」「義理チョコ」「友チョコ」というものも、日本だけのものです。
これらが生まれた理由は、「チョコレートを貰えない人がかわいそう」という理由や「日頃お世話になっている人に渡したい」という理由があって生まれたものです。
日本人らしくていいね!
ではここまで、日本のバレンタインについてお伝えしてきましたが、海外はどうなのか見ていきましょう。
海外のバレンタインはどんな感じ?
あまり、考えた事がない海外のバレンタインについてお伝えします。
バレンタインというイベントは、海外が発症なので「ハッピーバレンタイン」という言葉を使う頻度は多いです。
ですが、恋人のイベントというのは日本と一緒ですが、海外では男性から女性にプレゼントするのです。
さらに海外ではプレゼントだけではなく、メッセージカードも一緒に添えて渡す事が多いです。
そして、渡す時には「ハッピーバレンタイン」と言って渡すのが主流となっています。
アメリカでは、想いを伝えるのに絶好のチャンスの日とされており、花束と一緒にチョコレートや宝石、ディナーといったものを贈るのです。
フランスでも、花束やチョコレートを渡します。「あなたを愛しています」という花言葉を持つ真っ赤なバラの花束を贈るのが定番です。
イタリアでも、バラの花束を贈るのが定番。そしてバレンタインデーにプロポーズする男性も多いのです!
これらが日本と海外のバレンタインとなっています。
バレンタインはどの国でも、女性から男性にというイメージでしたが、女性から男性に渡すというのは日本だけというのには驚きました。
ハッピーバレンタインの正しい使い方とは?
先ほど「ハッピーバレンタイン」は挨拶として使うとお伝えしました。
では実際、どのようにして使うのか簡単にお伝えします。
急に言われても対応出来るようにしよう!
Happy Valentine’s day to you too. (ハッピーバレンタイン)
Thank you, too.(ありがとう)
Wish your Happy Valentine’s Day. (あなたもいいバレンタインを)
このような会話が出来ると、カッコいいですね!
正しい使い方を出来れば、バレンタインというイベントもさらに楽しめる事でしょう。
まとめ
- ハッピーバレンタインは挨拶として使う
- バレンタインは処刑された1人の人物から生まれた
- バレンタインは日本と海外では違う
今回は、ハッピーバレンタインについてお伝えしてきました。
よく耳にするようになった「ハッピーバレンタイン」という言葉。
特に深い意味はないので、挨拶として使うといいでしょう。