毎日行う家事の1つでもある洗濯物ですが、部屋で干すという方が増えてきています。
調べたところ、9割以上の方が部屋干しをしているという事が分かっています。
でも、部屋干しばかり良くないといった声もチラホラあります…。
ということで今回は、以下の点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事で分かる事!
- 部屋干しするのはあんまり良くないのか
- 部屋干しの正しい干し方
- 部屋干しする際に干してはいけない場所
部屋干しに関しては、メリット・デメリットを交えてお伝えしていきます。
洗濯物を部屋干しするのはあんまり良くない?
それでは最初に洗濯物を部屋干しする事は、あまり良くない事なのかメリット、デメリットを交えて見ていきましょう。
それではまずメリットから。
部屋干しのメリットを挙げていくと、以下のようなものになります。
メリット
- 天気に影響されなくて済む
- 花粉やほこりが付かない
- 服の色が変わらない
- 人の目が気にならずに済む
こちらが、部屋干しのメリットとなります。
部屋干しのメリットを、1つずつ詳しく見ていきましょう。
天気に影響されなくて済む
天気は予報通りとは限りません。
晴れと言っていたのにも関わらず、雨が降る事もあります。
ですが、部屋干しだと急な雨でも濡れる心配がないので、慌てて取り込む必要がありません。
雨だけではなく、強風で服が飛ばされるという心配もないので、安心して干すことが出来ます。
花粉やほこりが付かない
濡れた服には、花粉が付きやすいものです。
花粉というのは、春ごろだけではなく、1年中何かしらの花粉が飛んでいます。
服についた花粉は、簡単には落ちません。
外干しすれば花粉だけではなく、排気ガスやほこりも付いてしまいます。
また、家の近くに畑などがあると、砂ぼこりまで飛んできて服についてしまう可能性も大いにあります。
部屋干しすれば、花粉やほこりなどが付いてしまう心配はありませんね。
服の色が変わらない
太陽には、殺菌作用というものがあります。
ですが、紫外線を浴び続けさせてしまうと、服が色あせてしまいます。
車の排気ガスでも、服の色が変わってしまう事もありますが、部屋干ししておけば安心ですね。
人の目が気にならずに済む
遅くまで外に干したままだと、周りの人から見れば留守だという事が分かります。
家族全員分の洗濯物を外に干す事で、家族構成もだいたい分かってしまいます。
プライバシーを守るためにも、部屋干しした方が安全ですね。
メリットを見てきましたが、どれも納得してしまうメリットばかりでした。
それでは続きまして、部屋干しのデメリットです。
部屋干しのデメリットを挙げていくと、以下のようなものになります。
デメリット
- 乾きにくい
- 部屋干し臭がする
- 洗濯物に生活臭が付いてしまう
- 部屋の見栄えが悪くなってしまう
こちらが部屋干しのデメリットとなります。
乾きにくい
天気のいい日は、洗濯物も外に干した方が乾きやすいでしょう。
太陽の日差しと風が、服を自然に乾かしてくれます。
外で干したあとの服は、太陽の香りが染みついていいですよね。
部屋干し臭がする
部屋に濡れた洗濯物を干すと、湿気が増えてしまい部屋が、カビや雑菌が好む環境になってしまいます。
部屋だけではなく、洗濯物にも雑菌が増えてしまうので、部屋干し臭というものが出てきてしまうのです。
洗濯物に生活臭が付いてしまう
洗濯物を干している場所に仕切りが無い場合、料理のニオイやタバコのニオイが服にしみついてしまいます。
せっかくきれいに洗った服にニオイがついてしまうと、ガッカリしてしまいます。
部屋の見栄えが悪くなってしまう
干す場所によっては、生活感が出てしまう部屋に。
普段過ごす部屋に洗濯物があると、なんだかスッキリしないですよね。
デメリットも一緒に見てきましたが、納得してしまうものばかりでしたね。
部屋干しとなると、メリットデメリットどちらも出てきます。
これは冬場に言える事なので、メリットにはあえて書かなかったのですが、乾燥しやすい冬場に部屋干しすると、ある予防に繋がる事も。
ある予防というのが、風邪やインフルエンザです。
冬は、風邪やインフルエンザにかかりやすいので、部屋干しする事で部屋の乾燥を防ぎ、風邪をひかずに済む事も。
ですが、正しい干し方をしなければ、カビや雑菌が発生してしまい、体調に被害が出る可能性も大いにあります。
メリット・デメリットについて、いろいろとお伝えしてきましたが、良くも悪くもって感じですね。
個人的には、インフルエンザなどの予防になるという事なので、部屋干しは良いように思えました。
洗濯物を部屋干しする時の正しい干し方とは?
