【土用】にしてはいけないことがあるらしい?それって一体どんな事?

一面に広がった土暮らし
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7月が近づくとスーパーなどでは、「土用の丑の日」といった言葉聞こえてきたりしますよね。

美味しいうなぎを食べて英気を養いたいですよね。

土用の丑の日といえばうなぎなのですが、実は【土用】というのは立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を【土用】と言うのです。

ここで質問ですが、【土用】の期間中にはしてはいけないことがあるってご存知でしょうか?

えっ!?そんな事があるの?

そうなのです。

土用の期間中にはやって良いことと、してはいけないとされている行動がいくつかあるのです。

ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。

この記事で分かる事!
  • 土用にしてはいけないこと
  • なぜ土用にしてはいけないのか
  • 土用の期間中にしていいこと

してはいけないことがあるって驚きですが、どのような理由があるのでしょうか…?

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土用にしてはいけないことって?

手に土が乗っている

ではまず最初に、土用にしてはいけないことを見ていきたいと思います。

実は、土用にしてはいけないとされている行動があります。

それは普段何気なくやっているかもしれない土いじりです。

土いじり以外にもいくつかしてはいけない行動があります。

それがこちらです。

  • 旅行
  • 引っ越し
  • 新居購入
  • 就職や転職
  • 結婚
  • 開業

これらが、してはいけないとされている行動となります。

土いじりもふまえて、理由をお伝えしていきます。

土いじり

土用の期間は18日間あるとお伝えしました。

土用の期間というのは、土公神が土に宿ると言われており、土をいじってしまうと土公神が怒ってしまい祟りが起こってしまうという言い伝えがあります。

ですので、ガーデニングや鉢の植え替え、畑作業といった事はしてはいけないとされています。

でも、仕事で土をいじらなければいけない時は?

土いじりをしてはいけないと言っても、建築関係の仕事をしている方で土をいじるという方もいるでしょう。

基本的に、土用の期間は土いじりを控える事がベストとされています。

土を削ったり掘ったりしない地鎮祭も、土用の期間は止めておくべきと言われております。

ですが、近年ではあまり土用の期間を気にしない会社側も多いので、土用の期間であっても作業をする会社も増えています。

万が一、ご自身が「土用の期間だし、土いじりをされるのはちょっと…」と思ったり、ご近所さんの目が気になるのであれば、その事を伝えておけばいいでしょう。

また逆に、土用の期間は作業をしないという会社ももちろんありますよ。

旅行

土用の期間はどの方角に向かっても【凶】なってしまうので旅行はあまりよろしくありません。

引っ越し

引っ越しも土用の期間は、控えるべきと言われております。

その理由としましては、土用は季節の変わり目だと先ほどお伝えしました。

ですので、このような時期に引っ越しをしてしまうと、引っ越しを終えた後の体調に問題が出てきてしまうかもしれません。

「疲れが取れない」「体調が回復しない」といった疲労感や、精神的なストレスを抱えてしまうと言われています。

新居購入

こちらも、土用の期間中には避けておいた方がいいとされている新居購入。

こちらの理由も先ほどの【引っ越し】と同じ感じとなっており、やはり季節の変わり目なので、体調不良になりやすいといった理由があります。

就職や転職

これまでの環境と変わってしまうので、なるべく避けた方がいいとされているそうです。

結婚

こちらも新しい環境になってしまい、その環境に早く慣れようとして無理をしてしまう事も。

新たな環境に慣れるのはなかなか難しいので、体調不良に陥りやすいとされています。

開業

新たな挑戦となる開業。

先ほどの【結婚】と同様に体調不良に陥りやすかったり、心身に負担をかけてしまうという事から、土用期間に開業するのは控えておくといいでしょう。

これらがしてはいけないとされている行動となります。

土いじりなど普段からしてしまいそうな行動ですが、土用の期間中はやめておいた方がいいですね。

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なぜ土用に土いじりはしてはいけない?

女性が胸あたりで大きな✕を腕で作っている

先ほど、土用の日に土公神が宿るから土をいじってはいけないとお伝えしました。

土の神様って1年中、土にいたりしないの?

土を司る神様なら1年中、土にいてもおかしくはありませんが、土用の日は何か特別なのでしょうか?

