水分補給や風邪をひいた時に飲む物として、【アクエリアス】か【ポカリスエット】のどちらかを選ぶという方がいると思います。
私も風邪をひいた時に飲んだりしますが、正直どう違うのか分かりません…。
子供のころから風邪をひいた時は、どちらかを飲んでいた方も多いと思いますが、実際に風邪をひいた時はどちらがいいのか知りたくないですか?
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
似たような飲み物ではありますが、実際のところどのような違いがあるのか?
アクエリアスとポカリスエットの成分はどう違う?
水分補給などに、アクエリアスやポカリスエットを飲むという方が多いと思いますが、2つの成分などの違いについて見ていきたいと思います。
ちなみに、アクエリアスは【コカ・コーラ】、ポカリスエットは【大塚製薬】から販売されております。
それでは成分の違いを比較していきましょう。
アクエリアス | ポカリスエット | |
エネルギー | 19kcal | 25kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 4.7g | 6.2g |
食塩相当量(ナトリウム) | 0.1g | 0.12g |
カルシウム | 0g | 20㎎ |
マグネシウム | 1.2mg | 0.6㎎ |
カリウム | 8mg | 20㎎ |
イソロイシン | 1mg | |
バリン | 1㎎ | |
ロイシン | 0.5㎎ |
- 果糖ぶどう糖液糖
- 塩化Na
- クエン酸
- 香料
- クエン酸Na
- 塩化K
- 硫酸Mg
- 乳酸Ca
- 酸化防止剤(ビタミンC)
- 甘味料
- イソロイシン
- バリン
- ロイシン
- 果糖ぶどう糖液糖
- 果汁
- 食塩
- 砂糖
- 酸味料
- 香料
- 塩化K
- 乳酸Ca
- 調味料
- 塩化Mg
- 酸化防止剤(ビタミンC)
これらの成分が、アクエリアスとポカリスエットに含まれております。
あまり成分などは気にした事ありませんでしたが、ポカリスエットの方がアクエリアスよりも甘いといった感じですね。
体調不良の時は、体がしんどくて普段のように水分補給する事はなかなか難しいもので、体外から水分も出て行ってしまいます…。
そんな時におすすめなのがポカリスエットです。
ポカリスエットとは、汗をかいた事によって失われるとされる水分やイオン(電解質)といったものを、効率よく補給してくれる健康飲料水なのです。
電解質溶液は、人間の体液(体内の水分の事)に近い成分でもあるため、体の中に早く吸収されます。
ポカリスエットに対してアクエリアスは、クエン酸やバリン、ロイシンやイソロイシンといった成分が含まれています。
クエン酸には、疲労回復の効果もあります。
そしてバリンやロイシン、イソロイシンといった成分には、【BCAA】と言われる運動後のエネルギーを消費した体にピッタリの成分で、疲労回復にも効果的なのです。
アクエリアスは、水分時補給飲料とされており水分補給やスポーツ科学に基づいて作られております。
体の水分バランスやミネラルバランスというのは、運動をする際にとても大切なものとされています。
体液と同じ浸透圧となっているので、アクエリアスには汗と同じ種類のミネラルが含まれているのです。
さらにアクエリアスには、体に必要とされる水分とミネラルのバランスを保ってくれる働きがあります。
汗をかくと失われる電解質を補給してくれて、運動の時に必要なクエン酸やアミノ酸を補給しながら水分補給機能をサポートしてくれるのです。
アクエリアスやポカリスエットを飲む時って、汗をかいた時に飲むという方が多いのではないでしょうか?
汗をかくといったシチュエーションは、スポーツやお風呂以外にも通勤中や通学中、意外ではありますが座っているだけでも汗をかいてしまいます。
汗をかくという事はとても大切な事で、汗をかく事によって一定の体温に保つ事が出来ます。
体温が上昇⇒汗をかく⇒汗が蒸発した時に、体の熱を奪って体温を下げる
このような仕組みが体には携わっています。
ちなみに、運動以外に尿や汗、呼吸といったものからも体の水分は蒸発されており、量としましては1日に2.5ℓとも言われています。
汗をかくと喉が渇いてしまいますよね?
それは、体の中の体液が減少してしまい、再び体液を回復させようとするサインなのです。
体液というのは、体にとってとても大切な働きをしてくれています。
体の隅まで栄養素を運ぶ、老廃物を排出出来るようにするといった働きをしてくれる他、体温を調整する働きも担っています。
私たちの体は、大半が水分で出来ています。
ですので、体の中の水分が減ってしまうと健康に悪影響を及ぼしてしまう可能性もありますので、きっちりと水分は摂るようにしましょう。
風邪の時はアクエリアスとポカリスエットどっちがいい?