続きまして、正しい部屋干しのやり方について見ていきましょう。
簡単に正しいやり方をまとめてみました。
- 洗濯が終わったらすぐに干す
- 風通しのいい所に干す
- 室内の湿度に気を付ける
- 干し方を工夫する
- 環境を整える
これが部屋干しの正しい干し方になります。
これだけでは伝わりませんので、1つずつ説明を加えていきます。
洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯が終わった服などは、放置したままだと雑菌が繁殖し始めてしまいます。
ですので、洗濯が終わったらなるべく早めに取り出すように心がけてください。
洗濯する前に、取り出す時間帯も考えながら回すといいでしょう。
風通しのいい所に干す
洗濯された服は濡れており、そのままにしておくと、雑菌が繁殖してしまい、それがニオイの基礎となってしまいます。
出来るのであれば窓を2ヶ所以上開けて、空気の流れが出来るようにしておくのがベストです。
もし窓が開けられないという時は、必ず換気扇を回すようにしてください。
換気扇で物足りないという時は、扇風機やサーキュレーターを使うのもアリです。
室内の湿度に気を付ける
部屋干しすると、生乾きの嫌なニオイが部屋中に漂ってしまいます。
ですがこれは、部屋の湿度が高いというのが原因です。
空気の流れを作り、風通しを良くする事によって湿度も下がります。
湿度が下がらないという時は、除湿器を使うといいでしょう。
ちなみに、お風呂場で洗濯物を干す時、換気扇をつけながら除湿器を使うと、服が乾くまで時間はかかりませんよ。
干し方を工夫する
服と言っても、ズボンやパーカーなどいろいろとありますよね。
ズボンやパーカーなどの正しい干し方を見ていきましょう
【Gパン・ズボン】
ズボンなどは、ポケットの内側が乾きにくいです。
ですので、裏返して干すようにしましょう。
ハンガーではなく、ピンチハンガーなどで筒状に干すと、空気の通りがよくなり乾きも早いですよ。
【パーカー】
パーカーの乾きにくい部分と言えば、フードの部分ですよね。
パーカー専用のハンガーを使えば、フードの部分までしっかり乾かす事が出来ます。
今ここでお伝えした、パーカー専用ハンガーが気になるという方は、こちらからどうぞ。
【バスタオル】
ピンチハンガーを使って干す時は、蛇腹状にして干すようにしましょう。
バスタオル用の大きめのハンガーもおすすめです。
半分に折って、バスタオル同士がくっつかないようにしておきましょう。
以下のようなハンガーもおすすめですよ。
【Tシャツなどのハンガーで干す物】
服の表側と裏側がくっつかないようにして干すようにしましょう。
ハンガーも厚みがある物を選ぶとくっつかないので、乾きやすくなりますよ。
【ピンチハンガーに干す物】
長さが長い物を外側に干して短い物を真ん中に干すと、風の通りもいいので乾きやすいです。
手間ではありますが、乾いた物から外すとさらに風の通りもよくなり、乾く時間も短くなります。
靴下なども重ねて干すのではなく、片方ずつ干すようにしてくださいね。
環境を整える
部屋干しするスペースは必ず決めておきましょう。
洗濯物は毎日行う物なので、いろいろな所に干してしまうと、邪魔になってしまったりもするので、決められた場所で干すようにしてください。
これらが洗濯物の正しい干し方となります。
工夫しながら干すと時間もかかりますが、慣れるとそんなに時間もかかりません。
部屋干しするなら工夫して干してみましょうね。
また、部屋干しにおすすめの洗剤と柔軟剤もあるので、気になるという方はこちらからどうぞ↓
部屋干しする時に干してはいけない場所は?