見ていきましょう。

土用というのは、中国が発祥とされている【五行思想】に基づくものとなっています。

五行思想:世の全ての物が、火・水・木・金・土の5つの元素から成り立っているという説の事

五行思想では季節も分けられます。

  • 春⇒木気
  • 夏⇒火気
  • 秋⇒金気
  • 冬⇒水気

となりますが、五行思想の1つである【土】がどれにも当てはまっていない事が分かります。

ですので、それぞれの季節の変わり目の18日前を【土気】として、それが土用となったという事です。

まとめますと、1年の中で土気が最も盛んな時期になるので、この時期に土をいじると土公神が怒ってしまうので、土いじりは土用の期間中にしてはいけないそうです。

ちなみに、【土用】と調べると【間日まび(かんじつと呼んでも可)】という言葉が関わってきます。

間日…?何だろう?

あまり聞き慣れない言葉ですよね?

それではここで間日について簡単にお伝えします。

間日とは?

土用の期間は18日間あり、なおかつ土いじりはしていけないとお伝えしました。

18日間も土いじりを避けなければいけない、土を動かす事は控えるべきと言われても、なかなか難しいものです。

ですが、土用の期間であっても土いじりをしても良い日があって、その日を間日というのです。

間日は、土公神が土から出ており、天上界に行っている日とされているので、間日に土をいじっても問題無いのです。

間日の日にちは前々から決まっています。

  • 春土用⇒辰の日・午の日・酉の日
  • 夏土用⇒卯の日・辰の日・申の日
  • 秋土用⇒未の日・酉の日・亥の日
  • 冬土用⇒寅の日・卯の日・辰の日

上記に書いた日が間日となっているので、この日は土いじりしてもOKとなっております。

土用の期間中にやって良いことは?

真っ白な部屋で掃除機をかけている女性

それでは最後に、土用の期間中にしてもいいことをお伝えしていきます。

土用の丑の日の【土用】というのは、立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間の事だと最初の方にお伝えしました。

立春・立夏・立秋・立冬と言えば季節の変わり目です。

ですので、土用の期間には衣替えや部屋の掃除、寝具を季節物に入れ替えると良いとされています。

昔からの風習で、【夏の土用干し】というものがあります。

これは、衣服や本の虫干しを行う風習とされています。

夏の土用の期間中には、ドクダミやセンブリといった薬草が入った【丑湯】というお湯に入る習慣もあったのです。

季節の変わり目なので体調が崩れやすいといった問題も出てくるので、何もせずゆっくり過ごすのもいいかもしれませんね。

ちなみにですが、土用の期間というのはいくつかに分かれます。

  • 春土用(4月下旬~5月上旬)
  • 夏土用(7月下旬~8月上旬)
  • 秋土用(10月下旬~11月上旬)
  • 冬土用(1月下旬~2月下旬)

このように分かれるのですが、時期によってもしていいことが変わってきますのでご紹介しておきます。

春土用

春土用に関しましては、情緒不安定になりやすいと言われている時期です。

春土用の【戌の日】に、「い」と付く食べ物や白い食べ物を食べるといいでしょう。

ちなみに、戌の日は十二支の戌の事。

カレンダーにもよりますが、日にちの下に十二支が1つ書かれています。

日にちの下に【戌の日】という文字があれば、その日が戌の日となります。

十二支しかいないので、12日に1回は戌の日が巡ってきます。

夏土用

夏土用は「う」と付く食べ物を食べるといいでしょう。

夏土用には、【土用干し】という習慣があり、【虫干し】【梅の土用干し】【田の土用干し】といった3つに分けられます。

秋土用

秋土用は、【辰の日】に「た」と付く食べ物や青い物を食べると良いとされています。

辰の日も、先ほどの戌の日と同様で、カレンダーの日付の下に書かれており、12日1回巡ってきます。

冬土用

冬土用は【未の日】に「ひ」と付く食べ物や赤い物を食べるといいでしょう。

こちらもカレンダーを見ていただいて、未の日を見つけてみてくださいね。

あまり春土用や秋土用、冬土用といった言葉は聞いた事ありませんが、カレンダーを見て意識してみるといいですね。

カレンダーを見て確認してみてくださいね。

まとめ

うな重のうなぎとご飯を一緒に持ち上げている
  • 土用の期間中は土いじりをしてはいけない
  • 土用の期間中であっても土いじりをしてもいい間日という日がある
  • 土用の期間中は衣替えや掃除をすると良い

ということで土用の期間中にしてはいけないことについてお伝えしてきました。

土用の期間中には控えておくべき行動がいくつかありましたね。

私も初耳だったので、驚きました。

ガーデニングが趣味という方や、仕事で土を触るといった方にとってはなかなか難しいですが、そんな時は間日を利用して、土いじりをしてくださいね。

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