風邪をひいた時についても見ていきましょう。
風邪をひいた時に、アクエリアスやポカリスエットを飲むという方も多いと思います。
でも、実際にどちらの方が風邪の時に飲むといいのかご存知でしょうか?
先ほども少し触れましたが風邪の時は、アクエリアスよりポカリスエットの方が適しているのです。
ポカリスエットには、【飲む点滴薬】というコンセプトがあります。
でもなんで、ポカリスエットの方がいいの?
その理由としましては、炭水化物とナトリウムの量に関係があるのです。
アクエリアスよりポカリスエットの方が、炭水化物やナトリウムといったものが多く含まれています。
ですので、風邪をひいた時といった体調不良の時に、必要な栄養素を多く吸収してくれるのです。
さらにポカリスエットは、体液にも近い飲み物とされており、吸収の効率もいいと言われています。
体調不良以外でも、熱中症対策としてもおすすめですが、汗をかいたら水分を補給する事も大事ですが、塩分も摂取する必要があります。
汗をかくと水分、塩分といったものが体から失われてしまいます。
ナトリウムというのは、食塩から摂取する事が可能です。
ですので、水分を摂取する際は同時に塩分も摂るようにしましょう。
また、カリウムも大事な成分とされており不足してしまうと水分不足に。
水分不足になってしまうせいで、関節がつりやすくなってしまうといった影響も出てきてしまいます。
マグネシウムは、体内に含まれるミネラルの1つとされており、体を維持するために働いてくれる酵素系の補助因子です。
先ほどアクエリアスとポカリスエットの成分を比較してみましたが、今ここ出てきた【ナトリウム】【カリウム】【マグネシウム】の数値を改めて見てみます。
先ほどの表を抜粋してみます。
アクエリアス | ポカリスエット | |
食塩相当量(ナトリウム) | 0.1g | 0.12g |
マグネシウム | 1.2㎎ | 0.6㎎ |
カリウム | 8mg | 20㎎ |
このような結果でした。
ナトリウムとカリウムは、圧倒的にポカリスエットの方が数値が高く、マグネシウムだけアクエリアスの方が高いという結果になっております。
アクエリアスとポカリスエット共に、熱中症対策にとって必要な成分が含まれていますので、どちらを飲んでも効果はあります。
ですが、熱中症を発症してしまった際にどちらかを飲むのであれば、体液に近いポカリスエットを飲むようにしてください。
理由としてましては先ほどもお伝えしましたが、体液に近い飲み物であり、吸収も早いからとなっております。
アクエリアスとポカリスエットどっちがいい?
ここまでアクエリアスとポカリスエットの成分や、風邪をひいた時など見ていきましたが、正直なところどっちがいいの?って思いませんか?
ですので、最後にアクエリアスとポカリスエット、どちらがいいのか見ていきたいと思います。
人間の体というのは、約60%という割合で水分で出来ています。
半分以上が水分で出来ているんだね。
体液は水と同じ成分ではなく、海水と似ているイオン(電解質)が含まれています。
水分が必要な時に【水】だけを飲むのでは、意味がありません。
となると、どっちがいい訳?
結論を申し上げますと、風邪をひいたときなどの体調不良の時はポカリスエット。運動中や運動後にはアクエリアスがおすすめです。
また、仕事などが忙しくて栄養不足と感じた時やお酒を飲んだあと、入浴や就寝前後にはポカリスエットを飲むようにすると良いでしょう。
決して、アクエリアスが悪いという訳ではありませんので、飲むシチュエーションによって飲み分けるようにすると効率的ですよ!
ちなみに注意点としましては、ポカリスエットには多くの糖分が含まれています。
ですので、日頃からポカリスエットを多く摂取してしまうと肥満に繋がる恐れもあるので、飲みすぎには気をつけてくださいね。
またアクエリアス、ポカリスエットの2つに関しての注意点ですが、ペットボトルを開けて飲んだのであれば、必ずその日の内に飲み切るようにしてください。
開封したまま放置しておくと雑菌が増殖してしまうので、開けたら早めに飲み切るようにしましょう。
まとめ
- 体調不良の時はポカリスエットを飲むのがおすすめ
- 運動中や運動後はアクエリアスがおすすめ
- アクエリアス、ポカリスエットは飲むシチュエーションによって飲み分けるのがいい
- ポカリスエットは、糖分が多いので飲み過ぎには注意
という事で今回は、似たような飲み物であるアクエリアスとポカリスエットについて、いろいろとお伝えしてきました。
成分や成分の量などの違いも分かりましたし、シチュエーションによって飲み分けるのが効率的という事も分かりましたね。
暑い日や体調不良の時には欠かせない水分補給。
上手に飲み分けて、正しく水分補給する事を心がけるようにしましょう。