部屋干しする時、干す場所として適していないところもあります。
それはどこなのかといいますと、カーテンレールです。
そして、密集させて干すのもNGです。
それでは理由を見ていきましょう。
カーテンレール
窓際に干す方が多いですが、実は窓際に干してしまうと、湿気が溜まりやすく服にとっては、あまりよろしくない環境です。
服だけではなく、大きめの物も窓にあたったりして、衛生上よろしくないですね。
また、濡れた服は重たいのでカーテンレールが壊れる可能性も。
カーテンレールに干すのは、控えるようにしましょう。
密集させて干さない
洗濯物は放置しておくと、雑菌が繁殖してしまいます。
なるべく早く干して乾かす必要があります。
密集させて干してしまうと、風通しも悪くなかなか乾きません。
さらには、乾かない部分も出てきてしまうので、なるべく隙間は開けて干すようにしましょう。
部屋干しに適していないところもあるので、よく考えてから干すようにしてくださいね。
質問!
部屋干しで乾かなかった時、どうすればいいの?
干して「そろそろ乾いているかな?」と思って触ると、他の物は乾いているのに1つだけ乾いていない事や、服の厚い部分が乾いていないという時ありますよね。
そんな時の対処法を、お伝えします。
上記の物を利用して、乾かしてみましょう。
扇風機
早く乾かしたい服には、直接扇風機をあててOKです。
その日の天気や湿度を把握し、「乾きそうにないな…」と思うのであれば、干したあとに扇風機をあてましょう。
アイロン
実は、アイロンがけが必要な服は、少し濡れている方がシワがよく伸びて、キレイになるのです。
スチームアイロンという物も販売されているので、それらを上手に活用して乾かしましょう。
コインランドリー
「まさかのコインランドリー?」と思った方もいるはずです。
コインランドリーは高いという方も多くいます。
ですがそれは、洗ってすぐの洗濯物を乾燥機に入れて乾かすため、時間とお金がかかるのです。
ですので、ある程度乾いた洗濯物を持って行き、乾燥機で乾かせば100円~200円くらいで済みます。
コインランドリーに行くまでが大変ですが、コインランドリーを利用して、キレイに乾燥させるのも1つですよ。
これらが、乾かなかった時の対策となります。
夏場だと薄目の服で、暑い日も続くので洗濯物も乾きやすいです。
逆に冬場だと、厚めの服が多く、寒い日が続くので洗濯物も乾きにくいです。
ですので、扇風機やアイロン、コインランドリーなどを上手に活用してみましょう。
部屋干しの嫌な臭いを防ぐコツ
部屋干しについていろいろと見てきましたが、部屋干しの嫌な臭いを防ぐコツを最後にご紹介したいと思います。
ポイントは、こちら。
- 洗濯物は溜め込まないで、通気性の良い場所に置く事
- 汚れがひどいのであれば、温水で洗う事
- 洗剤の量は適量を守る事
- 洗濯物が終わったらなるべく早く干す事
- 干す時は間隔をあける事
- 空気がこもらない場所を選び、換気・空気の循環を心がける事
- 洗濯機は使用後、ふたを開けておく事(定期的に洗濯槽を掃除するのも〇)
以上が、部屋干しの嫌な臭いを防ぐポイントとなります。
乾燥機や脱水機能も上手に活用するのもアリです!
乾燥機などを使って、乾きやすくしましょう。
お風呂の残り湯を使う場合は、すすぎの時は綺麗な水を使うようにしてください。
理由は、雑菌が残らないようにするためです。
まとめ
- 部屋干しにはメリットとデメリットがある
- 部屋干しには適さない場所もある
- 部屋干しで乾かなかったら扇風機やアイロンなどを利用する
今回は、部屋干しについてお伝えしてきました。
部屋干しのメリット、デメリットがありましたがいかがでしたでしょうか?
9割以上の方が部屋干しをすると言われている現在。
洗濯グッズなどもいろいろと充実しております。
そういった物を上手に利用し、適したところに干し完璧に乾かして、キレイな服を着るようにしましょう。